器材なんてなんだっていいよ、どれ使っても潜れるんだから、って思っている方は今日のブログは価値ゼロです。
壊れたときしか器材買わないから新製品情報なんていらな〜い!と思っている方も読む必要ありません。
サンライズの雰囲気が好きだから潜っているのであって、ダイビングにそれほど魅力を感じてない方もスルーでいいでしょう。
器材はあくまで海を潜るための補助だしね。
メインはやっぱり海であり生物だもんね。
これはいいなあと思うたびにちょこちょこ器材を買い替えるのはとってもコスパ悪いよ。
コスパ悪いことやってるんだから、サンライズは儲かってると思われているのかな。
一言いっておきますけれど、マジでぜんぜん非常に儲かっていませんよ。
サンライズの隣にできる「トライアルGO」でバイトした方がいいくらいなんだから。
時給1000円超えているし。
でもね、僕の中でのダイビング器材は「ロマン」なんです。
ロマンなき趣味は、塩気のない塩キャラメルみたいなもんなんです。
甘さだけで満足なら、キャラメル食っとけばいいんです。
キャラメルだけで満足できない人は塩を足したらいいんです。
結局、趣味なんて美味いか不味いかしかないんだから。
できるだけ美味いもん食いたいのが人間の性っていうもんだ。
というわけで、ここからはダイビング歴25年の私が偏見まじりのレビューを書いてみたいと思います。
(全ての商品紹介は無理なので、気になったやつだけね)
器材展示会は二日間あって今日はその二日目。
15時すぎにいったので、人は少なめでした。
最初はBizmさん。
タイヤメーカーのブリヂストンが出している器材メーカーです。
僕のイメージは、何十年も変わらないモデルをコツコツ売っているメイドインジャパンの老舗メーカー。
なんか昔からあるし、おっさんが好きなメーカーだし、Bizmを使うことはないなあと思っていました。
これまでも器材展示会で器材の説明を受けていたのですが、ふんふんと聞き流していました。
(ごめんなさい)
一言で言えば、食わず嫌いというのかな。
今日は人が少なかったので、メーカーさんのお話をしっかりと聞いてみたところ、こりゃめちゃくちゃいいじゃないか、となりました。
まず、レギのホースが「樹脂」なので10年は劣化しない。しかも柔らかい。
残圧系のホースは超頑丈でこれまた10年は余裕で使える(ホース開発からBizmが立ち上がったらしい)
チタンを使っているので、オーバーホールは2年に一回でいい。
チタンはめちゃ軽いし、菌がつきにくいし、錆びないし、高級感が半端ない。
レギが360度くるくる回って、口の負担がほとんどない。
最もいいやつは38万5000円するけれど、こんなの買わなくていいと個人的には思う。
1ランク落としてこの値段。
常勤イントラレベルでも必要十分。
もう1ランク落としてもチタン製でお手頃のやつがあるし、さらに値段を落とせば一部チタン性があって、さらにランクを落とせば普通の真鍮製もある。
真鍮のものでもホースが頑丈だし、くるくる回る機構だし、いいと思う。
BCも思ったよりも良かった。
体に固定するベルトの部分と袋の部分が分かれているので、空気を入れても体を圧迫しない。
普通のBCはベルトをきっちりフィットさせて空気を入れたら、体がギューっと締め付けられて苦しいのだ。
あと、Dリングの配置もいいし、数も多い。
ポケットの位置もいい。
ちょっと重たいのが気になるけれど、これだけ機能を満載していれば仕方がない。
店長は実際かなり気に入っていたね。
これは着ないとわからないんだけど、マジでいいんだよね。
お次はTUSAさん。
良かったのは、TINAという女性マスクの決定版があるんだけど、それの後継機。
軽いし、フィット感いいし、何より目がいい感じに見える。
形がいいんだろうなあ。
BCはこれが良かった。
肩から出るベルトがまっすぐなので、胸のバックルがない。
僕みたいに胸が出ている人は、肩ベルトが食い込んできていつも息苦しいのだ。
しかも膨らむ部分の素材がターポリン生地みたいでかっこいい。
バックフロートだし泳ぐ時のバランスも良さそう。
BCホースはBizmのBCと同じ機構。
排気ボタンが2個ある。
1個は普通に腕をあげて排気するやつ。
