こんにちは! 篠原さおりです。
今日は、レアで愛らしい魚について書こうと思います!
残念ながら九州では見られないのですが、とっても可愛い魚なので読んでみてね☆
その可愛い魚はこちら☆
ぽてっとして、どっしり感もあるこの魚は「クチバシカジカ」。
カサゴ目・カジカ科に属します。
カジカ科は300種類以上もいるのですが、こんなおもしろい姿のカジカは他におりませんよ。
ちなみに九州でも見る事が出来るこちらのアナハゼも、同じカサゴ目・カジカ科。
こちらは魚らしい姿。全然違いますね。
クチバシカジカの大きさは体長6~7センチほどの、ザ・2頭身。
体がぽっちゃりして魚っぽくない。
しかも、顔がイノシシに似てるんです。
ますます魚っぽくない。
浮袋を持たないので、水中をすいすい泳ぐのではなく、
胸鰭(ムナビレ)を使ってちょこちょこと這うように動き回ります。
その動きがたまらんほど可愛いのですよ。
名前の通り、口がクチバシのように突き出ていて、
それをずっとモゴモゴと動かしている姿がまた可愛い!
ちなみにクチバシカジカの英名は「GruntSculpin(グラントスカルピン)」。
「Grunt」は「ブツブツ小言を言う」、
「Sculpin」はカジカ。
こんなに可愛いのに、ブツブツ小言を言うカジカ・・・。
これだけ聞くと姑のようです。
動く姿はとっても可愛いので
見てみたい方は動画を検索してみてね!!笑
クチバシカジカはまん丸真っ白な卵をたくさん産みます。
メスが産んだ卵を、約70日の間孵化するまでオスが大事に守ります。
性格が臆病なので、いつもは岩の隙間など奥の方に隠れているのに
卵を守る時は、穴の奥から出てきて外敵を寄付けないように頑張っているんですね。
見られる場所が三陸海岸の南三陸エリアだけいうレア度満点のクチバシカジカ。
たくさん卵が孵って、数が増えてくれたらいいですね☆