自然を相手にする遊びというのは、釣りにしろ、サーフィンにしろ、ダイビングにしろ、登山にしろ、
自分が得意とする「ホームグラウンド」が必要になります。
そんなもの必要ないよ、いろんなところでやる方がいいんだよ、という人もいますが、僕はそうは思いません。
ホームグラウンドを作る前に、あちこち行ってしまう人は上手くなりません。
ホームグラウンドを知ったかぶりしてしまった人は底が浅い人になります。
ホームグラウンドを失ってしまった人(持っていない人)は、数年以内に飽きてやめていきます。
ホームグラウンドというのは、基礎を作る場であり、基準を作る場であり、新しいことを試す場であり、落ち着かせる場であり、リセットする場であり、観察する場であります。
一流の人たちは必ずといっていいほど、ホームグラウンドを持っていますよね。
筋トレも同じですよ。自分の得意な種目(コンパウンド種目)をやりこんで、重量の数字自体を伸ばしていかないと筋肉は発達していきません。全然伸びていないのにあれこれ種目を変えても、やった気になるだけで成長の見込みなし。やるだけ無駄。そんなことするくらいなら寝ていた方がマシ。そういう人は3月にジムに入会して、8月でやめる人。
僕の親戚は漁師だったので、幼い頃から地元の海(ホームグラウンド)に通いこむようしつけられてきました。
そのおかげで自然の変化を肌で学んでいくことができました。
そういった経験が数珠つなぎとなって、自然相手の様々な遊びに応用がきくようになりました。
基礎ができてくると、クリエイティブな発想も可能になりました。
飽きっぽい僕が長く続けていられるのもホームグラウンドがあってのことです。
引っ越した先でも、ホームグラウンドは必ず作るようにしましょう。
できるだけ、通いやすいところがいいでしょう。
サブ的なポイント(サンライズでは唐津と辰ノ口)が2つくらいあった方がよりいいでしょう。
さて、サンライズの絶対的ホームグラウンドといえば志賀島。
春から夏の終わりまでの期間限定のポイントですが、秋と冬も時折潜れます。
本当はもっと潜れる時期が長くなって欲しいんですけどね。
玄界灘ゆえ、志賀島はとてつもなく荒れます。
そのたびにあらゆるものが破壊され、形を変えていきます。
定期的に掃除したり、直したりをしていかないと、目印やらなんやらが消えていきます。
今回のスタッフ活動は白瀬の整備の時間にしました。
今回、DMではないけれど、ひろしとりんごにも手伝ってもらいました。
肉体労働多めだからDMじゃなくてもいいでしょ、という理屈です。
まずは一つ一つのポイントを巡って、汚いブイを掃除していきます。
びっくりしたワレカラが飛び散りましたね。
ワレカラを正面から浴びながら、ひろしが頑張っていました。
仕上げはりんごがやすりで削っていきました。
ブイが切れていたところは新しくつけ直しました。
ブイをチェーンでつなげるより、ロープで岩にくくった方が長持ちします。
P8のブイはチェーンの根元の鉄が擦れて切れていましたね。
そういえば、福井県、山形県、新潟県では「ホシフグ」が大量に死んでいるというニュースがありましたが、ここでも死んでいました。
弱ったホシフグがあちこちに漂っていました。
ショウサイフグは元気でしたけどね。
イカ玉瀬の裏にも新しくブイをつけました。
これで反対側から来てもイカ玉瀬がわかります。
この辺には似たような岩がたくさんあるので、便利だと思います。
最後にチェーンの掃除もしました。
志賀島は恋の浦と違って磯焼けはしていませんでしたね。よかった。よかった。
(しそうな雰囲気はありますけど)
帰りに次回のためのブイを拾いに海岸にいきました。
ここは白瀬の延長線上にありますので、白瀬につけていたブイが切れたら、流れ着く場所でもあります。
漁師さんが使っていたブイも山ほど流れ着いています。
文字通り海に戻す。
リサイクルですね。
でかいやつはいっぱいあったけど、手頃なのがなかなか、なかったなあ。
最後は夕焼けを見てね。
おじさんジャンプして。
おしまい。
僕がブログを書くといつも説教くさくなりますね。
まあいいか。
RIO