- 連日海では、五島ツアーをあげるタイミングがないので、
無理やりねじこんでいきます。追い山が行われた、7月15日の夜発の
五島行きフェリー「太古」に乗船する前に
下の「とりあん」にて腹ごしらえ(打ち上げ)をしました。
この中でツアーに参加するのは、つぼやんと僕だけ。
僕は海帰りからの打ち上げだったので、ツアーの用意が
全くできておらず、30分で切り上げたので
料理の大半を食べることはできませんでした。もちろんビールも飲めません。
なぜなら、今回は車ごとフェリーに載せるスタイルで
五島に挑むからです。ベイサイド発の「太古」は数年前に新造されたばかりの
大型フェリーで、思ったより現代風にデザインされた内装に驚きました。
サンライズ一行は、雑魚寝は嫌なので、「グリーン寝台」を予約しましたが
テレビがベッドごとにつけられおり、全てがクリーンな状態で
快適そのもの。こんなにお金をかける五島のフェリーは、五島全体が
観光に気合いを入れている証拠であり、実際に
世界遺産に登録申請している教会が何個かあるわけです。
過疎化が進む離島では、生き残りをかけた戦いがこんなところから
はじまっているのです。そして、朝の5時過ぎに上五島「青方」に到着すると
エスティマに乗り込み五島に上陸。すると、フェリーを下りてすぐに大きく手を振るけいちゃんの姿が
ありました。完璧な笑顔と時間にお出迎えをしていただき
ありがとうございます。フェリー乗り場も新しい場所に移動し、快適な
仮眠室まで完備
枕も毛布も置いてあります。うっちーは朝から「コアトレ」。
ダイビングで迷惑をかけないよう余念がありません
朝からこんなに鍛える50代は見たことありませんw
この場所はほとんど人がいなかったので、自由にコアトレ
できたわけですが、フェリーの中にはあれだけ人が多かったのが
嘘のように誰もいなくなりました。降りてしまえば、のどかな田舎。そして、黒いTシャツにオレンジの短パン姿は
一瞬、「マエサチ店長」と見間違えましたが、
店長より少し小さい今回の五島をフルコーディネイトしてくれる
「けいちゃん」と記念撮影。
ちっちゃくて、やさしくて、キュートで
素敵なガイドさんに今回の旅を託します。それでは出発。
港までは15分。信号がほとんどない道路の15分は
天神の15分とは「距離感」が全然違うことをわすれていました。時間などほんとにあてになりませんね
港に着いたらお着換えタイム
全員男性だったので、その辺で着替えましたが、
すぐ近くにトイレと個室らしきものがあるので、
女性でも安心して着替えることができます。船はいわゆる「瀬渡し船」ですが、貸し切りですし
トイレも完備されており、離島のダイビング船には申し分
ありません
胸をはだけたふーみんは、そのローション何に使うのかな?
ひゃひゃひゃポイントまでは30分。
瀬渡し船のスピードで30分というと
かなりの距離を進んでいくわけですが、
上五島の北、「小値賀島」の方まで来ていました。
しかし、ベタ凪なので、船酔いはありません。
まあ、酔う人は酔いますが。
1本目は、金、銀、銅からなる切り立った3つの岩が特徴の
「三ツ瀬」。
上五島のポイントではかなりメジャーな場所。水に入ると、ひんやり24℃
五島は海流が複雑で暖かいとこと
冷たいとこが入り混じっています。フードベストがあれば寒さは感じない水温
体があったまっているので、むしろ涼しく感じます。三ツ瀬は切り立った岩の間やトンネルをくぐる
地形と魚の群れが一気に楽しめる場所
潮通しがいいんですね
辰ノ口でおなじみのオルトマンワラエビ発見
足が折れそうな細さ辰ノ口ではあまり見ないハナオトメウミウシ発見
きゅうちゃんがいたら、張り付いて動かなそうキンチャクダイもあちこちで群れていました。
黒潮を感じますね最後にカエルアンコウを探しましたが、
見当たらず、安全停止をして浮上。カエルアンコウは見かけによらずよく移動
するので、見つけるのは運次第。僕はひさしぶりに深いところで潜ったので
新鮮でした。2本目は、15分ほど戻った場所にある
「見附島」
この島は木がなく薄ぺったい小さな島。
のんびり魚捜索ダイブにはもってこいの島のようです。降りていくと、水深20mの場所にヤズの群れがいました
それを見つめるクマノミ。
優しそうに見えて、近づくと噛みついてくるのは
なぜだろう。キイロイボウミウシもいました。
キイロとクロの警戒色で、堅く、頑丈な皮膚をお持ちの彼は
堂々と岩の上にただずんでいました。その中でもこの子が一番
目立っていました。
なにかわかるかなこんなに大きいと随分いいお値段しそうですよね。
この辺に「さし網」が入ると、一気にいなくなるそうです。
いまのところ無事でした。
しかし、近くで見るとまあまあ迫力があります。高知では食用で人気の「ウツボ」
ハコフグも食べてる地域があるのかもしれないしろやんはひっかかったアンカーを持ち上げて、
移動させようとしていました。
しろやんは見た目や言動からは想像できないほど
海の中では「狂暴」になるのが面白いですねしろやんは、シャチになりたいのかな
ダイビング終わって、寄港したのが12時30分。
お腹ペコペコの僕たちは早く着替えて、
けいちゃんに美味しい五島うどんのお店に連れていってもらいましたシャチになりたい、かしこいしろやんは一人だけ、
頭を使う料理を注文。
くそ暑い時期に「地獄炊きうどん」の作り方を店員さんに
習いながら調理するしろやん
シャチのような一面と、陸上では気難しそうな一面が垣間見える
しろやんでした五島うどんを食べたら、けいちゃんガイドで
観光タイム教会に入ると、キリスト教徒ではなくても
一気に厳粛な雰囲気に包まれるのは不思議です。まあ、笑ってますけどね・・・
明治43年に竣工した聖母マリアを信仰するカトリック教会ここでは、通常のお祈りの場としてだけでなく
地元の人の冠婚葬祭が行われるようで、教会がこんなに
密着しているのは五島ならではです。そして、僕が偶然座った机の下から
ナカシマくんの名札が・・
なんとも言えないシンクロニシティーを感じました。そして、矢堅目の塩工場を見学しました
暑い中で、煮えたぎった塩釜の説明をしてくれる
優しい五島のおばちゃん
薪をものすごい使いますね
まあ、その辺一帯が山だらけなので薪はいくらでも
あるのですが、切ってくるのが大変です出来上がった塩はこんな感じ
僕は煮た塩も好きですが、栄養学的には
天日干しの塩の方がよいです遊んで疲れ切った一行は、
若松島にある民宿へ一路車を走らせること
30分。海の日に関わらず、人が誰もおらず
貸し切りでした夕食は、
海の幸と山の幸がふんだんに入った
スペシャルなコースでした
その辺で取れたサザエバリうま!
WITHけいちゃんの楽しい夕食でした最後は
きれいな星空でおやすみしました
撮影者:星空フリークつぼやんパート2に続く・・・