フリーダイビングは身軽である。
身軽であるがゆえに写真映えするのである。
こういう絵はスキューバダイビングで撮るのは不可能である。
モデルは素潜り講習生のみーひとさん。
スキューバダイバーは潜る前に器材を装着するための時間が必要である。
その分、水中にゆっくり長く楽にいられるのだが。
これはてるちゃんが軽トラの荷台からおむすびコロリン風に落としたGOPROを取ってきてもらった時の様子。
どうぞ。
素潜りで絶対映えるスポット。
七ツ釜。
ジャックマイヨールも愛したこの海で素潜りをやりたかったけど、うねりが残っていたので断念した。
素潜りにうねりと流れは禁物。
結局、唐津の離島「松島」の「ガーデン」というポイントで素潜りファンダイブのみーひとさんとカメラマンの僕を落としてもらった。
彼女は水着しか着ていないので、寒くなったら体を動かすしかない状況。
水深はちょうど5m。
潜りやすいポイントではあるが、波が立っていたので水面にいると酔いそうだった。
ここで1時間以上素潜りを楽しんだ。
船にも陸にも上がれない環境だったので、みーひとさんの精神が乱れてきた。
あまり息が続かなくなった。
そこで息止めの練習をしてもらい落ち着いてもらうことにした。
トータル10本くらい潜っただろうか。
最後の方は気持ちよく潜っていた。
その頃、もう一人の素潜りダイバーセバはスキューバダイバーとなって、イサキの群れを楽しんでいた。
水深23m。
ここは流れもあるので、素潜りはちょっと難しい。
みーひとさん、最後は寒くなってしまったけど、無事潜り終えることができた。
お昼ご飯を食べるため松島に上陸。
ご飯を食べたあとは、体をあっためるために松島を散策。
松島名物の教会。
スキューバダイバーのみんなと写真を撮った。
写真を撮っただけでは隠れキリシタンの気分にはなれないものだ。
松島の観光といえば、教会と45度の坂道が有名。
足が辛くて、45度の坂道を避けようと思ったら、海を歩けばいい。
それはそれで疲れるけど。
2本目は馬渡島のケーブか長崎鼻に入る予定だったが、うねりと風の向きが反対だったので、どちらも無理そうだった。
船長の判断で「大瀬」に入ることになった。
大瀬は馬渡島の地方から300mほど離れた独立礁であり、流れがでやすく水深も深い。
釣り人が乗っていると潜れないポイントでもある。
こんなところで素潜りができるの?と思っていたけれど、ちょうどこの時は流れがなく、風波もある程度かわしていた。
早速、水深20mのところにブイを取り付けた。
20m達成すれば、ウミシダとソフトコーラルが待っている。
セバの念願だった20mチャレンジが始まった。
何回か息がもたずに途中で折り返した。
下で見ていて、今回は無理かなと思った。
(僕はタンクを背負って見ていた。)
そんな心配とは裏腹にセバはあっけなく20m潜ってしまった。
20mを達成した時は結構余裕があったセバ。
みーひとさんは耳が抜けないらしく、7m付近で折り返していた。
こればっかりは仕方がない。
深いところばかりでは写真映えしないので、浅瀬にブイを付け直した。
浅いところにくるとみーひとさんは息を吹き替えしたように泳いでいた。
ロングフィンがとても似合っていた。
僕はエアーが少なくなってしまったので、残りの撮影を店長にまかせて浮上した。
結果的に二人とも目標をクリアできてほんとによかったと思う。
いい夏の思い出になった。
次回は30mチャレンジ??
RIO