阿蘇山っていう名前の「山」がないの知ってましたか?
高岳(takadake) – 阿蘇山の中で最も高い山で、標高1,506メートルです。
中岳 (nakadake)- 阿蘇山のカルデラの中心に位置し、噴火活動が見られる場所でもあります。
根子岳(nekodake) – 標高1,434メートルの山で、阿蘇山の中では比較的独立して見える特徴的な山です。
烏帽子岳(eboshidake) – 標高1,394メートルで、山の形が特徴的で阿蘇山の一部です。
これらはすべて阿蘇山に属し、カルデラの内部にある個々の火山を指します。
ですので、阿蘇山という名前で指すのは「1つの山」ではなく、カルデラ内にある複数の山々を指していることになります。
今回は、高岳まで一気に登り、中岳へと縦走してから帰路につくルートを選択しました。
お目当てのひとつはミヤマキリシマは、ツツジ科の植物で、シャクナゲ属に属します。
日本の高山や山岳地帯に自生している、春に咲く美しい花です。
特に阿蘇山や大分県の高地などでよく見られます。
ミヤマキリシマの特徴
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花の色:
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ミヤマキリシマの花は、鮮やかなピンク色が特徴です。時には薄い紫がかったピンクや白に近いものも見られます。
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花の形:
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花は小さめの鐘状で、5枚の花弁が広がり、まるで可愛らしい小さな花束のような形をしています。花弁の先端はやや尖っており、細長い感じが特徴です。
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花期:
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通常、5月から6月の間に開花します。山の高い場所に咲くため、標高によって咲く時期が少し異なります。
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葉っぱ:
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花が咲いている時期は、葉もまだ若い新芽が出ていることが多いです。葉自体は比較的小さく、光沢があり、緑色です。
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生息地:
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ミヤマキリシマは高山植物で、特に標高1000メートル以上の山岳地帯で見かけることが多いです。湿気が豊富で日当たりの良い場所を好みます。
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朝6時30分に天神に集合して、9時20分に駐車場に到着しました。
この時期の登山は人気なので、上の駐車場は満杯でした。
今回の赤靴子は3名でした。
赤靴子になるには、以下の特徴が必要になります。
1、スーパー、デパ地下、パン屋、チョコレート屋等にいくと目移りが激しくなり、無意識によだれがしたたり落ちる
2、運動全般に嫌悪感と虚無感を感じている
3、背が154センチを超えていない
4、体重が100キロ超えていない
なので、この方、赤靴子になれません。
1と2はクリアしてますが、3と4がクリアできていません。
とりあえずは、4番はクリアしてください。
膝と心臓と肺と登山部のために。
9時41分登山スタート。
気温が高いので、Tシャツだけでのぼれました。
でも、何かあったらいけないので、河童とフリースとダウンはリュックに入れていきました。
階段を登って広場にいきました。
道を間違えていたので、降りてきました。
駐車場の横から、橋を渡りました。
道を間違えながら登るのはサンライズ登山部のお家芸です。
文句を言ってはいけません。
(なんで最初から間違えるんやぃ)
石碑みたいなやつがあったら、いちいち読んでいくのを忘れません。
(読めませんわ)
いきなり険しくなるルートでも楽しんで登ります。
(なんですか?)
休憩するときは堂々とします。
(フリースと河童いらんかったなあ)
足があがらないひろし部長は序盤から塩工場。
杖を借りて登ります。
(はあああああ)
初参加の玄米には、うちらのゆっくりのんびりペースが合わなかったみたいで先に行ってしまいました。
なので、分岐点(ほぼ頂上)で待ち合わせる約束を取り付けました。
いずれ出会えるはずですが、もし出会えなかったら、駐車場集合となる可能性がありました。
とりあえず急坂でした。
ここをのぼるんかあと途方にくれました。
(終わってみたら、7.6kmしか歩いてなかったので、意外に大したことなかったですね)
赤靴まりー🇲🇱
