先週の日曜日は登山活動。
最近は生ぬるい登山が多かったので、今回は山伏と修験道で有名な「英彦山」を選んでみたなり。
修行するぞ。修行するぞ。修行するぞ。修行するぞ。
(めっちゃ簡単にいうと、山伏たちが庶民らを幸せにするために、日本オリジナルの修行してた山ってこと。明治まで。)
しかしながら、前日RIO氏のバースディパーティで光栄菊だったから、AM7時集合をAM8時集合に変えてもらったんだよね。
お祝いしてくれたみんなありがとん汁。
せっかくなんで47歳の目標を書いておこうか。
1、健康に48歳を迎えること
2、心身頭共に古来の日本人に戻ること
3、小動物王国を作ること
そういうわけで、登り始めが11時スタートとかなり出遅れたぜ。
おいらは日本酒的猛烈な二日酔い。
オエオエオ。
はあはあはあ。
歩き辛い石畳の坂道からの石の階段マジきつい。
1キロ以上あったんやないと。
綺麗な花を見れたのが不幸中の幸い。
なんの花か副部長に教えてもらったけど、名前忘れた。
具合悪い。
奉幣殿でお参り。
ここからさらに急な階段を登って、下宮に向かう。
今回の登山をガイドしてくれたラム副部長の登山ブリーフィング。
北岳にある上宮(一番神聖な場所)が改修工事のため、通常ルートでは北岳には辿り着けない。
ぐるっと右回りして、遠回りルートで南岳(もう一つの頂上)を目指すとのこと。
なんかしらんけど、最近は部長よりも断然リーダー感出てきてるぞ。
ひろし部長は口を開けば、「きつい」「登りたくない」「肉食いたい」「ケーブルカー乗りたい」「ブヒブヒ」しか言わなくなってしまった。
いいかげん痩せればいいやんってみんなで言うんだけど、部長は「お肉(ロースとかカルビなどの脂身の多い肉)」を我慢できんのだって。
いっとき我慢できても、いつか必ず暴走して爆食いしだすんだって。
それはBタイプだに。
Aタイプ
食べ物にあんまり興味なくて、なんでもいいから腹一杯に食べれたらいいやって思って食べてたら、いつの間にか太ってしまった人。
さくらば、たつぼう、きゅうちゃん
Bタイプ
明日はあれ食べようとか、今度の休みはこの店に行こうとか、あれ作ってみようとか、いつもいつも食べ物のことを考えていて、食べたいものを食べてたらいつの間にか太ってしまった人。
まゆこんぐ、ひろし、こなつ
Aタイプの人は食べ物にそれほど興味がないから、腹が減っていることだけを我慢すればいいから痩せるの案外簡単。
ちなみに私もAタイプ。
Bタイプの人は、腹が減っていることプラス食べたいものを食べれないストレスがかかるからダイエットが「2倍」きつい。
それに仕事のストレスがかかったりしようもんならもっときつい。
短期間ならいけそうだけど、長期間は無理だと思う。
Bの人は食べるのが「趣味」なんだから、「太ること」に関してはあきらめたらどうかな。
テニスが大好きな人が、テニス肘になるようなもんだからさ。
趣味というのは真面目にやっていると、何かを犠牲にするもんなのさ。
食べるの趣味の人は「健康」と「長寿」も犠牲になるんだけどね。
ちなみに私の趣味であるフカセ釣りは、「魚を寄せるためのエサ代(匂いもきつい)」「睡眠時間」「肌」「包丁の刃」が犠牲になってます。
ていうか、いくつになっても痩せれまっせ。
腹が減ってる状態を長い期間継続できれば!
そこまでやんなくても痩せれた若い時代はとうの昔に過ぎ去ってしまっとるんだから仕方がない。
いじいじ。
下宮で太鼓をどんどん。
護摩炊きをしていた。
太鼓の音と共に気分が上がってきた。
調子良くすんすん登っていたら、そこは「通常ルート」であったことに気がついた。
結局、看板のところまで戻らないといけなくなってしまった。
ここにきて更なるロス。
しかも、みんなでお花の写真を撮ったり、ひろし部長がゆっくりついてくるもんだから全体的にスローペース。
早く歩け!このすっとこどっこい!と副部長に檄を飛ばされてしまう始末。
靴底が剥がれ落ちるほど早く歩かんといかんのや。
山道で朦朧となりながら、小さいお花を見つけるのは、ウミウシを見つける作業に似ている。
カベンウミウシ。
急ぎ目で歩き続け、ようやく玉屋神社に到着。
洞窟を大事にする山だから、神社は洞窟に埋まってるんだに。
英彦山の始まりはこの玉屋窟であると副部長が教えてくれた。
この景色をみて!
