昨日の続きです。
そういうわけで、僕は釣りを始めたわけです。
昨日は、今後の釣りに関してはルアーをやらず、ウキを見ていく釣りだけをする、というお話しをしました。
では、どんなウキが僕にぴったりなのか考察していきましょうか。
何を隠そう僕は固定仕掛けが大好きです。
固定といえば、円錐ウキを単体で固定したものが一般的ですが、実際使うと見えずらい。
そこで連玉ウキを使いたい。
飛ばしウキを1つ、その後ろに3つから4つの玉うきを爪楊枝で固定するものです。
おいおい。今時連玉かよ!
古いなあとお思いでしょう。
感度悪いじゃんと、バカにしたくなることでしょう。
でも面白いんですよ!
連玉にすると、底潮の早さがわかりますし、刺し餌の角度もわかります。
魚が食って引っ張っていく角度もわかるので、なんの魚が食っているのかわかります。
何よりするすると海中に吸い込まれていく姿がなんとも言えません。
ダイビングに例えますと、サナダユムシが砂の山に引っ込んでいく様子に似ています。
そして、高切れしたとしても所詮は玉うき。
数百円の損失です。
では遊動仕掛けはどうでしょうか。
僕は「棒ウキ」を推したい。
棒ウキは、釣研とかガルツみたいな釣具メーカーが出している大量生産のウキじゃなくて、
遠矢国利名人が手作りで作っている「遠矢ウキ」がいいですよね。
遠矢ウキ?
棒ウキの王様じゃねえかよ!
あのウキなら間違いねえよ!
そう思ったあなたは釣りキチです!
遠矢ウキは1970年代からある超有名ウキです。
元々は「メジナヘラウキ」と言う名前で売られていましたが、名前が遠矢なので、「遠くに飛ぶ矢」という意味も含めて遠矢ウキに改名されました。
ウキの種類は僕が若い頃と比べるとグッと増えていまして、今では180種類くらいあります。
遠矢ウキは、残浮力の調整が完璧ですし、めちゃくちゃ飛びますし、防水が完璧ですし、何より海に浮かんでいる姿がめちゃくちゃかっこいいです。
海が荒れてたり、流れが早い場合は、かなり長めのやつを使うんですが、大きくても感度最高です。
遠矢ウキを使った「遠矢釣法」は、遠矢国利名人が50年近くかけて確立した理論で、日本全国どこにいっても通用します。
令和の時代においても最高峰の釣り方でしょう。
遠矢釣法を完璧にマスターしたらまじで誰にも負けないと思います。
もちろんウキは沈めませんよww
若い頃の僕は徳島の阿波釣法をマスターをしようと頑張っていました。
名人でいったら、山元八郎さんとか鵜澤政則さんとか江頭さんとか松田さんとかね。阿波関係ないけど、高橋哲ちゃんですよね。
結構頑張りましたが、円錐ウキの釣りって好きになれませんでした。
しかも阿波釣法って理論が確立されていそうであやふやな部分も多いからめちゃくちゃ難しいんです。
(あんまり釣れないし)
2年前の断捨離で円錐ウキは全て手放しましたので、遠矢ウキで再スタートです。
遠矢ウキ最大の欠点は「簡単には買えないこと」です。
釣具屋さんが遠矢ウキを仕入れようと思ったら最高で3年待ち、個人で仕入れることもできますが、その場合は最8週間待ち。
なので釣具屋に入荷していることがわかったら、すぐに買いにいかなければいけません。
そういうわけで、遠矢釣法をやろうと思ったらとにかく時間がかかるのです。
仕方がないから、とりあえず安いウキでやろうか、とはなりませんのでひたすら待つのみです。
僕はすでにそこそこ買えましたのでなんとかやれますが、まだ釣具が揃いきってませんし、注文した遠矢ウキが来ていません。
遠矢釣法をマスターする日は遠い。
RIO