南東の風が強く吹いていた志賀島、白瀬。
連休最終日の面々。
白瀬はいつものようにガラガラかと思いきや、一件ショップさんが入ってきた。
でも、3件くらいいないとちょっと寂しい。
それが白瀬という場所。
僕のバディはサーマ。
この女子はポテチとメーランが原材料で作られているため、グルテンみたいにもちもちしている。
サーマといえば、この懐かしいフィン。
色は紅生姜カラー。
令和でこのフィン使ってるって、なかなかナウイんじゃないか。
几帳面な性格のおかげで、使用感がほとんどない。
サーマが撮った、なんちゃらした。
挨拶しにきた。
バブルリングで遊ぶ。
というか、やることないから、ただやってみただけ。
それにしても、ぜんぜん綺麗に見えないのはなぜだろう。
こんなふうに僕とサーマのダイビングは、天神のはずれをぶらぶらするカップルみたいに進んでいく。
行き当たりばったりなのである。
店長のバディであるじゅうじゅのマスクはブラックブラックでカッコよかった。
とても似合っていた。
海の中では、アドバンス講習の中性浮力をやっていたようだ。
まあまあ上手くできていたと店長から聞いた。
今度確かめてみたい。
そういえば、1本目にざいちゃんのカメラにつけていたダイコンがなくなっていた。
※これはじゅうじゅのダイコン。ひろろいとお揃い。
暇だったので、途中から僕とサーマも探した。
サンライズのブイのところに落ちていたらしく、ザイチャンは自分で見つけた。
ザイちゃんは喜んでいた。
サクサクも喜んでいた。
サーマも喜んでいた。
僕はすぐに見つかってちょっと残念だと思った。
探しがいがなかったから。
2本目に入る前に雨雲がやってきた。
遠雷がゴロゴロいい始める。
それでもダイビングはやめない。
遠雷なのだ。怖がることはない。
2本目、僕とサーマはブイをつけた。
ラーメンマンの長男。
ラーメンマンのお父さんがP1の砂地、その先の岩にラーメンマンのお母さん、その先のがれ場にラーメンマン長男。
これでだいぶわかりやすくなっただろう。
白瀬のブイは、P1以外、すべて僕がつけた。
ブイは奈多海岸から拾ってきて、白瀬や黒瀬に流れ着いたロープでくくりつけている。
もし、切れて流されても、もとに戻るだけなのである。
白瀬の外観は変わらないが、中は変化し続けている。
だから、ブイをつける位置もちょっとづつ変化させなければいけない。
何十年後、アマクサ、カゴシマみたいな海になるんじゃないか。
そうなる前に、魚をスケッチしておくと、後々面白いと思う。
2本目が終わると、雨は止み、風もおさまり、夏の午後の白瀬になっていた。
RIO