今回の講習生よしべさんは、野生のイルカと華麗に泳いで綺麗に撮りたいというのが目標のフォト派ダイバー。
Nikon D850を持って素潜りしようというのだからなかなかハードルが高い。
目標があると、講習内容がしぼられて上達も早くなる。
これから講習を受けようと思っている方は、何か一つ目標を決めて来られるといいと思う。
初日のプールで苦手だった、スタティック(息止め)をやってみた。
よしべさんは、海の方が心が落ち着くようで、徐々にタイムが伸びていく。
スタティックはちょっとの不安要素と要らぬ考え事があると苦しくなるのが早い。
記録を伸ばしていくには自分の心と体と対話をしながら掴んでいくしかない。
よしべさんはコツをつかんだようだ。
その後、イワシが跳ねる海でロングフィンの練習。
実際にカメラを持って、イルカを撮影するシミュレーション。
他にはイルカになって泳ぐ練習やフィンなしで泳ぐ練習など体力を使い切るまで潜りまくった。
素潜りは海に慣れることが最初のステップである。
よしべさんはすでに500本近いスキューバ経験があるので海には慣れていた。
しかし、素潜りはスキューバに比べて疲れるのが早い。
疲れないようにするには長く海に浸かって慣れるしかない。
また、素潜りは海面にいることが多く、不安になりやすいので呼吸が乱れやすい。
これも同じく、海に長く浸かって慣れるしかないのである。
RIO