こんにちは。
今日は昨日の青海島の模様をお送りします。
僕は自分のドライが2着とも壊れているのでロクハンと知床フードと知床グローブで潜りました。
寒いと思うので、知床の湯を2包、きき湯を少々、お腹の中にブレンドして入れておきました。
この日は青海島ダイビングサービスさんがダイビングサービスをお休みしていました。
施設は開いていました。
学科講習をやっていたからです。
ダイバーは僕たち以外は誰一人としていませんでした。
海に入ると16度でした。ひにゃりしました。
首から肩にかけて入ってくる水の冷たさは明らかに志賀島のものとは違いました。
水面をのぞくと、もやもやの浮遊系の潮が入っていることに気がつきました。
およそ二年ぶりとなる浮遊系との遭遇に僕の気持ちはお正月の凧のように舞い上がりました。
青海島初めてのとくさんと直太朗さんがいたので、浮遊系は一旦置いておくことにしました。
洞窟へと向かうことにしたのです。
とうぜんですが、僕の後ろ髪は束にされてぐいとひかれました。
それはそうです。普通にはあまりみれないクラゲがあたりまえのように浮いているんですから。
青海島にあってはオキクラゲも最大サイズで浮かんでいます。
僕にとってはということですが、オキゴンドウ(鯨)の最大サイズなんかよりもロマンがありました。
僕は鳥にしろ、クラゲにしろ、キアンコウの幼魚にしろ、どこか浮いて飛んでいってしまうような生き物が好きみたいです。
ひとりもダイバーがいないクラゲが浮かぶ海。
マンタとヒトで溢れかえる石垣島の海よりも100倍素敵な海だと思います。
体操のリボンのように見えるのはケムシクラゲと言います。全長5m以上はありました。
細くなっているつなぎ目が波の力でひきちぎれそうになっていました。
洞窟への道中、クラゲの数は減っていきました。
もっとよくみていけば、ホウボウの幼魚なんかいたのかもしれません。
水面直下を移動して幼魚の捜索を続けたかったのですが、ここにいすぎてしまうと時間がなくなってしまうので、帰りに見ることにしました。
クロイバラウミウシ。
洞窟の入り口にいました。
つるつるとした岩の上にいると目立ちます。さくらんぼの種みたいに見えました。
洞窟のすこし先にはサクラミノウミウシがいました。
ここで行き止まりです。奥行きは10mです。
水面にあがりました。水深は6mです。
洞窟を出ました。
夏の海にはない光の明るさがありました。
透明度があがったことが要因です。
洞窟から沖の方に行きました。
すると、セトリュウグウウミウシにでくわしました。
青めのホヤを美味しそうに食べていました。
本体の配色は黄色、紫、オレンジ。
みなさんからはどう見えているのかわかりませんが、なおたろうはセトリュウグウウミウシではありません。
そしてなおたろうはさむがりません。なおたろうはあったかいです。思いやりがあるんです。人一倍。
浅いところに戻ると、イッタンモメンのようなオビクラゲが泳いでいました。
オワンクラゲがいました。
赤く光りました。
1本目あがりました。
16度の水温で体が冷えていたせいで気がつきませんでしたが、混合された入浴剤のせいで、僕のお腹から首すじにかけての広い範囲でかぶれていました。
ぼこぼこと皮膚が急性の蕁麻疹のように盛り上がっていました。
皮膚の上でぱちぱちと炭酸がはじけているような痛みがありました。
大きめのTシャツを着ていてもジリジリと痛みが走ります。
アフリカの地図のように区切りがついてあったので減圧症ではないことはわかりました。
そこだけは救いでした。
2本目はあきらめて病院にいくことにしました。
調べてみると長門にある皮膚科は全部しまっていました。
どうしても受診したいときは、萩まで行けば開いていると言われました。
萩までいくと往復1時間以上かかります。
薬局でステロイドを買って塗ることにしました。
たぶん、病院に行っても同じような薬をもらうだけだったおもいますからそれでよかったとおもいます。
現在は半分ほど腫れがひいています。
2本目は「月の砂漠」。
ハナハゼが岩場に群れる。
セトリュウグウウミウシ。
ダイダイウミウシ。
サラサウミウシ。
アオウミウシ。
サガミミノウミウシ。
クロシタナシウミウシ。
シロウミウシ。
キヌハダウミウシ。
イシダイ。
カサゴ。
浮遊系はすっかりいなくなっていた。
特筆すべきことはありませんでしたが、何事も経験です。
一度地形を見ておくことは決して損にはなりません。
というわけで青海島の様子でした。
RIO