前回、青海島でしっかり浮遊系を見たのは、コロナ前だった気がします。
毎年行ってますが、それ以降、見れてません。
今回はどうだったのでしょうか。
荒れてない予想をしてました。
見ての通り、うねっていました。
岩に沿って、右に曲がると厳冬期みたいなうねりに変わりました。
今回は浮遊系とダンゴウオと洞窟狙いだったので、無理して潜ることにしました。
もう少しで中止レベルでした。
当然、小さい洞窟の方は入れませんでした。
2個目のメイン洞窟に行くまでは、生物を探せる雰囲気じゃなかったです。
岩にガシッと捕まって、フィンで体を支えないといけません。
洞窟の中はそれほどうねってなかったです。
生物を探す気になりました。
上はどんなふうになっているか気になりました。
ちゃんまりを連れて上に上がってみました。
前後に1.5mくらい振られました。
洞窟の奥に行きすぎると、磯に叩きつけられそうでした。
みんな上がってきたら記念写真でも撮ろうと思っていました。
しかし、誰も上がってはきませんでした。
洞窟入り口付近でコウイカが泳いでいました。
決して中には入ろうとしませんでした。
ラムちゃんみたいでした。
ラムちゃんは鍾乳洞恐怖症なんですよ。
洞窟の外側には、30センチくらいのボラの大群がいました。
500匹くらいはいました。
ボラはうねりに強いんでしょうか。
ダンゴウオは水深12mにいると聞いてました。
でも、そこまで行く勇気はありませんでした。
沖に行けば行くほどうねっているんです。
そんなところでエアーがなくなろうもんなら、水面移動しないといけません。
エアーも少なくなったので、帰ることにしました。
だんだん浅くなってきたところで、お目当ての浮遊系生物が1匹見れました。
オビクラゲです。
この先はもう砂地ですので、水深5mくらいです。
浮遊系がウヨウヨいて、天気もよくて、穏やかな青海島を期待してました。
こんなはずじゃなかったです。
そう思った時は逆さになりましょう。
気分が少しだけ落ち着きます。
浮遊系を探しながら帰っていたら、波がいちばん強いところで浮上してしまいました。
波打ち際では、腰ぐらいの高さの波が打ち寄せていました。
波のせいで斜面が急になっていました。
フィンを脱ぐのが一苦労です。
いのさんとまりちゃんがコロコロしていました。
ロクハンを着たショップの人が助けてくれました。
一本目終わって、いのさんが酔ってしまいました。
うねりも激しくなっていく予想だったので、内海にきました。
気分を変えて、キアンコウの幼魚を探すため、水面直下を探索しました。
水面から5mくらいまではモヤモヤしていました。
水温が18℃近くありました。
4mくらい潜るとミズクラゲが固まっていました。
20分以上探しました。
この時、15時20分でした。
青海島は16時までしか潜れません。
せっかくなので、深い方に行くことにしました。
クサウオがいた鉄柱ゾーンに行く途中、カイメンが密集していました。
カイメンは不思議な生き物です。
僕はサンゴよりも好きです。
深い方は綺麗でした。
そのかわり、水温は16℃くらいまで下がっていました。
店長のストロボライトが、単車の2灯ライトみたいに見えました。
クサウオが卵を守っていた網には、コウイカの卵がついていました。
案の定、お父さんお母さんコウイカがいました。
4ペアいました。
網をよく見てみると、大量の卵がついていました。
中までびっしりでした。
一体何匹の子供たちが生まれるのでしょうか。
卵は半透明でした。
まだイカの形にはなっていませんでした。
コウイカさん邪魔してすいませんでした。
砂地に行きました。
瓶がありました。
中を覗くとミジンベニハゼがいました。
すぐに引っ込むタイプでした。
ヒカリウミウシがいました。
大きかったです。
ダイダイウミウシが繁殖活動してました。
ちゃんまりは写真が上手です。
たつぼうはクサウオゾーンにはいませんでした。
一人で撮影していたようです。
最後は、ガチ勢一眼200万コースフォトダイバーのたつぼう写真で、締めくくりたいと思います。
こちらチャガラになります。
柄がはっきり写っていますね。
斜め構図もいいですね。
こちらミズクラゲになります。
足元ふんわりしてます。
ブルーが幻想的です。
こちらウミエラです。
個人的にはこれがいちばん好きでした。
色と光がとてもいいバランスです。
こちらヒメイカになります。
黒抜きにしているので、白い体が映えています。
こちら浮遊系です。
名前があるんでしょうけど、わかりません。
実際のところ、僕は浮遊系に名前なんて必要ないと思っています。
全てがふわふわと曖昧でいいんだと思います。
名前なんてものは、地に足がついてからで十分です。
そんな細かいことは抜きにして。
浮遊系は自由系なんですよ。
命名
浮遊系ダイビングをした後は、スタンドバイミーをしたくなりました。
廃線になった線路を歩きました。
足を滑らせたら、川に落ちますが、そんなことは気にしません。
僕たちは自由なんです。
帰りに、楊貴妃で有名な油谷湾に行きました。
そこには高級ホテルがあります。
そのホテルでは油谷湾を眺めながら温泉に入れます。
高級ホテルなので、素敵なラウンジもあります。
大自然の後は大高級を味わいます。
この落差が心に沁みました。
僕は帰りの道を全部運転しました。
飲んでいません。
この時の疲れが今日も取れていません。
ホテルの入り口に、2回ならすと願いが叶う鐘を叩きました。
ウサギとカメが長生きするようにおねがいしました。
浮遊系は四月の後半は出ていたので、今回出ていてもおかしくなかったです。
運が悪いのか、それとも海の変化に伴い、浮遊系のあたり潮の回数が減ったのか。
浮遊系は、五月に入っても見れますが、青海島の施設が夏料金になるので、五月は行きません。
また来年挑戦してみます。
RIO