素潜り基礎コースを始めて、早何年でしょうか。
自分の素潜り能力向上のために始めたこのコースですが、瞑想を極める方向へとシフトしていきました。
しかし、僕の瞑想スキルの向上により、(人並み外れた短い時間で深い瞑想に入れますので)今となっては意味はないものに変わってしまったように思います。
そこで、僕の興味は「コースの改良」へと移っていきました。
僕の異常なる開放性の高さにより、カリキュラムは改良に改良を重ねられ、今では完成という頂きに到達してしまいました。
頑張れば、これ以上の完成も目指せるとは思いますが、ちょっとしたマイナーチェンジ程度では心が揺さぶられません。
刺激に慣れすぎてしまったからでしょう。必要以上の刺激を求めることに意味がないことはわかってはいますが、それが当たり前すぎて、今更変えることもままなりません。
この辺で新しい素潜りの魅力を探し出し、脳漿を絞ってみたいと思います。
さて、今日はくにひろさんの二日目。
この日も耳が抜けないということで、かなり苦戦されておられましたが、このコースでは時間の使い道を自由自在に操れますので、使わないスキルは省き、練習の時間に回すことにしました。
やはり、何事も誠実性をもって、持ちうる限りの集中力を発揮しないと上達の道は遠いもの。
くにひろさんは、誰に言わずもがな黙々と自分の身体と心に向き合っていました。
この後、学科を3時間受けられ、大分へと帰って行きました。
心には、このコースに誘ってくれた恩人よりも上達することを秘め、次回は最終日。
僕は、諸所申しあげております通り、教えることが非常に苦手ではありますが、快刀乱麻を断つことは嫌いではありません。
是非、次回は苦手な耳抜きを克服し、いっぱしのフリーダイバーの道へと踏み出してもらいたい。
そう思うわけです。
RIO