まゆこんぐ(サンライズ非常勤スタッフであるダイブマスター)の300本記念ダイビングでした。
「300」という数字ですが、世間一般においては上級レベルに達していると思います。
なので、まゆこんぐさんは「成熟したダイバー」といっても問題はないのですが、サンライズの基準は違います。
成熟したダイバーというのは、1000本〜1500本以上です。
そこそこの成熟、つまり「中」レベルというのは、「350本」をちょっと超えたあたりでしょうか。(欲を言えば400本)
※ガイドの後ろをついていくだけのダイビングをやっている人は何本潜ってもランク外です。
そのくらい潜りますと、ダイビングや海のことがおおよそわかってきますし、僕が話す内容にキョトンとする時間が短くなります。
つまり、ダイバーとしての基本的な知識や安全が確保されるのはおおよそ350本くらいかなあということで意見は固まっています。
(ダイビングビジネス的に考えたら、100本潜ったらすごい!と言った方がいいと思いますけどね。)
来年くらいから、熱帯地方に行くツアーを復活させよう(もちろんマニアックにだけど)と考えていますが、参加資格は、「350本以上、MSD以上の方限定」になると思います。
熱帯の海は日本の海とは違いますからね。
未熟なダイバーを熱帯の海に連れていっても「単なる観光」にしかなりません。
観光的ダイビングはサンライズの基本方針にはありません。
(サンライズの基本方針は、2020年の坊津ツアー以降、改訂されました。 )
日本の海のことが基礎として入っていない方(350本以下の方)は、志賀島でバディダイビングをやったり、日本の海関係のダイビングツアー(知床や和歌山など)に参加してもらって、それからですね。
よろしくお願いします。
昨日は日曜日。快晴。ベタなぎ。
ダイバーは僕たち以外に数名しかいない。
最高の記念ダイビングびより。
まゆこんぐを祝うために仲間たちが集まってくれました。
ありがとう。
お前を300本のうさぎにしてやるぜ!から始まったこの日。
まゆこんぐもうさぎも元気いっぱいでしたね。
こちら、ちゃんまりが作ってくれた、
濡れても大丈夫な写真入りフラッグ。
もしかしたら、剥がれるかもしれないと思ったので、潜る前に撮りました。
フラッグに貼られている写真は、ちゃんまりお気に入り写真2枚。
まゆこんぐさんはいつもみんなのことを考えて、与えることばかりを考えているから、自然とみんなから与えられるんでしょうね。
反対に「奪おう」「得よう」「自分だけが得しよう」とばかり考えてしまう人は改めましょう。
得られそうで、得られませんし、ちょっとづつ嫌われますし、長い目で見たら確実に「不幸」になりますしね。
そして、300本記念に参加してくれた方に、
「きてくれたんだ!ありがとう弁当」を作ってくれていました。
しかも、シャワーの定食が食べれるように量を調整して、栄養バランスまで考えていました。
食材も同じサイズに切り揃えられていて、さすが管理栄養士だなあと思いましたね。
お品書きまで書いてくれていました。(ジョーク入り)
こんな素敵なお弁当ね、独身のおじさんたちが食える機会なんて皆無ですよ。
皆無っていうか、ゼロです。ゼロ。
大丸の惣菜屋に行っても、スマホで探しても絶対に買えないんですよ。
親戚のおばさん、自分のお母さん、自分の姉、自分の妹、が作ったんではないんですよ。
若くて可愛い「他人の女の子」が作ってるんです。
しかも愛情たっぷりに。
本当に感謝しかありませんよね。
ブログを書きながら、今一度噛み締めたいと思います。
店長は、サンライズの男たちは、感謝の態度が薄いと怒っていました。
まゆこんぐは食べてくれただけ、ありがたいと言っていました。
以後、気をつけます。
300本のうさぎにしてやるため、うさぎも一緒に潜りました。
うさぎは胴体から真っ二つになりながら潜っていきました。
ちゃんまりが作ってくれた写真は、水中においてもはがれることはありませんでした。
結ぶと剥がれそうなので、ポケットにしまいました。
その後は、まゆこんぐのガイドで潜りました。
透明度が悪かったので、P3まで。
まゆこんぐのガイドは丁寧でおっとりでのんびりしていました。
僕たちは癒し系ダイビングを堪能しました。
道に迷っただの、エアーの管理が甘かっただの、そういう技術的なことに関してですが、この日に限ってはどうでもいいことでした。
それよりも300本を祝ってもらったことに心から感謝して、(普通だったら祝ってくれてラッキーくらいにしか思いません)みんなを笑わせたり、みんなのお腹を満たしたり、みんなが笑う面白い写真を撮ったりと、(言葉に直すと陳腐になりますが)慈愛の心が非常に強くて、素晴らしい女性であるなあと思いました。
このような若い日本人がまだまだ国内に存在しているのなら日本は安泰だなあと思いました。
というわけで、ブログはこれにておしまいです。
海の中の写真は載せません。
この日に限っては。
今日はどうしたか?と聞くと、まゆこんぐは、自分はガイドが下手だと嘆いていました。
ガイドの技術なんてものは、あるにこしたことはありませんが、
社会は「行為」を求めているのであって「結果」を求めているわけではありません。
ですので、本当はそれほど気にする必要はないんです。
間違っても、「成果」を求めてはいけません。
人生を幸福に過ごすという意味では、「成果」も「結果」も何の意味もありません。
そんなくだらないことを考えるよりも、
「改善」しながら「前進」することを意識してください。
とってもとってもとってもとっても重要なことです。
ぼちぼちやってくださいね。
期待しています。
最後にお願い:
ドライスーツのインナーに「陸上で使うよう設計されているヒートベスト」を使用するのは一切禁止します。
理由
◉陸上で使うよう設計されているヒートベストは水に濡れると漏電を起こして感電の危険性があります。
◉ドライスーツが水没しなければ問題はありませんが、ドライスーツというのは予期せぬ時に水没します。
◉僕はこれまでに「四回」自分のドライが予期せぬ水没を起こしています。
◉そのうちの一回は知床の流氷ダイビングでした。ファスナーがぶっ壊れて上半分が濡れました。死ぬかと思いました。
◉陸用ヒートベストを着ていた方が1本目で感電して火傷を負った場合、「自己責任ですので、病院にはご自身で行かれてください。僕たちはこれからもう1本潜ってきます」とは冗談でも言えません。スタッフが病院に連れて行くことになります。講習生がいた場合、講習はキャンセルになります。
◉ダイビングメーカーが出しているものであれば、そういうことが起きた場合、ある程度は保証してくれます。
◉事故が起きたら、海上保安庁、警察、指導団体、安全対策協議会、ご家族に説明します。
◉基本、皆さんには「自己責任」と言っていますが、本当はぜんぜん自己責任ではありません。
◉サンライズが主催している日帰りツアーは、バディダイビングであろうとガイドツアーであろうと、全てサンライズの責任になります。いかなる理由であっても。
◉そうなるとサンライズが窮地に立たされることは目に見えています。
◉それが原因でサンライズが倒産する可能性だってあります。(なくなったら少なからず悲しむ人が出てくるはず)
◉ただでさえ、バディダイビングというリスクがあることをしているので、無駄なリスクは減らしたいと思うのは管理者全員の希望だと思います。
◉どうしてもヒートベストを使いたいのであれば、ご自身でタンクを用意して潜ってください。
◉それで事故が起きたら「それはまあ自己責任だからしょうがないよね」と世界中の人たちが気持ちよく納得してくれます。
◉以上です。
よろしくおねがいします。
RIO