がっつりと山に囲まれてるよ。
一歩間違ったら遭難する場所だよ。
絶対に濁らない井戸があった。
めっちゃ濁ってたけどね。
水が減った分は補給されるんだって。
だから、水を出してみた。
けど、補給されなかった。
補給に時間かかるんかな。
教えて、マイクロ狛犬さん。
ここからさらに40分歩くと「鬼杉」だ。
ここまで来るのに、山を超えて、道間違って、とってもとってもきつかった。
川を渡り、川を渡り、足はびちょんこ。
ようやく見えてきた。
「鬼杉」
今日の目的地はここで決まり。
体力も時間も残されてないぜ!
飯だ。
あれ?雨降ってきたよ。
英彦山は雨が多いみたい。
今回、ヤマドリとたぬきが見れたのは、普通の山に比べて虫と草とかエサになるものがいっぱいあるからだろうね。
それにしてもじっとして食ってると寒い。
景色がよくない。
この山、どこ行っても誰かに見られているような気がする。
やっぱり北岳に行きたい。
おどろおどろしい雰囲気を払拭してくれたのは、
ラムちゃん作、サクラの花びらシフォンケーキ!!
米粉で作られた、無添加一発、香り高き歯応えふんわりケーキ。
新鮮なクジラ肉よりも、刺身たっぷり巻き寿司よりも、ブリのあらだきよりも美味しかったぜ。
これほどまでに精神が癒されたケーキは初めて。
頂上にはいかないから、奉幣殿まで戻れば登山終了。
帰り道。
大南神社が洞窟に埋まっていたよ。
中に入ってお参りしてもOK!カモン!と書かれた看板があったからお参りすることにした。
登山靴を脱ぎたかったというのが本音だけどね。
てか、こんなところによう神社作ったな。
真ん中が神棚で両脇に仏像という神仏集合の神社。
平安から明治維新までは神仏集合が基本だっただに。
仏教を広めるには、日本の神様とまぜこぜにした方が都合がよかったんだに。
仏が神に化けているという思想だに。
護摩炊きをしていた後がススになって残ってたよ。
あとは楽勝だろ!と思ったていたらいきなり難関。
一人づつしか降りられない崖。
楽しいからいいんだけどさ。
うちら、観光目的の登山客なんだけど、修行している気分になれるのは不動明王のおかげ。
今度登る時は足袋がいいな。
そろそろゴールが近づいてきたら、周りが見えてきた。
チンアナゴみたいなゼンマイ。
アマモみたいな野草。
名前は知らん。
けど、可愛い。
草も虫も動物も多いから、夏登ったら面白そうだな。
奉幣殿から駐車場まではケーブルカーで帰る。
料金350円。
もう、あの階段と石畳の上を歩きたくない。
観光客なんだしね。
帰る前にこういうところにも寄ってみる。
ここからは観光モード全開。
2017年の土砂崩れで日田英彦山線の添田駅から日田の夜明駅までの線路が大打撃を受けた。
修理するのに80億円。
過疎化で乗客は減っていた。
だもんで、線路の上に作った道路(私道)を「バス」が通るようになった。
と、てるちゃんが教えてくれた。
電車の方が風情があるけど、観光客があんま来ないんなら、どっちでもいいか。
彦山駅からてるちゃんの家は近いらしく、せっかくなので、ももとそらに会いに行くことにした。
みんな犬が好きなのだ。
でも、その前に家の前ででっかいアナグマ見たけどね。
そらはちょっと触らせてくれたけど、ももは全然懐いてくれんかった。
残念。
その分、てるちゃんのお母さんのおもてなしを受けたばい。
えらい感じのいい聡明で明るいお母さんたい。
うらやましかなあ。
てるちゃんの部屋にはサンライズ記念品飾り棚があって、人生を楽しんでいる感じがしたばい。
こんなところに住んでたら、ストレスたまらんやろうなって感じ。
帰る前に、てるちゃんの家の前の田んぼでお散歩。
めっちゃくちゃ山に囲まれていたね。
てるちゃん、山に登っても癒されないんじゃないかな。
ここにいると、玉屋神社にいるような感覚なんだもん。
ぜんちょうはジーナさんとレオくんが食べれる野草のお土産をゲット。
嬉しそうに食うてましたわ。
次回はどこかな。
みんな山にも来いよ。
でも、体力ない人と体重が重すぎる人はダメよ。
誰もおぶっては帰れんからね。
RIO