2019年福岡の海の特徴

ダイブショップサンライズが、年間200日以上海に通って調べた、2019年の福岡の海の特徴をまとめてみます。

◉フジナミウミウシとムカデミノウミウシが多かった

◉セスジミノウミウシとミズタマウミウシは出なかった

◉ハコフグの幼魚がいなかった

◉ハリセンボンが多かった

◉ハナイカの卵があった

◉大量のアオリイカの産卵シーンが見れた

◉ホムラスベヨコエビが初めて見れた

◉ヒメジが多かった

◉オビアナハゼが出てきた

◉アラサキガンガゼが多くなってきた(3年ほど前から出てる)

◉クサフグの産卵は5月下旬だと思っていたら、GWに終わってた可能性がある

◉夏、アンドンクラゲの数が異常に少なかった

◉ソフトコーラルが志賀島に全体的に増えた

 

大体、こんな感じでしょうか。

実際は、もっとありそうですが、現時点では思い出せません。

思い出せませんが、「記録」としては付けています。

海の変化は、毎年、毎年、予想がつかないので面白いですよね。

いきなり、ウミガメが出たりするわけですし。

こういった変化を長い目で追っていくと、ウミガメが出る年は、この生物が見れるとか、潮がこうだとか、一定の法則も導かれていくのです。

 

そういえば、以前に非常勤で努めていたダイビングショップから10人以上のダイバーが抜けて、自分たちでダイビングを企画して、海に行くようになったグループがありました。

当時は勢いがあり、楽しそうでしたので、僕もよく遊びに行ってました。

その方たちのSNSを見る機会がありましたので拝見してみたところ、何年も前にダイビングをやめているようでした。

では、なぜ空中分解してやめてしまうのか。

それは、ヒトもモノもコトが閉鎖された空間にありますと、「知識の集積」が起きづらいからです。

最初のうちは、これまでの知識や経験の蓄積があるので楽しくやれますが、枯渇してきますと、ネットや書籍の情報に頼らざるを得ません。

誰でも検索できるネットや書籍の情報だけでは、自然のリアルな状況もわかりませんし、開拓されていないスポット、他人の経験談から得られる情報、プロのスタッフや漁師などから得られる地元の情報なども一切わかりません。

つまり、ダイビングのように、「知識で遊ぶ」レジャーにおいては致命的です。

自分たちだけで行くメリットは、知らない人がいないので気兼ねなく遊べること、潜る場所によっては若干安い、くらいとなってきます。

それをどうにかするには、そのグループの誰かが、実際にお店を開いて、ダイビングのプロとしてやるしかありません。

それも、片手間ではいけません。

片手間では、いい知識と情報が集まりませんから。

そして、そのグループの新陳代謝を図り、どんどん入れ替えていく必要もあります。

最終的にはそのグループの初期メンバーは誰も残っていないかもしれませんが、そうすることで知識が集まってきます。

つまり、知識というのはエネルギーであり、エネルギーを循環させることがダイビングショップの役割となります。

人とのつながりもエネルギーですから、いつまでも同じ状態ではいられないんですよね。

エントロピーはいつでも増大していますから。

 

RIO