海に続くのは山、ということで我々は山に行く。
小雨でも行く。
た。だ。し。
滑って危ないので9合目から登る。
今回のルートはキャンプ場を通り過ぎて、てっぺん。
下って権現神社行ったら、キャンプ場戻ってお昼ご飯。
つまりここまではハイエースくんの登山だったわけね。
お疲れ様。
霧の山道を歩くこと10分。
霧の湖に着く。
雨は止んで、霧だけが残る。
その光景は息をのむほど美しい。
ここは日本なのか、それともアンデルセンの世界なのか。
湖のほとりを歩く。
山道に入る。
暑くもなく寒くもなく霧が覆う世界。
全ての落ち葉が、冷ややかな粘度を帯びていた。
蜘蛛の巣までもが、その効力を失っているように見えた。
その上を気怠そうに跳ねる生き物。
15センチはある落ち葉に擬態したニホンヒキガエルだ。
めっちゃ可愛い。
ペットにしたい。
でも、表面に毒がついているから、素手で触れないのが残念な雰囲気。
他のみんなは遠目で観察するだけで、カエルにはほとんど近寄ってこなかった。
これはさすがに寂しい気持ち。
ひろしだけは賛同してくれた雰囲気。
純真ひろし。
他のみんなは、カエル🐸から逃げるように山頂へ。
私も寂しい気持ちで登頂。
所要時間30分。
ここからの眺望は霧一色。
すぐ下山。
次は権現神社。
権現(ごんげん)は、日本の神の神号の一つ。日本の神々を仏教の仏や菩薩が仮の姿で現れたものとする本地垂迹思想による神号である。
ここの神社は「宗像三女神」が祀られていた。
不思議だ。
キャンプ場まで戻ってきて、お昼ご飯を食べた。
缶蹴り(ペットボトル)、かくれんぼをして、遊ぶ。
1時間、森の中を走る。
私は鬼の役ばかりをさせられたので、運動量は3倍近かった。
ひどい。
ハイエースくんが下山を頑張って、作礼山の麓にある環境芸術の森にきた。
入場料一人七百円。駐車場五百円なり。
テーブルからの跳ね返しの写真でバズったところ。
写真で見たら、まあまあいい。
でも、実際は、おばちゃんが横にいて、何度もこのような類のセリフを連呼していて、とっても興醒めだったのだ。
「さあお客さん!今が見頃の芸術の森だよ。机の上に備え付けてある布が見えるかい?そこにスマホをちょこんと置いて、思いっきりシャッター切っておくんなし。漆ぬりの机に反射する紅葉が、SNSでいいねが百個入ることをきっちりキチキチ確証してくれますよ!さあさあさあさあ撮ってらっしゃい、見てらっしゃい」
とこんな具合だったからだ。
人の手を加えて、せっせと綺麗な森にしたのはわかるんだけど、自然というのは、何気ないからいいんじゃないのかい?
ここがなんで人気スポットなのか、よくわからなかった。
去年、ひろし部長に連れて行ってもらった基山の寺の方が断然良かった。
確かに、映えそうな写真は撮れそうだけど。
こんなんとか。
こんなんとか。
こんなんとかも。
こんなんとかね。
でも、写真が上手くないと、意味なしだけど。
これはちょっと微妙か。
何気なくいたサワガニを、手のひらで捕まえて、持ち上げて、カニが逃げて、石の上に甲羅から落ちて、カニの足が一個もげてしまって、落とした張本人が落ち込んで、紅葉の前でたたずむ。
そんな光景を見るのが私は好きだ。
よく見ると頭の薄い二人。
帰りに見帰りの滝に来た。
見帰りの滝で筋トレ。
ここの方が環境芸術の森よりも綺麗だった。
美しいものを見た時の感性っていうのはバラバラなので、私の言ったことは、へ〜そうなんだ、くらいの気持ちで聞き流してください。
最後に今回参加してくれたみなさん一人一人に謝辞を述べておわりたいと思います。
ひろし部長
3本立ての観光登山プラン完璧でした。
ひろし部長が立てたプランを私が最終調整をしていくシステムが上手く機能すると「とってもいいね」と、てるちゃんからお褒めの言葉をいただきましたが、私もその通りだと思います。これからもその調子でいきたいと思います。
今回の霧の湖は、偶然だったかもしれませんが個人的にはマジで良かったです。
今回こなかった人はマジで損していると思うぜ!
てるちゃん
運転ありがとうございました。
てるちゃんの自宅から天神までの走行距離を合わせますと、大変長い運転時間になっていることが容易に推察されますが、てるちゃんがこうやって運転してくれることで、私たちも全力でサービスができています。
こうやって支え合うのがサンライズのやり方。ギンギラギンにさりげなくみんなで頑張っていきましょう。
これからもよろしくお願いいたします。
店長
店長が来ると、場の空気が明るくなっていいです。
特に驚き系のリアクション芸がとてもいいです。
森の中でも声がよく通るし、ツッコミも冴え渡ってるし、そういうところもいいです。
この調子でどしどし登山に来てください。
みんな待ってます。
あやかちゃん
あやかちゃんの地面こけるシリーズが私は大好きです。
今回は「カエルからの逃げ」からの「悲鳴」からの「地面ごけ」という3段落ち。まさに職人芸でした。
そして、男性連に炸裂する、氷のツッコミ、とてもいいと思います。
これからもクールでスパイシーなあやか語録お待ちしております。
今年の冬は寒いらしいぜ!
熱くしてくれよな!
琴音
琴音がいることで、ギスギスした雰囲気がなくなっちゃうよね。
今日も私と店長とあやかちゃんとまゆこんぐで作り出すギクシャクした雰囲気をまろやかにしてくれたね。
ありがとう。
琴音のことをいつも生クリームみたいな女の子だなあと思っているよ。
いつか、三段重ねたアイスクリームの上に琴音をちょこんと乗せて、琴音パフェを作りたいと思っているので、その時はいつにも増して白い服を着てきてくださいね。
おつりお!
まあさ
今回撮った写真の中でまあさの撮った写真が一番センスがありました。
そういう写真がたくさんあるとブログを書くのがすごく楽になります。
特に私が筋トレしている動画が今日いちでした。
あれはYOUTUBEに使いたいと思います。
ありがとうございました。
まあさは山育ちだからイノシシみたいに足腰も強いし、頼もしいです。
ただ、車酔には注意してね。次回の参加も待っています。
まゆこんぐ
どんなイジリにも、どんな暴力にも、どんな仲間外れにも屈しない強靭な精神で、みんなのことを陰から支えてくれてありがとうございます。
あなたを見ていると、私たちの悩みがとてもちっぽけで、取るに足らないものだという気持ちにさせられていきます。
それは、と・て・も、すごいことだと思います。
そうかと思ったら、
まゆこんぐが長年気にしていたことが「マジでくだらなかった」ことが発覚しましたね。
くだらなさで言ったら、私のまぶたの上にあるシミレベルでしたね。
こんなに強靭な精神を持った人でも、繊細な部分ってあるんだ。
そんな新しい知見を授けてくれたこと、とても感謝しています。
そして、あなたの風呂場の向こうから聞こえてくるヒャヒャヒャっという笑い声、大好きです。
これからも応援しています。
というわけで、また来週。