ナイトダイビングに向かった唐津の夕暮れ。
あられのような夕立と共にゴロゴロ雷鳴ってたから、こりゃ大丈夫かなあと思ってたけど、まあ大丈夫だった。
赤鬼おるからね。
あっきは夕日が綺麗じゃろ。
んで、これがたつぼうの撮った夕焼け小焼。
湾内の緑でナイトプールみたいに見える。
堤防の壁にわんさかいたフジナミウミウシの姿は消え去って、メバルの姿も消え去って、いたのはイカちゃん。
突然、写真のクオリティーが上がったら、あ!たつぼうさんだ!と思ってね。
いつものトンネルを抜ける。
下げ潮だったら、泳がなくても向こう側に行ける。
今回、いそんぎんちゃくちゃんに釣具屋で買ってきたむき身のアサリちゃんをあげてみた。(日本トップクラスの高価なエサメーカー)
ふわふわ浮いてるアサリを手にぺとっとつけて、口の中に持っていって、もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐレオくんよりもよく噛んで食べてた。
うまかろだい。
外海にもイカがまあまあいた。
寝てるアミメハギも大量にいた。
ここはアミメハギの寮なのか。
RIO先生に起こされたアミメハギのアミくんは、寝ぼけて朝顔のグローブに噛みついて、体を安定させようとしてたけど、グローブに突起なんてないから噛みつけない。
噛み付く場所を探そうと、朝顔のコンパスと腕の間をうろうろしていた。
それを可愛いと思った朝顔はグローブの中に入れて、現在、ウィンちゃんと一緒に家で飼っているのです。
ヤドカリさんはアミくんとは反対に、近寄ってくるものには頑強なハサミで応戦してきた。
舌打ちした朝顔さんはヤドカリくんを砂の中深くに埋めてしまいました。
むぎゅー
中立的立場のエビさんはインドの首相のようににこやかにその場の眺めていたので、中立的立場を主張する朝顔さんもにこやかに微笑み返してました。
やたらと中層に浮くことに専念していたアオヤガラのアオくんは、まあさにダツと間違えられて泣いてました。
頭をこっちを向けられると、
ミサイルの照準を合わせられた!飛んでこないで!
てな、ことを思われていたみたい。
アオくんが飛んできても、口は尖ってないから、体にはささらんだろうし、あんまり痛くないだろ。
お母さんに謝りなさい。
そして、タコさんの話。
8月はいっぱいいたのに、今回はトータルで4匹。
テトラの間をうろうろしてた。
アサリをあげたけど、無視された。
お前なんて嫌いだ。
子供のウミヘビがいっぱいいたからアサリちゃんをあげてみた。
食べ方うちのジーナさんに似てた。
昼間もこんなにパクパク食べるのかな?
今度、あげてみよ。
捨て瀬の内側、アマモの中にも生き物はいる。
ハオコゼ。
誰だって小さい時は可愛いのさ。
メリべの大群。
手に持つと海藻にしか見えません。
ライトなんか気にせず、アメフラシと一緒にご飯を食べる。
細かいことは気にしない性格がとってもいい。
食中植物にも見えてくるよね。
ていうか、たつぼうが使ってたライトが11000ルーメンもあったから、宇宙からの使者みたいになってた。
(36000ルーメンのやつが一番強いのでこれは2番目の強さ)
弱くして使ってたみたいだけど、このライトで後ろから照らされると手持ちのライト要らなかった。
車のヘッドライト(HID)が平均3000ルーメンだからその3倍強い。
ハロゲンライトなら1500ルーメンだから10倍強い。
そして、長年の経験と技術と最新の器材を駆使するとこんなイカさんが撮れるのだ。
すっばらしいね!
クロイシモチの口に入ってる砂つぶもこの通り。
間違えた、卵つぶ。
最後に総評。
タコ減ったけどいたらちょっとでかめ。
イカはなんぼでもおる。
今年の夏は水温が上がったり下がったりしたからよくわからん。
とりあえず、1年間は毎月ナイトする。
話はそれからだ。
RIO