おそらく、今年最後であろう素潜り講習生の二人。
申し込み時期が重なり、同じ時間にプールに入る。
というのはまず間違いなく何かの縁である。
そして、その縁の強さはそれなりのもんである。
学科を終え、プール練習にはいる。(はまってくれると嬉しいんだけど)
が、二人とも耳が抜けない。
耳抜きをスムーズに行いたいというのが二人の共通の目標の一つだったので、励ましあいながら頑張っていた。
結果、フィートファーストはできたけど、ヘッドファーストに苦戦。
やはり、ヘッドから入るには経験とコツが欠かせない。
焦ったら負けなのである。
とりあえず、一旦耳抜きはやめて、スタティックに取りかかる。
冷たい水の中で息を止める二人。
タイムを測っているだけの僕は指先がジンジンしていた。
はまさんの自己ベストは最後に出した1分41秒。
やまさんが出した自己ベストは最後に出した2分56秒。
二人揃って仲良く有終の美を飾ることができた。
この調子でやっていけばそれなりに潜れるようになるのではないかと期待している。
気がつくと2時間30分が経過していた。
僕は腹ペコでぐったりしかかっていたところだけど、やまさんは何のダメージも負っていなかった。
体力だって有り余っていた。
さすがである。
RIO