今日の志賀島は完全な凪、完全な晴れの一日であった。
明日から荒れてくる予報であるらしいので、とてもよかった。
透明度は驚異の7m超え。
足元にはアオリイカ、カラッとした空気、ゴツいクロダイの群れ、あげてくる潮。
今年、一番いい海といっても過言ではない。
こんな日に海に来ないやつはダイバーではない。
まずはスタティックの練習。
一回目2分30秒。
二回三回と続けてやればもっと伸びるのだが、最終日は一回しかやらない。
ブイを水深4.5mに固定して、残り少ない講習時間を有意義に使うことにするためだ。
やまさんは水着とラッシュガードのみ。
23℃あるので、それほど寒くない。
僕も5mmウエットスーツにフードだけだったが、3時間潜ったが、最後まで寒さを感じることはなかった。
講習生ならまず「寒さ」を感じることはあるまい。
レスキュー講習やバブルリングを作るならはこのくらいの水深でいい。
しかし、耳抜きを練習するならもう少し深くてもいい。
しかし、深くなると恐怖心が増しやすいので、素潜り自体がやりずらくなる。
精神の歯車と肉体の歯車がうまく回らないと潜れないのが素潜りの厄介なとこである。
どこの海でもイサキが釣れているらしいが、白瀬もイサキの海だった。
メバルが群れていた。
切れたクラゲの足も群れていた。
おかげで首と手がクラゲの「刺し跡」だらけになってしまった。
水面付近に長くいるのでしょうがない。
でも、もう今年の素潜りはこれでおしまい。
妖艶なクラゲに刺されることもないぞ。
素潜りダイバーのみなさん、また来年にお会いしましょう。
RIO