嫌いなご報告。

「あの〜今日ちょっと報告したいことがありまして」

ドキッとする瞬間である。

口臭のきつい人が吐いたタバコの煙を肺の奥深くに無理やり流し込まれるような軽い嘔吐に見舞われる。

なぜ、そんな嫌悪感を感じてしまうかというと体は知っているのだ。

ちょっと報告したいことにロクなことがないことを。

しかし、僕は立場上、報告を聞く側の人間である。

仕方なく、報告に対する免疫をつけるためにメンタルトレーニングは欠かせない。

人によっては、やらなくてもいいトレーニングかもしれないが、僕のメンタルはそこまでの頑強さはないのである。

 

ではここで、僕の嫌いな報告を同率1位で4つあげてみよう。

一つ目、転勤になりました。

二つ目、結婚します。

三つ目、妊娠しました。

四つ目、(大きな)病気にかかりました。

である。

最初の3つは、30代までに多いのが特徴だ。

ちなみに、サンライズの客層は30代までが多い。つまり、報告を聞く回数は自ずと多くなる。

年代がもっと上になれば、報告は病気だけになるのでメンタルの負担は軽減される。

日本がもっと高齢化すればいいわけだが、そうなるとダイビングする人が減ってしまうからそれはそれで問題だ。

地方都市の中高年は超がつくほど保守的なので、ダイビングなんて恐ろしくてできるはずがないという声をよく聞く。

開放性が高いご老人は福岡では超少数派なのである。

 

そして、今日、ご報告を言いに来た人がいた。

それはこの人。赤身である。

「ご懐妊」報告をしに現れたのだ。1ヶ月だそうだ。

ダイブショップサンライズ お米

おめ〜このやろう!妊娠しずれ〜とか言ってたくせにすぐできやがってからによ〜!

わざわざ天神の有名な病院に通ってたんなら、せめて1年くらい不妊でいろっていうんだ。

おめ〜みたいなやつがな〜母親なんてのはな〜100年早いんだよ。

調子に乗るのもいい加減にしやがれ!

このやろう。くそ。くそ。くそ。

 

 

と、心の中では大声で叫んでいたのだが、本人の前では平静を装うことにした。

しかしながら、声だけは破れ鐘のようなくぐもった声で

「それはよかったやん。おめでとう」と発するに至った。

いい年をしたおじさんが感情にまかせるのはみっともない。

感情のままにまかせていいのは、20代までである。

それ以上となると、精神の未熟さが目立ちってしまい、どうにもこうにもみっともない。

30台以降は「できるだけ出さないように」心がけるべきである。

 

最近思うことなのだが、苦労を重ねながら40までくるとあきらめが早くつく。許容範囲が大きくなるとでもいうのだろうか。

昔では考えられないことまで許せてしまう。

許せる範囲が度を越して、仕舞いにはブッダの領域まで足を踏み入れることができるのだろうか。

経営は人を神にする力があるのかもしれない。

 

とまあ、報告な嫌なものではあるのだが、それよりもっと心を締め付けられることがある。

それは「やるやる詐欺」である。

スタート時点から、やる気満々ダイビングに超前向きで、こっちもめちゃめちゃ気合い入れて教えたら、もうこれ以上はとりあえずやりませんって言われるやつ。(ものすごい期待させてから落とされるのは、トップロープから雪崩式ブレーンバスター食らうくらい痛いので、それなら普通のブレーンバスターにして。)

今度絶対行きますって行って全然来なくて音信不通になって、5年後とかにまたくるやつとか。

器材買ったのに、半年以上取りに来ないやつとか。

ライセンスの申請して何年もカードを取りに来る気配がないやつとか。

OWの学科だけやって無視するやつとか。

掲載許可取ったのにブログに載せたらプライバシーの侵害だから消してくれとか。(お前のことなんて誰も気にしてねーわ。大体がもてないおばさん)

 

マジ意味不明。(女子に多いのだが。)

 

それに比べると、きちんと筋を通してくる赤身は素晴らしい。

僕は赤身のような賢くて、律儀な女性は大好きだ。

もし、離婚したらすぐに知らせてほしい。

いろんな意味でどうにかしたいものだ。

 

そんな、お母さんになる赤身からサンライズへのアドバイスで今日はしめくくる。

 

夏、僕と店長は海に潜り過ぎてるから、体壊して当然。

労働時間も長すぎる。

なんでもできるスタッフを育てた方がいい。

二人とも体を壊したら、お店の存続に関わる。

しかし、スタッフを育てるのは難しい。

でも、少しでも楽できるようにした方がいい。

 

おい!聞いたか!

DM共!

来年からもっと気合い入れていけよ!おい!

そうしないと、早くもオレの口から重大発表を聞くことになるぞ!

チンタラチンタラやってる場合じゃねぇんだよ!

 

 

PS.

赤身おめでとう。

元気なお子さん産んでください。

とりあえず、まだ気は抜けないけどね。

YOUはGOOOD MOTHERになるよ。

それは保証します。

RIOより