もう一個は寝たままでも肩から排気できるようになっている。
バックルも新機構を採用しているし、これはかなりいい。
見た目もいい。
アクアラングのアクシオムとBizmのBCと比べても全く遜色がない。
個人的には「胸がまったく苦しくない」ので、頭一つ出ているかな。
ダイコンの新色はアースカラーのものが良かった。
特にブルーが高級感があってかっこよかった。
あと、これも良かったね。
ブーツ。
ビーチダイビングメインのダイバーは常にいいブーツを探しているといっても過言ではない。
これは前の型から、色々改善されていてめちゃめちゃ良かった。
レギはこのホワイトが良かったね。海の中で映えそう。
濁っている時、レギは目立つ方がいい。
レギはアトミックも良かった。
アトミックは元スクーバプロの人が独立して作ったメーカーでスクーバプロのノウハウを持ってきている。
基本値段は高いけど、ものはいいよね。
次はRGブルーさん。
完成され尽くされたライトメーカーなんだけど、さらに改良を重ねていたのが印象的だった。
なんと充電が3時間。(前は6時間)
濡れてもすぐに充電できるよう改良されていた。
中のOリングを一個足しているので、水没のリスクはほとんどゼロ。
カラーは落としてもすぐわかる「オレンジ」がGOOD。
太陽光に限りなく近づけてきたので、オリンパスTGとの相性も完璧でいうことがない。
次はモビーさん。
これはシールっていうのかな。
このスーツは「ダイバー5周年記念」で作ったんだよなあ、みたいな感じで入れるといい。
これが女性に向けたフォント。
まあまあ可愛いかな。
お次はGULLさん。
シルバー。
この色が一番おしゃれだったね。
僕には似合わない色だけど、女性にはいいと思う。
男なら、こういう色で間違いない。
ブーツも良かった。
ファスナーがないので、脱ぎ着にコツがいるけれど、ファスナーが壊れるトラブルないし、何よりあったかい。
もちろんフルフットのフィンは履けないよ。ゴツいからね。
底面を触った感じでは、滑らなさそう。
白瀬で滑るブーツはマジで論外。足が折れる。
そして、アクアラング。
我らが、くじゅうろさんがいました。
今日だけのバイトだそうです。
くじゅうろさんがいないと、九州のショップがアクアラングから離れていくと思ったのかなあ。
でもそれはあるよね。
機材を買う時、くじゅうろさんの顔が思い浮かぶからアクアラングを買おうみたいなのはある。
12年前、サンライズが立ち上がったばかりの頃、ほとんどの機材メーカーが「塩対応」だったのに対し、くじゅうろさんだけは今と変わりなくサンライズを大事にしてくれました。
僕がこんなことを言うのはなんですが、これぞ営業マンの鏡だと思います。
アクアラングで気になったのは、黄色と黒のトラカラーダイコン。
老眼に優しいフルカラーダイコン。
レギは新しいものが続々入ってきているので、一個前の型は数量限定でお買い得になりますよね。
脇にいる、田中さんと鈴木さんを間違えて挨拶していました。
失礼しました。
最後はフィッシュアイさん。
今ではSEA&SEAもAOIも扱うようになりまして、総合カメラ器材メーカーになりました。
これが良かった。
メイドインジャパンのアルミ製でバキュームセンサーも付いてこの価格。
たつぼうの持っているノーティカムのハウジングの半値とは言わないけれど、それに近い価格で買えます。(ノーティカムが何でそんなに高いかというと、海外のアルミの値段が上がったことと為替のせいらしい)
写真ないんだけど、オリンパス提携会社「AOI」のプラスティックハウジングはもっと安い。
オリンパスのカメラを買えば、これの半値近い価格で一眼カメラを楽しめる。
もはやコンデジ感覚だけど、クオリティーは一眼と同じです。
水中写真はこれからもっと安く、もっと簡単に楽しめるようになっていくんだろうな。
ストロボもめちゃ簡単につかえるのも出ていたしね。
というわけで、これ以上書いたら朝になるので、これにておしまい。
僕たちが最後の客。
17時で閉まるのに、18時までいました。
ごめんなさい。
だってみんな話が丁寧で長いんだもんww
気になる器材があったらご相談くださいね。
RIO