ウエットスーツの完成系は両面スキンのロクハン(6.5nn 生地)だと思う。
(10mmのスーツを作らないのは、生地の特性上無理みたいよ)
素潜り競技用ウエットスーツは3mm両面スキン。
3mmなので、破れやすいけれど、その分浮力が少ない。
しかもまあまああたたかい。
ジャージ素材を使ったものは練習用。
では、このスーツの利点を述べてみよう。
水かボディソープがあればスルッと着れる
普通のジャージ素材のウエットスーツは着る際に爪が剥がれることがある
水の中で動きやすい
普通のジャージ素材のウエットスーツは膝、肘、首がすれて痛くなることがよくある
ものすごくあったかい
普通のウエットスーツの2倍は違う
伸びるのでそこそこ太っても着れる
普通のウエットスーツの1.5 倍は伸びる
おしっこしても匂いが残らない
ツルッとしたむき出しのゴムだからね
すぐ乾く
ツルッとしたむき出しのゴムだからね
持ち運びが軽い
ツルッとしたむき出しのゴムだからね
自分で修理可能
ツルッとしたむき出しのゴムだからね
欠点を述べてみよう。
スーツを着慣れていない人が着ると、生地が簡単に裂ける
ツルッとしたむき出しのゴムだからね
牡蠣みたいな尖ったもので引っ掻くと、表面にパッと傷が入り、やがてそこから裂けてくる
ツルッとしたむき出しのゴムだからね
3シーズンくらい使うと生地が痛んできて、着るときに破れやすくなる
使わない時期が生地が痛みやすいので一年を通して着ている人は5シーズンくらいはいけると思う
ゴムアレルギーの人は痒くなるという特性がある
ツルッとしたむき出しのゴムだからね
※グルテンと植物油と砂糖と乳製品を完璧に食べなければアレルギーなんて治るけどね
一年を通してコンスタントに潜る人であれば、脱ぎ着は上手くなるので、ウエットスーツは、ロクハンの方がいい。
しもみんみたいに冬でも着る人はかなり長持ち
(でもいっぱい着ると痛みやすいから長持ちするかどうかはわからないけど)
ロクハンはドライスーツインナー薄着レベルと同じくらい暖かい。
そのためドライスーツを着る期間が短くなり、腰や肩への負担が軽減される。
でも、あんまり潜らない人は、寒くて、着づらくて、動きにくくても、普通のジャージ素材のウエットスーツの方が「コスパ」がいい。
よほどのことがないと破れないため、長く使えるから。
でも、この素材は時間の経過と共に「縮んで硬くなる」という欠点があるので、徐々に着にくくなってくる。
硬く縮んだスーツを無理して着ていると肘や膝が首が擦れて痛くなるし動きにくくなる。
スーツが縮んだタイミングで太ってしまっていたら着れなくなる。
スキン素材だと海で使えば伸びてくるが、ジャージ素材はそれほど伸びてこない。
それがジャージ素材の宿命。
外側に貼ってある生地がハゲてきて、中のゴムが剥き出しになって、穴が空いて、破れて水が入ってくると普通捨てるけれど、そのまま着る人もいる。
不快的を我慢できる人は長く使えるのがジャージ素材のいいところ。
ドライスーツも同じ素材を使っているので、時間の経過とともにどんどん縮んでどんどん硬くなる。
裏起毛でもやっぱり縮む。
それが嫌な人はZEROのラジアルを選ぶか、最初からものすごくデカく作っておく。
生地は硬くなるが一応着れる。
ウエットスーツの裏が「起毛」になっていると、縮みずらく、暖かく、着やすいけれど、その分高価になる。
起毛が貼ってあると重くなるし、おしっこしたらなかなか匂いが取れない。
僕は潜水士感を出したくないので、普通のウエットスーツを着ているが、常々、使いにくいなあと思っている。
では、スキン素材の組み合わせを暖かさ順に列挙してみよう。
あったかレベルA
カブリのフード付きでビーバーテール+ロングジョン
水温17℃あれば問題なく潜れるレベル
このスーツにきき湯を入れたら水温15℃くらいでもいけてしまう人もいる
あったかレベルB
カブリのフード無しビーバーテール+ロングジョン
水温20℃あればで問題なく潜れるレベル
あったかレベルC
ジャケットタイプ+ロングジョン
水温23℃あれば問題なく潜れるレベル
あったかレベルD
ジャケットタイプ+胴長ズボン
水温25℃以上の夏仕様
あったかレベルE
タッパー+ロングジョン
水温27℃以上の真夏仕様
あったかレベルF
タッパー+胴長ズボン
水温29℃以上のくそ暑い時仕様
※ 5mm、6.5mmを選べばさらに微調整は可能。
番外編
ワンピースタイプはファスナーから水が入ってこない仕様だと、水温24℃くらいでも寒くない。
暑い時期までスキン素材がいい理由
急に陸上が寒くなっても水切れがよいため気過熱がないので、暖かく過ごせる。
水の中で動きやすく乾きやすく軽い。
ジャージ素材(裏起毛も含む)の普通のウエットスーツは、中にフードベストを着るか着ないかくらいでし調整できない。
寒い時期はセミドライ?
セミドライは防水ファスナーで、裏起毛のジャージ素材で作られており、水が全然入ってこないので暖かいが、圧平衡をするため結果水を入れないといけない。そしてセミドライはまあまあ動きずらい。
というわけで、「海で快適に使う」のが目的ならばウエットスーツはロクハン一択なのである。
RIO