22時。
みんなが帰った。
ブログを書こうと思いパソコンに向かったら、腹が減っていることに気がついた。
僕の腹が減っているサインというのは、目が霞んできたり、足がふらついたりという身体的な特徴に基づく。
腹が減っていると感じた時は、文章を書いたり写真を選んだりするような状態ではないということだ。
そこで、深夜までやっているアジア料理屋に向かうことにした。
家に帰って食べてもいいのだが、今からご飯を炊いて、味噌汁を作り、メザシを焼いたりするのはあまりにもめんどくさい。
それこそブログの気分から遠ざかってしまう。
それほど体にはよろしくはないが、アジア料理屋には一口で目が冴えそうな辛そうなメニューが並んでいる。
油の少なそうなカレーを選ぶ。
一口づつ丁寧に噛み砕き喉の奥に流し込む。
(噛む回数は多ければ多いほど体に良いのは周知の事実)
量はそれほど多くなかったが、食べ終わる頃うつろになってきているのがわかった。
気分をスッキリさせるため、家に帰って風呂に入ることにした。
深めの湯船に43度のお湯をはる。
入る前に、白湯を200mlほど飲んでおき、顎の下までしっかりと湯船に浸かる。
体に水圧をかけると、ふくらはぎに溜まった老廃物や尿酸が腎臓に運ばれ尿意を感じる。
さらには、血圧が上がり、脈拍数が上がり、体温が上がっていく。
風呂に入ることで、毛細血液まで血が通るようになり、癌や冷え性になりにくくなるのだ。
現在の主流である水深の浅い風呂に38度くらいのお湯だと、リラックス効果こそあるものの、疲れは取れず、冷え性も治らない。
癌になる人はおおむね半身浴を好んでいることもわかっている。
最後にあっためた体に冷水をぶっかけ体表面を冷やす。
そうすることで内臓の働きを高めるのだ。
何度か熱い冷たいを繰り返すと(サウナも同じ原理)「湯治場」のような効果が得られる。
なので、疲れがひどい時はそうするようにしている。
江戸時代、長い期間平和が続いた。
戦争が減ったことで、農業が劇的に発達していった。
毎日の重労働で溜まった疲労を癒すため、庶民たちはこぞってお風呂に入るようになった。
入浴という文化は奈良時代くらいからあったのだが、毎日入浴する習慣がついたのは江戸時代からだ。
銭湯が全国各地に作られ、テーマパークに行くような感覚で、庶民が銭湯にいくようになったのも江戸時代からである。
江戸時代の人たちが入浴が健康にいいということを、どれほどまで知っていたのかはわからないが、入浴が体にいい理由はまだある。
それは、風呂に浸かると「無重力」になるということだ。
人間の体は無重力になると、血液増多症といって、赤血球や白血球が増えるのである。
(宇宙飛行士は血を捨てないといけないくらい血球が増えることはご存知だろうか。ダイビングも同じ効果があると思われる)
貧血がひどい人は大概、入浴をシャワーで済ませていることが多い。
岩盤浴より、サウナより、深くて熱い風呂に首まで浸かるということが、体にいいということを、江戸時代の人たちは体感で知っていたのだろう。
シャワーで済ませて寝てしまっては、せっかくふくらはぎにためてくれた「毒物」を再度、体の中に戻してしまうというアホの状態になる。
なんてことを考えていたら、パソコンの前で意識を失っていた。
そういうわけで、昨日は書けなかったよね。
前文は単なる言い訳だよね。
すみません。
ちなみに、今日は新規の説明と学科が繰り返しでおこなわれるので、喫茶店(または自宅)で書くことにしよう。
まずはこちらをご覧ください。
五月の知床(水温5度)に潜るために、ダイビング専用インナーを着用してウエイト調整しようとしているあやかちゃんです。
このドライ用インナーは、コスパ最強なのだけども、外人用なので手足が長いんですわ。
裾がもたつく分にはいいんだけど、袖がもたつくのはちょっと邪魔だよね。
そういう場合は袖をちょっきんしてだされ。
切り口は縫ってもいいし、縫わんでもよろしいです。
ちなみにこのインナーは風邪を引いた時に着れば汗がドバドバ出ますし、冬のゴミ拾いの時にカッパの下に着てもいいですし、肌寒い時のタコ釣りに着てもいいです。
そして、あやかちゃんのバディは黒づくめの男性。
裸で春の海(12.6度)に浸かる、夏男でございますわ。
最近、増量中らしく、現在サンライズで最も寒さに強いのですわ
しもみんいいぞ!
