2/4 2020年GULLディーラーミーティングIN福岡

メイドイン東京で知られている元ゴム屋のキヌガワ社。

キヌガワ社の中で展開している一番有名なブランドは「GULL」という名で知られています。

他には COCOLOA、AQAがあります。

GULLのマスク、スノーケル、フィンの軽器材に関しては「耐久性」「デザイン」「装着性」全てにおいて信頼が高く特にプロダイバーに人気です。

 

都市型のインストラクターはそうでもありませんが、沖縄や海外のインストラクターが使っている器材はGULL一色です。

なぜなのかわかりませんがみんなGULLが大好きです。

だからといって他社さんの器材が悪いというわけではありません。

いいものもいっぱいありますし、僕も愛用しているものもたくさんあります。

強いていうならばGULLのマスクやフィンはアップル社のI-PHONEで、他の器材メーカーはアンドロイドといったところでしょうか。

アップル信者はどれだけアンドロイドの革新的な新製品が出てもI-PHONEを買います。

機能がアンドロイドに負けていて値段が高価でも絶対に乗り換えません。

I-PHONEの優れているところを探しだし巧みに宣伝します。

イマイチな部分は目をつぶり、次回作を辛抱強く待ちます。

例えが適当かどうかわかりませんがそれに近い印象を受けます。

信者を作りやすい理由はGULLが職人気質のメーカーだからだと思います。

GULLの器材は全て東京で企画し日本人が作ります。

素材にこだわり手間暇かけて繊細に仕上げます。

日本人は日本人が作った繊細なものを好みます。

それは素材を重視してきた着物の文化から来ているようにも思います。

外国人とは違いそういったモノを選別する目も日本人は備わっています。

だから日本から遠く離れたリゾートで働く人たちは無意識に日本の繊細さを求めてしまうのかもしれません。

繊細なものに囲まれている国内のダイバーは海外に惹かれてしまうのかもしれません。

 

さて今日の博多で行われたキヌガワディーラーミーティングで飾られていたチタンの削り出しで作ったマンティスはモノ作りにこだわるGULLのコンセプトマスク。

お値段40万円ほどですがすでに一つ注文が入っているそうです。

持ってみるとかなり重いので実用的に使えるのかわかりませんが、傷が入らないように潜ったり片付けたりすると思うのでダイビングがうまくなるかもしれません。

ダイブショップサンライズ マンティスチタニウム

お金に余裕がある方は買ってみてください。

世界に9個だけ販売されるそうです。

近視用のレンズを入れれば通常のメガネとしても使用できます。

お気軽にどうぞ。

 

こちらは生ゴムで作ったスーパーミュー。

触るとグニャグニャしていてゴムを集めた作ったことがわかります。

こんな柔らかいゴムに色々混ぜて色んな硬さのゴムフィンを作るそうです。

スーパーミューはブレードの硬度80でキールの硬度85と硬さの違うゴムを部分的に使い分けて作っています。(硬度の数字は大体あってると思いますが記憶は曖昧)

ちなみに普通のミューは全て同じ硬度で作られていると言ってました。

ダイブショップサンライズ スーパーミュー

 

今回からGULLは福岡の器材展示会には参加されません。

製品開発にかける熱い想いをディーラーの僕らにきちんと伝えたいとのこと。

そんな職人気質の心意気は会場にも溢れていました。

ダイブショップサンライズ GULLマスク

 

基本的に大きな変更はありませんでしたが、僕はフレームがざらざら加工に施されたマンティスLVが気になりました。

ダイブショップサンライズ マンティス

このままコーディネートに取り入れてもおかしくないような気がしました。

これからのマスクはアパレルの小物として視野に入れても良さそうです。

 

もう一つマスクで気になったのはこの横長のマスク。

新しい形に惹かれました。

これは天神のセレクトショップに置いておけば、アパレル系インフルエンサーがYOUTUBEで広めてくれそうです。

インパクトもあり、つけ心地もかなり良かったです。

ダイブショップサンライズ  GULL

 

顔が小さい店長がつけるとザーマスメガネみたいになります。

ダイブショップサンライズ GUL L

その他、僕が気になったのはウインターグローブ、ウエット用のファスナーがないブーツ、防水バッグパック、キャスターケース中型でした。

 

最後に

今回から発売される素潜り専用ブランド「GULL SKIN」も見てきました。

ダイブショップサンライズ GULLSK IN

素潜り専用に開発されたカーボンフィン、ウエットスーツ、マスク、スノーケル、ウエイトベルト。

カーボンフィン、ウエットスーツはスキューバダイビングでは使えないので本当に素潜り好きな人向けです。

カーボンフィンに関してはリーズナブルな価格でしたのでカーボン初心者にはいいと思います。

新しくなったソフトミューはスノーケリングやライトな素潜りに向いているようです。

 

また二年一回の発売だったバラクーダが今年から毎年発売されます。

その代わりホワイトとブラックは出ません。

ダイブショップサンライズ バラクーダ

生き残りをかけて新しい市場に挑戦する意気込みは伝わりましたが素潜り器材はスキューバ器材のようにコンスタントに売れる市場ではありません。

にもかかわらず各社素潜り市場に着手していく様子は年を追うごとに強くなっています。

果たしてどれだけ売れるのでしょうか。

僕がやっている素潜りコースでは器材を欲しがるお客さんは1/4程度です。

スキューバよりも圧倒的に少ないです。

器材を欲しがらない人たちは口を揃えてこう言います。

「できるだけ身軽に潜りたい」

素潜りしたい人はどこかミニマリストのような傾向があるからです。

(単純にお金がなく器材買えない人もいますが)

だから器材なんて最小限でいい。

可愛くなくていい。

使えればいい。

安くていい。

何かに束縛されていて自由になりたいという願望が奥底にあるのかもしれません。

海でなら自由になれる希望があるのかもしれません。

しかし海で自由になるにはそれなりの装備がないといけません。

中国産の安い登山靴を履いて、100均のカッパ着て登れる山はせいぜい標高500mくらいです。

それと同じです。

楽しくもありませんし上手くもなりません。

当たり前ですが自然は厳しいのです。

時には命をも奪うのですから。

 

とはいえ、そろそろダイビングというもののあり方を考えないといけない気がします。

ダイビングのニーズがどこか違う方にあるような気がします。

 

そんなことを考えながら1日を過ごしてきました。

ダイブショップサンライズ 鬼怒川

 

RIO