今回から少しずつ、大好きなウミウシのことを書かせていただくことになりました。
読んでくれた人のウミウシ好きレベルや興味が、少しでもアップするといいな♪
さて早速ですがみなさん!
ウミウシ といえば、 やはり、【 鰓(えら)】 が特徴的ではないでしょうか?
後鰓類(こうさいるい) という言い方を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、そんな 【 鰓(えら) 】 について書いてみようと思います。
後鰓類。後の鰓の類とは、、、、鰓が、一体何の後ろなのか。(いや、後ろに 鰓 はあるけれども)
色んな書き方をされている本がありますが
【 心臓 】 より鰓が 後ろ(または横)にある から 【 後鰓類 】だそうです。
(ちなみに、タニシとかタカラガイは心臓の前に鰓があります:前鰓類(ぜんさいるい))
そんな 鰓 ですが、何なのかというと、おさかなと一緒で、まさに えら!
そう、【 呼吸をする場所 】でございます。大事な器官ですね★
なのに、ウミウシの中には、その大事な器官を丸出しにしている仲間もいます!
それが、ドーリスと呼ばれる二次鰓がある仲間たち。
THEウミウシ!
彼らは、外敵に 鰓 をやられたら、致命傷です。死にます、息できませんからね。
(呼吸するには出さないかんし、出したら危ないし。。。大変だ)
このままでは滅亡すると、ドーリスのウミウシたちは考えました。(多分)
そして、大きく2タイプに分かれて進化してきたといわれています。
ざっくりいうと、
鰓 を出したままだけど、あるのがわからないように(と私は思ってる)体の形を進化させたタイプ(顕鰓ウミウシ類)と
(ミズタマウミウシとか)
危機の時に、鰓 を体内にしまい込んで隠せるように進化したタイプ(隠鰓ウミウシ類)
(このサラサウミウシきれいに隠してる!)
の2つ。
いつものお気に入りのウミウシは、どっちのタイプか思い出せますか??
今度よーく見てみてくださいね!
さて、そんな 鰓 と一言で言っても、実は色んな形をしているって知ってました?
まっすぐになってるやつ
枝分かれしてるやつ
もけもけしてるやつ
よーくみると、色だけでなく形も違うんです。きれいですよね!
そして、ウミウシの種類を見分けるときにも、鰓を見るのはとっても重要なんですよ!
ウミウシマニアの中では、えらの写真を見ただけで、どのウミウシかわかる人もいるそうな。
(私はまだそこに達せてません。。。。笑)
今度ウミウシを見つけた時は、可愛さだけじゃなくて、
ぜひ、鰓(えら)にもしっかり注目してみてくださいね☆
ウミウシのこと、ただ見たりむやみに探したりつけるんじゃなくて、
どんな生き物なのか、どんな生き方をしているのか、なんでこんな形なのか、、、。
ちょっとでも知ることが増えると、いつもとは違った視点で見れて、楽しいですよね♪
ウミウシ★ラボでは、みんなでウミウシのいろんなことを知り、身近な海を
楽しく学びながら調査しています!(調査することで学べることもたっくさん!)
興味を持ったら、あなたの胸いっぱいのウミウシ愛をもって、
強面会長(組長?)のジャックナイフのような鋭いまなざしに負けないよう合格もらってくださいね♪
入会、まってまーす!
以上、ウミウシラボ副会長のコンバットでした★