今日も書くことがない。
またまた本の紹介でもしてみようと思う。
秋の夜長にアマプラもいいけれど、活字媒体の方が風情の面では一歩も二歩もリードしていると思う。
(ちなみにだけど、僕は本に限っては「紙」を使って制作されたものしか選ばない)
先にいっておく。
僕はよほど面白いと思った本しかすすめていない(つもり)。
この本は「教育」に携わる人にはぜひ読んでもらいたい。
まず、間違ったことは書いていない。
マルクス主義に基づいた偏重主義ではなく、いたってナチュラルな視点で書かれている。
日本人の歴史史観から書かれている書籍というのは意外に少ないのである。
ただし、本書を心から楽しもうと思うと、古事記や日本書紀といった神話の知識が求められる。
全く知らないとなると、「へぇ〜〜〜そうなんだ!」「知らなかった!」という感動を得られない。
せっかく読んでいるのに面白さ半減。
神話について勉強を始めるきっかけになるのかもしれないので、わからないなりにもとりあえず読んでみることをおすすめしたい。
何を隠そう僕は茂木先生の大ファンである。
僕は(これまでというか今もだけど)世の中の真実を教えてくれる言論人を探してきた。
基準は、
まともなことを言う人。
わかりやすく的確に教えてくれる人。
間違っていたらあれは間違っていたと言う人。
金や利権に左右されず、完璧に自立している人。
こういう人はいたって少ない。
だから僕はファンになることがほとんどない。
茂木先生はレアなのだ。
茂木先生は駿台予備校の世界史講師でありながら、現代の歴史学者とは一線を画している。
世界史だけでなく日本史の歴史と神話の大きな流れを汲み取り、現代日本の在り方を提唱する。
茂木先生の講義は聞いても読んでもワクワクする。
茂木先生みたいな人が日本にいることが唯一の救いであると思う。
RIO