男は男らしくだ!
そんなことをいうのはナンセンスなんてだ!なんて言ってる人は、ディープステートによる共産主義的な考えに毒されておりますわよ。(SDGS、サステナブル、LGBTなんかも全部そうだけどね)
そのうち、コオロギが世界を救うとか言いだしたり、3Dプリンタで作った牛肉が体にいいとか言い出しますわよ(ダボス会議怪しすぎでしょ)
男は男らしく、女は女らしくというのは、男には男しかできない仕事があり、女には女しかできない仕事があるんですわ。
遺伝子でそうなっているんですわ。
逆立ちしたって変えられないんですわ。
ウサギにカメらしくしろって言ったってできないのと同じですわ。
そういうことを日本人は古来から、ちゃ〜〜んとわかってきているんですわ。
それを踏まえた上で日本には男女差別はないんですわ。ゲイにもレズにも偏見なんかないんですわ(明治時代、劣った西洋の文化を取り入れる前までは)
ほほほ。
話がそれた。
こちらは志賀島大好き、おーちゃんよっちゃんコンビ。
まじで頼もしいダイバーに成長しました。
はたから見ていて、不安な要素は微塵もありません。
いや〜ほんとすごい。
サンライズができて六年くらいはそんなダイバー一人もおらんかったです。
(ザッキーは除く)
こちらは、ぜんちょうとうみんぐ。
これを着たうみんぐは高貴なお人に見える。
うみんぐは一言で言うと、心配性。
石橋を叩いて渡る人。
そういう性格なもんだから、ショップ選びに半年かけた。
グーグルマップの口コミ、ダイビングショップのブログ、ホームページなどを毎日何時間も熟読し、ついに2社まで絞った。
そのうちの1社はもちろんサンライズである。
うみんぐは、最終的にサンライズを選んだ。
決めてはなんだったのか聞いたところ、ぜんちょうである前田幸子の印象がすこぶる良かったとのことだった。
「わたしの最大のでかしたことは、サンライズを選び、前田さんを見つけ出したことなんです。私本当にえらかったと思うんです!」と、うみんぐが自慢げに語っていたのが印象的だった。
この時、サンライズのぜんちょうはすごい人なんだと改めて思った。
サンライズがそこそこそ繁栄できているのもぜんちょうのおかげだろうと思う。
海の中にワカメが少ない。ウニも減ってきていた。
海の変化に良いも悪いもない。
それが自然なのだ。
同じ福岡県の山でも、楠の木がたくさん固まって生えているところがあったり、つげの木が山の上の方で固まって生えていたり、マエテバシイが山の中腹で群生したりするのはなぜだろうか。
海も同様、馬渡島の「大瀬」には大量のウミシダがいたり、立神岩には昔ながらの海藻が大量に生えていたりする。
最近、辰ノ口ではガンガゼが激減してしまった。
駆除していないところが減っているのだから、明らかに自然の変化なのだ。
自然の謎というのは、一流の科学者が調べてもわからないことが多い。
志賀島のワカメが減ってしまうのも、プランクトンが減ったり増えたりするのと同じように、大きな自然の流れの一部なのだろう。
常日頃からそういう自然の変化を肌で感じとっていると、自分と向き合っている時に、ふと人生の真実に触れたりする。
そしてそれこそが日本人最大の特徴であると思う。
自然な流れといえば、人が歳をとっていくということにも触れてみたい。
ここ最近、美容整形の価格破壊が起きており、整形をする人が増えた。
みんな若さを維持したいのだ。
確かに、若ければ若いにこしたことはない。
しかし、なぜ、それほどまでに見た目の若さにこだわるのだろうか。
現代社会において、歳をとるというのは一般的に忌み嫌われているが、果たしてそうだろうか。
歳をとるというのは、生殖的機能の衰え、外見的衰えにより、恋愛、結婚市場では割りをくうことはあるだろう。
しかし、若さというのは大きなデメリットもある。
それは生きている時間が少ないが故の「経験&知識不足」である。
人が何かを獲得するには、ある程度の時間を必要とする。
歳を重ねる最大のメリットというのは、経験や知識を蓄えていくことで世界を見る目が変わっていくことなのだ。
