福岡では放生会がはじまると秋が来たね。
夏が終わったね、となります。
(夏が始まったねとなるのは、山笠が終わったあとです)
ドライスーツはまだ早いですが、ドライスーツのことがあたまをよぎるのがこの時期です。
ウエットスーツだと簡単に潜れていたのに、ドライスーツになると、
🙆♀️フィンなかなか履けない
🙆♀️潜行にとまどる
🙆♀️中性浮力とれない
🙆♀️ウニにあたってヒザに穴開く
🙆♀️急浮上
🙆♀️急墜落
🙆♀️首を動かしすぎたことによる軽い水没
🙆♀️ファスナーをきちんとしめてなかったことによるがっつり水没
🙆♀️フィンが蹴れない
🙆♀️ひどい疲労感
ドライスーツに完璧に慣れていないと、こういった症状が出てきます。
そして、みなさんこう言います。
「あれっ?おかしいな。こんなはずじゃなかったのに」と。
そしたら、こう答えます。
「ウエットスーツの時とは感覚を切り替えないといけんのんよ。忘れとるだけやから思い出さないけんのん。」と。
ドライスーツでのダイビングは決してむずかしくはないのですが、
ウエットスーツのときとは、潜行も浮上もフィンキックも中性浮力もやり方が違います。
むかし、タイで一緒に働いていた女性インストラクターが志賀島に潜りに来たことがありました。
メキシコカンクンでも働いていたことのあるバリバリのインストラクターでした。
季節は春だったので、ドライスーツを貸しました。
はじめてのドライスーツだったらしく、先ほど書いたトラブルを5つほど行い、
へとへとになってしまいました。
ちなみにですが、低水温になると、インナーの量が増え、ウエイトが増えていきますので、
もう一段階、上の技術が必要になります。
ロングダイビングin流氷が、(テックダイビングのような特殊なダイビングを除き)最も難しいダイビングだと思います。
流れがあって、深くて、濁っていても、ウエットスーツならそれほどでもありません。
では、ドライスーツに切り替える際の心構えをレオ社長に聞いておきました。
いくつか紹介しておきますので、ご参考までに。
ていうか、ドライスーツ着ていないですやんw
1、足を大きく動かせんようになるから、小さく蹴っても動くようにフィンのしなりを使わないけんのん
2、体が浮きやすくなるから、息の調整をどげんかせないかんのん
3、ウエイトを考えて分配せんとおよぎずらくなるんのん
4、ホバリングの体勢はドライスーツにいれた空気の位置できまるんのん
5、エアーが早くなりがちだから、呼吸に意識をむけんといけんのん
6、ウニには十分気をつけんと刺されたら、修理めんどくさいんのん
7、潜行も浮上も呼吸により意識せんと下手になるんのん
だそうです。
でも、ドライスーツに慣れたら、ドライスーツの方が100%快適ですので、
やったことない人はぜひ一度お試しあれ!
RIO