今日は書くことがないので、ダイビングを楽しむための「コツ」を書いていく。
全身が水中に沈むんでしばらくすると、その人の「悪い方の癖」が丸裸になるので、それを見て楽しむ。
なぜだかわからないが、95%くらいの人はしっかり癖が出る。
どれだけダイビングに慣れていてもそれは変わらない。
例えば、せっかち、焦りやすい、短気、怖がり、イライラ、マイペースなどなど。
僕はその性質を見て、ふんふんと勝手に相槌を打ちながら楽しんでいる。
落ちる砂を眺めて楽しむ。
手に取った砂をサラサラと落とすと、空気中に比べてゆっくり落ちる。
真剣に眺めていると、自分が水の中にいるんだという実感が湧く。
砂の粒子の大きさから、悠久の歴史を感じずにはいられない。
フィンキックを楽しむ。
フィンを蹴ると、ハムストリングと大腿四頭筋に程よい負荷がかかる。
水圧がかかっている状況での負荷であるため、とても心地がいい。
ストレッチでもあり、筋トレでもあり、有酸素運動でもある。
気分に応じて、ストレッチメインで楽しんだり、筋トレメインで楽しんだり、有酸素メインで楽しんだりする。
なので、フィンは違う種類のものがいくつかあった方が負荷の掛け方に変化がでて面白い。
これは普通のスポーツでは味わえないと思う。
魚の目を見て楽しむ。
魚は基本目がいい。
近づいていくとこっちを見ているのがわかる。
近づきすぎると魚は体をこわばらせる。ヒレが不自然に動き出す。
目を逸らす。息を小さくする。
自分は危なくない存在なんだと伝える。
すると、魚は落ち着きを取り戻す。
そこで、ガバっといくことで意表をついたりもする。
僕は魚の驚いた顔が大好きなのだ。
昼寝を楽しむ(夏限定)
浅くて綺麗な砂地を見つけたら、仰向けになる。
全身の力を抜いて目を閉じ瞼越しに光を感じる。
だんだん眠くなってくる。
眠ると危ないので、半分起きておく。
なぜか、半分寝てしまうと、頭には何も浮かんでこない。
ただ、ぶくぶくの音を聞いているだけ。
いわゆる瞑想状態。
真剣にやっていると10分はあっという間のため、バディには本格派写真好きを選ぶといい。
中層を楽しむ。
着底せずに中層を泳ぐ。
水深10mだったら、5m。
水深5mだったら、3m。
着底しないダイビングは精神が安定しない。
地形が見えずらいのでナビも難しくなる。
着底したくなってしまうが、そこをグッとこらえ、あえてのストレスを楽しむ。
中層は泳ぐスピードが早くなりがち。
その場合はホバリングする。
落ち着きながら進む。
目的地に着いたら、ヘリコプターのように降りてきて、マクロの生き物を探すのだ。
集中力は普段よりも高くなっており、見つけるのは容易になることだろう。
メジナと黒鯛のいるところを探して楽しむ。
潮の動き方と濁り具合からおおよその見当をつけ、魚たちの遊泳層を探っていく。
まさかこんなところに!という意外性がとても面白い。
だんだんその意外性も考慮し出すため、当たる確率が上がってくる。
そうなってきたら、より大物がいるところを探す努力をする。
気が抜けている時に、年無しが悠々と泳いでいる姿を見つけると、とても得した気分になれる。
僕は中州の川べりを歩いて探したりもする。
他にも色々あるのだが、疲れてきたのでまた今度にする。
ていうか、こんなブログ誰に需要があるんだろうかと首を傾げながら書いているのだが、どう思っているんだろう。
まあでも書くことがないから仕方があるまい。
RIO