世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

冬至は過ぎたといってもまだまだ日が落ちるのが早い1月。

僕のおすすめ本でも紹介して読書の世界を楽しんでもらおうと思ったのですが、本というのは個人の趣味感覚に大きく左右されますので、紹介しにくいのが本音です。

ジャンルも様々ありますので悩みどころですが、今日はこちらを紹介したいと思います。

「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」

出版社:新潮文庫
単行本発売日:1985/6
文庫:上347ページ 下397ページ

第21回谷崎潤一郎賞を受賞した作品(30歳代での受賞は大江健三郎以来史上二人目)。

今年10周年を迎える四人組のバンドを思い出しそうなタイトルですよね。

こちらの小説は冬の雰囲気にはぴったりだと思います。

ここ何日かは暖かかったですが、雪がチラつき出す頃に読み始めるとその世界観にグッと入れると思いますので、是非読んでみてください。

ストーリーは、一角獣が生息し「壁」に囲まれた街(世界の終り)に入ることとなった僕が、「街」の持つ謎と「街」が生まれた理由を捜し求める物語です。

上下巻の長編ですので、慣れていない方はちょっと疲れるかもしれませんが、読み終えたあとは「世界の終り感」にどっぷり浸かることができます。

僕は去年の春ごろ読んだのですが、(その後も物語はどんどん上乗せされています)いまだにその世界観から抜け出ていません。

村上作品は言葉の重みが半端ではありませんよね。

村上春樹の熱烈なファンのことを「ハルキスト」と呼ぶことはご存知かもしれませんが、村上春樹本人は「村上主義者」と呼んでほしいとのこと。

ハルキストはいかにも軽薄そうだから嫌なんだとか。

僕は村上主義者ではありませんが、マニアな作家が書いたマニアな作品は紹介しにくいので、基本的にはベストセラー作家の作品を冬の間だけですが、ちょこちょこと紹介していきたいと思います。

本の世界はよかな〜本ばかり読みながら(本だけ読んでいいような)生活ができたらほんに幸せなことですたい。

 

 

RIO