10月27日、長崎辰ノ口。

連日北東の風で玄界灘はクローズの為、長崎遠征が続いています。
19日から27日の5日間で11ダイブをこちらで潜りましたが、やっぱり秋は辰ノ口ですね。
講習も一段落したので、連日ファンダイブのガイドだったんですが、まぁ見どころが多いのなんのって。
車で2時間半。
風にも強いし、水温も高い、魚も多いし、透視度もいいという、ほんといい海です。

どーも、前田です。
水から上がると風が寒いので、ロクハンかインナー薄めのドライスーツが快適ですね。
そろそろウエットスーツの方は衣替えですよ。
ともさんとさなえさん、4,5年ぶりに長崎辰ノ口にやってきました。
さなえさんはオニュ―のZEROのドライスーツということでウエイトの調整も必要だし、地形の復習も兼ねてまったりダイビングのリクエスト。
あ、わたしまったりダイビング得意です。
というわけで、まずはミジンベニハゼを見に荒れた北口からエントリー。

ざぶーん。
エントリーエキジット苦戦するからやめてもいいよと言ったけど、ミジン見たいからと頑張りました。
写真よりも実際の方が5倍荒れています。
水面移動を最小限にして、さささと潜降、移動。
ともさんは大きなカメラお持ちだし、さなえさんはドライスーツ初卸ですが、ダイブ本数1000本超えのお2人はすべてがスマートでした。
ミジンベニハゼエリアではじっくり生態観察を楽しまれていました。

個体も多いのでゆっくり撮影もできて良かったです。

同じ個体でもアングルを変えたり

設定を変えて撮影すると雰囲気がガラッと変わりますね。

ミジンベニハゼ不在でスナダコの入った瓶も結構多かったです。

じっくり探すのもじっくり観察するの楽しいまったり時間。
小さなアカトゲトサカには小さなカニが3個体もひしめき合っていて狭そうに暮らしていました。

ナカソネカニダマシ。
ラッパウニには馴染みのゼブラガニもちらほらと見ることができました。

秋は甲殻類が増えるイメージで、ここんとこイソコンペイトウガニも探していたけど結局お目にかかれませんでした。
生物ってそんなもんなんですよね。
自然の中ではいたりいなかったりするのが普通のこと。
どうしても見たければ水族館に行ってらっしゃいってこと。
真っ赤なヤギに真っ赤なベニキヌヅツミが数個体。

キレイな貝。
貝殻を捨てたかわいい貝も数個体。

アオモウミウシにヒラミルミドリガイなんかが見れました。

楽しんだ後は恐怖のエキジット。
ざぶーん。ざぶーん。
どんどん北風が強くなる予報だったので、予想はしていましたがエントリー時よりもさらに波は高くなりました。

しかし動じない二人。

むしろ楽しんでいる様に見えました。笑
どんどん風は強くなり遂には北口クローズ。
西口も段々と波が高くなってきましたが、2本目は西から湾へ浅瀬まったりコースを楽しむことに。

そして!
わたし遂に見つけました!

ずっと探してたレア魚!!

どーーーん!!!!

ブサッ!笑
さなえさんが正面からお顔が分かるように撮ってくれたオオモンカエルアンコウですが、まぁ不細工。
可愛らしいサイズの黄色やオレンジ、黒色の個体を見たかったのですが、まさかの不細工オオモンカエルアンコウ。しかも大サイズという。。。

しかし、その容姿も生き様もとても珍しいこの魚はやっぱり出会えるとめちゃんこ嬉しい。
しっかり観察、撮影してハイタッチまでして喜んで楽しんでくれました。

たぶん去年の冬に湾に居た個体と同じ個体の様に思います。
暫く同じ場所に居てくれるといいのですがね。
どうでしょ、生き物ですからね。
いつ誰に食べられ寿命が尽きるか分かりませんからね。

ハコフグ幼魚は幼魚から若魚へ。

オキナワベニハゼはちょこまかと走るまわるので撮影が難しい魚ですが、ともさんがキレイに撮ってくれました。

浅瀬ではテンクロスジギンポがニッコリ笑顔で滑稽なダンスを踊っていました。

かわいい。

最後は浅場でキラキラのキビナゴたちに癒され

サンゴに群れる熱帯魚たちに癒され

まったりと楽しい一日を過ごしました。

ご参加ありがとうございました。
この日もお隣で素潜り講習が開催されておりました。
その様子は明日のブログを見てね。
そして先日、遂に志賀島の通行止めが解除され、我らがホームグラウンド志賀島白瀬解禁となります。
週末は志賀島潜れそうですが、北風の多い時期は今後も辰ノ口遠征は増えそうです。
次回の長崎辰ノ口は11月4日と8日です。
ご予約はお早めに。
では、また明日。


