ちょうど10年前の今日、3.11。
ハッキリと覚えています。
翌日に予定されていた九州新幹線全線開通記念の展示飛行をする為に、宮城県の松島基地から航空自衛隊のブルーインパルスが福岡に来ていました。
午後のワイドショーはどこもブルーインパルスのニュースで賑わっていました。
ちょうど一か月前に店をOPENしたサンライズにはまだ殆どお客様がおらず、その頃私は知人宅でそんな浮かれたワイドショーとブルーインパルスを見ようとウキウキしておりました。
しかし、そんな浮かれモードは一変、数分後には全て地震と津波のニュースへ。
その時テレビモニターに映る津波の映像は、まるでスペクタクル映画でも見ているかの様でした。
日常を一瞬で奪い去る街を呑み込む津波の映像は今でもハッキリと覚えています。
その映像は、想像力の乏しい私でさえも大切なモノが失われていく憂いや悲しみを安易に想像でき、人間の儚さを思い知らされることになりました。
もちろん九州新幹線全線開通記念の行事は全て中止となり、その日から日本の日常がガラリと変化したように思います。
あれから10年。
地震と津波で大事なものを失った方々に比べれば大したことではないんですが、日本全国自粛ムードの中でのダイビングショップの営業は容易ではなかったように思います。
しかし、40になり最近よく思うのです。
様々なしんどい状況。
その渦中にいる時は耐えられない消えてしまいたいと思うけど、辛いとか悲しいとか生きづらいなっていう一般的に負とされる感情って人生において実はすごく大切なんじゃないかと。
それが無い、嬉しい楽しいばかりの幸せは、なんとも退屈で、なんとも薄っぺらいなと。
しんどいことや辛い事を経験し、悲しみを味わってはじめて人間の厚みが出てくるのではないかと、そんなことを考えながらブルーインパルスを描きながら3月11日とゆう日を過ごしています、マエダサチコです。
さて、今日はちょっと遅れ遅れとなりますが、先日のプール講習のお話しでございます。
今はこうして毎日とは言わないにせよ、お客様が来てくれることが有難いですね。
さてこの日、非常勤DMのMEGUとは現地施設でお別れしました。
MEGUは呼子へ。(前日のBLOG)
RIOセンセーと前田は施設に残りました。
何故ならオープンウォータープール講習があったから。
講習生の2人が可愛いからという理由でイントラ2人で担当するわけではありませんよ。
実は今後、サンライズのプール講習は全てここで開催します。
諸事情により国富のプールは使用しないことが決まりました。
ここのプールは外なので換気が抜群にいいし、コロナの時代にピッタリですからね。
しかし、悪い事もあるんですよね。
井戸水をひいた屋外プールの水温は、外気温に左右され水温のふり幅が広すぎるということ。
プールの水温は8℃~30℃、その差22℃!!
こりゃ知床並みということですね。
なので、この日、私はRIOセンセーによるスーパー短時間でのプール講習方法を学ぶ為、アシスタントという立ち位置でプール講習を担当してきたのであります。
講習生の2人はやる気満々。
この日の水温は14℃。
まぁ、サウナの後の水風呂と同じ今の玄界灘と同じというわけです。
ドライスーツを着ているとはいえ、プール講習はじっとしている時間が長いので、大体の講習生は1時間もすれば寒がりはじめます。
2時間が勝負です。
暖房の利いた部屋でレクチャーを済ませ、最低限のスキルの練習を冷たいプールで実施します。
なかなかうまくいかないことも多いですが、見つかった課題は全部海へ持っていきます。
水中ヨガも楽しめたようで、楽しく有意義な一日となったみたいです。
お疲れさまでした。
明日はゲスト無しですが海況が良いのでMEGUと2人、久々の志賀島へ行ってきまーす!