あらゆる物事の真実に近づいているという確かな手応えが感じ取れるようになるのは40を過ぎてからではなかろうか。
そのメリットを享受しようと思ったら、どれだけ疲れてもいても読書をし、経験を積み、人に会って話し聞かなければならない。
若い頃と同じように、気の置けない仲間たちだけと遊び、漫画を読み、地元から出ない、というようなことでは、歳を重ねることは単なるデメリットにしかならないと僕は思う。
長生きをすれば、整形をしようとしまいと、やがて恋愛結婚市場からは退場するわけだから、若さだけにこだわる人生を送らないことを是非ともおすすめしたい。
(一般人的生活しか送らない人であれば、60歳でも20代くらいの体力は維持はできますから)
また話がそれてしまった。
1本目はぜんちょうお得意の、のんびりじっくり丁寧ガイディングで、久しぶりの志賀島を堪能する。
でかいアメフラシは減ってしまったものの、縁がブラックのアメフラシはまだまだ健在。
アメフラシ好きの小夏はどこに行ってしまったのだろうかと首を傾げているアメフラシくん。
ダンゴウオはいなくなってしまったもののウミウシは多い。
僕は地べたを這いずり回る生き物よりも、ぷかぷか浮いている生物の方がタイプなので今回ウミウシは割愛する。
メバル。
自然の動物は歳を重ねても基本老けない。(犬猫が老けるのは、ドッグフードのせいだ)
このメバルは病気をしたか喧嘩をしていると思う。
なので、老けて見えるけれども。
水が冷たい時期はタツノオトシゴの季節。
タツノオトシゴは環境の変化をあまり感じてない気ががするのは僕だけだろうか。
ワカメちゃんがいっぱい成長して、今年は志賀島のワカメが買えたらいいなと思っているうみんぐの様子。
うみんぐは以前に比べて、だいぶ上達しているぞよ、とぜんちょうが言っていたので、上達したんだろうね。
今度一緒に潜って確かめたい。
上がると、暑い。
ここで注意喚起。
流氷用のフードは、鼻から息を出すと鼻の下が出やすい。
流氷用のフードは、切れたクラゲの触覚が唇に当たり「いてっ!」てことがゼロだけれど、隙間があると当たる。
そもそも隙間があったら寒いから、流氷用のフードの意味がないよね。
僕は一年の半分はこのフードを使っているような気がするな。
僕は久しぶりにたつぼうと潜って、水中ブイをつけました。
これは、フロートを設置する際の目印ブイね。
これはP7のイカ玉瀬のブイね。
四つ岩から来たときに、目立つような場所に付け直しておいたよ。
ぬるふふふふ。
浅いところには僕の大好物である浮遊系の潮が入ってきていたね。
じつをいうと、僕は浮遊系の生物が心から好きなのだ。
クラゲにヨコエビがついていたよ。
ヨコエビはどこに連れて行かれるともわからない。
クラゲは潮の方向の赴くままに流されていく。
行き着く先は、天国なのか、地獄なのか。葦原の中つ国なのか、ネの国なのか。
そればかりは神のみぞ知る。
僕は浮遊系生物のような人生が送りたいのかもしれない。
これはP3の手前のとんがった岩にあった目印ブイがなくなっていたので、つけておいた。
このブイを目印にしている人も少ならからずおるようなので。
たつぼうと潜ると作業がめっちゃはかどる。
たつぼうは絡まったヒモをほどく名人である。
たつぼうは僕の知らない(忘れたも含む)生物の名前を知っているので水中で教えてくれる。
たつぼうは僕よりもエアーが50BARのこる。
たつぼうは作業を手伝いながらも写真や動画を綺麗に残してくれる。
仕事が忙し過ぎて、充電が間に合わなかったので、ワイドレンズをつけたGOPROで撮ってました。
浮遊系クラゲとヨコエビと稚魚の動画はまたあとで。
帰ってきてからは、ジーナさんと遊んだり、ざいちゃんの持ってきたドーナツを食ったり、サクサクがインナーを試着したり、おーちゃんたちにプレゼントもらったりと賑やかな夜でした。
ざいちゃんはミスド6個持ってきて、4個自分で食いました。
よっちゃんが持ってきた「いちご大福」も食いました。
トータルで1200キロカロリーサクッと摂取しました。
本当に胃が強いんだなと感心しました。
RIO