- こころなしか、天神は人が少なく
秋雨を避けるようにひっそりとしています今日、みんなは辰ノ口に行っていますが
僕はお留守番お店にいると、運送会社からお届け物が
届きます開けてみると、ドライスーツ
僕、店長、めぐちゃんのドライ
が届きました真新しいドライは、やる気エネルギーが
宿っているように感じます今回の
僕のテーマはブルー&ホワイト僕が、黒いスーツで潜るのが嫌いなのは、
潜った後の「気分」が全然違うからなのです片づけやメンテナンスも含めてです
ですが、僕のようにガンガン潜るインストラクターは
丈夫な素材でないと、すぐに破れてしまうので、
その場合は「黒一択」になってしまいますまあ、ラジアルもメッシュスキンも「黒」しかないので
仕方がありませんウエットスーツは、夏の日差しを浴び、高温多湿で使用する
ため、表面の生地やマークがはがれてきたり、両面とも水に触れるため、
圧力や塩素、塩水の影響を受けやすく、生地が傷んでくるのが早く、
破れたり、薄くなって寒さを感じやすくなってきますですので、低~中グレードのウエットスーツは逆に
コストパフォーマンスも悪いし、寒さが嫌いな僕は
できるだけ「丈夫な素材」そして「暖かい素材」で
作るようにしています(黒だけど思いっきり我慢)しかし、「ドライはそこまで痛まない」ので
水温と状況で使い分けています水温20℃から23℃くらいで、
海も荒れてない、もしくは
ツアーなどにもっていくなどの
いわゆる春・秋用には
⇒普通の素材で起毛無し
(落ち運びもラクチンのミニオンドライ)水温11℃から20℃の
冬の時期で海が荒れてない時の
講習やガイドには
⇒普通の素材で裏起毛
(今回買ったブルー&ホワイト)冬の時期で
海が荒れてるときや
体験ダイビングなどでお客さんを守ったり
講習がハードなレスキューやガイドの場合は
⇒ラジアル&裏起毛
(動きにくいけど、ものすごい頑丈。でもブラックカラー)昨日、おっくんがドライを買いにきた時、
すぐ破れたり、壊れたりするのがとにかく
ストレスだと言っておりましたが、
ドライは少しでも穴が開くと水が浸入してきますウエットであれば、ピンホールなど全く気になりませんが
ドライのピンホールはストレスです汗をかいて少し濡れるのはそこまで気にならないのですが、
「塩水」は不快なのです新規のお客様にドライを売るときは、月に1回程度
潜るであろうという想定で販売します
しかも、そこまで「ハード」に潜らないという
前提ですしかし、月に2回ないし、3回潜ったり、
ハードな環境で潜ったりする方には
サンライズが通常販売している
「エントリークラス」のドライスーツでは
2年から3年も経つと修理の限界がありますなぜなら、生地にしても、縫製にしても
バルブにしても、「安いなり」のものを使用して
いるからです要するに、H&Mのジーンズの膝が破れてきたのを
一生懸命直して使用するようなものです。
そのうち、お尻も破れますし、チャックも壊れますし
ボタンもとれます。
でも、値段は4000円くらいはしていますので、
もう少し使いたいと修理を重ねるのです
(そのうち修理してもすぐ壊れるようになります)
しかし、8000円も出せば、いい生地の
ジーンズはどこにでも売っているのです釣り道具でも、最初は竿とリールが一緒になったパックの
安いやつを買って、徐々にはまってきたら、ショーケースに
ある、高級な竿やリールを購入するのと同じように、新規の方には、
基本的にエントリードライをおすすめしています。しかし、最初からガンガン潜る方には
エントリークラスは絶対におすすめしていません
修理中に、レンタルドライで潜るのも
ストレスだし、修理代もかかるし、
コストパフォーマンスは、お金だけでなく
「精神的にも悪い」からですまた、エントリークラスのドライは使用していくと
生地がすぐに「薄く」なるので、寒さを感じやすくなります
しかし、上手くなればなるほど、寒さを感じやすく
なりますので、反比例して「不快」が増えていきますですので、色んな意味でドライに「不満」が出てきた時は
「買い替え時」なのかもしれませんねちなみに、僕は「一滴も濡れずに潜る」が
ドライスーツのテーマでもありますなぜなら、ドライスーツはウエットスーツと
違い、脱いだら体は全く濡れていないので
水と陸の切り替えが「完璧」だからですさらっとした状態で休憩するのは、
なんともいえない爽快感に包まれますその微細な「爽快感」にこだわるのか
こだわらないのかそこがダイビングを
「一日通して」楽しむ場合にとても重要なのですRIO