玄米が行ってしまっても、急坂の斜面で楽しむことは忘れません。
赤靴あやかディー(ディーのDはDONKUSAI)
休憩おおいから、意外と楽勝だね。
休憩多いのは、ひろし部長がゆっくりしか登ってこれないからでした。
ひろし部長は人並みはずれた発汗と末期がん患者のような疲労感を漂わせていました。
おそいわねえ。
手を差し伸べる決断をしました。
ひろし部長のリュックの重さを1gでも軽くすべく、アルミの水筒を僕が持ち、弁当をまゆこんぐが持ちました。
中間点。
なかまてん🙅♂️
ちゅうかんてん🙆♀️
赤靴子たちが楽しんでいる間、なかまひろし部長はひとり苦しんでいました。
このままだとパーティに迷惑をかけると思い、「先に行ってくれ」とひろし部長は言いました。
でも、ひろし部長を置いてはいけません。
なぜなら、この登山活動目的は、何かを勉強するわけではなく、登山を成功させたいわけでもなく、ひとえに「思い出」を作ることを目的としているからです。
そして、登山部員は「イワシ」みたいなもの。
全員で1人なんです。
ひろし部長が登れないのはみんなの責任。
ひろし部長が、アメリカンドッグとガリガリくんをバクバク食うのもみんなの責任。
116.84ポンドになったまゆこんぐが、痩せる痩せると言いながら、人からもらったカントリーマームをいくつも頬張るのも、おしっこをしないためにでかい大福を頬張るのも、店長からもらったかりんとうをつまみ食いするのも、みんなの責任。
玄米から「分岐点」に着いたとの連絡が入りました。
店長は、戻ってくるように言いました。
マイズルソウOM-1で撮影。
ひろし部長のリュックを背負う「シェルパ」になるためです。
リュックがなくなったひろし部長は立ち止まることがなくなり、ゆっくりですが、登り続けることができました。
玄米は一度登った斜面を、今度はリュック2個背負って登っていきました、。
文句ひとつ言わずに登っていきました。
おかげで、最後の方は手を使わないと登れないほどの斜面も難なくクリアしました。
スタートして170分。
ようやく分岐点につきました。
ここまでくればもう急坂はありません。
みんなの顔に笑みが浮かびました。
お昼ご飯を食べる前に、右手に見える阿蘇カルデラで最も高い山、高岳の頂上を目指しました。
ここは10分で登頂。
やったぜ!
次は高岳の東側は「東峰(あずまみね)を目指しました。
ぽっこり出ているところがお昼ご飯休憩場所です。
みてのとおり、東側にはミヤマキリシマが咲きほこっていました。
きれい。
お昼ご飯を忘れて撮影会。
登山道が花壇みたいになっていました。
お花さん、心を奪われ、苦労が吹き飛ぶ
マクロはやっぱりOM-1
ワイドも撮れますOM−1。
でもやっぱりマクロがつよいOM-1。
なかなかお昼ご飯にならない。
お花さん、そこまで興味、ないのです
おなじく。
今日のお昼ご飯は、管理栄養士DMまゆみのダイバーの身体に沁みる優しい弁当。
献立
⚫︎炊き込みごはん
⚫︎卵焼き
⚫︎サバの味噌焼き
⚫︎空芯菜のなんとか
⚫︎とうもろこし
⚫︎うめきゅうり
頑張った玄米は特盛。
うまいです。
美味しい美味しい言ってくれてありがとうございます。
夏は腐るから弁当おやすみします。
秋になったら再開します。
それまでお腹を空かせておいてください。
東に見えるのは根子岳。
離れているので、縦走はできません。
でも、阿蘇ボルケーノというトレイルランニング大会では一部通ります。
南側のヘリを歩いて、中岳を目指します。
ほぼ平坦。
奥に見える小屋は月見小屋。
いわゆる避難小屋です。
振り返れば赤靴子ちゃんたち。
疲労感はゼロでした。
野っ原みたいなところを進んでいきました。
やがて、お花さんたちは完全に見えなくなりました。
そのかわりに、中岳の山頂が見えてきました。
15時32分、「中岳」登頂成功。
先に進むと左手に南岳が見えてきました。
写真に撮ると壮大さが5割減。
玄米は、
あれを思い出すポーズをとってました。
玄米はたつぼう的な面白さを持っているので、せこいですね。
質問。
上と下。
どちらの玄米がお好みですか?
個人的には「した」です。
アップダウンがない道を先に進む。
それにしてもすごいところ歩く。
ここはほんとうに日本なのかと疑ってしまう。
昔、ロープウェイがあった時代の舗装道まできました。
ロープウエイの広場から、ガタガタのへんてこな階段を降りていけば、駐車場につきます。
阿蘇山の仙酔峡にあったロープウェイは、1975年(昭和50年)に開業しました。
このロープウェイは、仙酔峡から高岳山頂までを結ぶもので、標高差があり、登山者や観光客にとって便利な移動手段として利用されていました。
しかし、老朽化や維持管理の問題、そして利用者数の減少などの理由から、1995年(平成7年)に運行を終了しました。現在では、仙酔峡から高岳山頂へは徒歩での登山が主なアクセス手段となっています。
ロープウェイの運行終了から約30年が経過していますが、当時のロープウェイの跡地や設備の一部は、現在もその名残として残っている場所があります。
この階段降下中、問題が発生しました。
膝に爆弾をかかえているまゆこんぐが遅れはじめました。
すでに17時を回っていたので、このままでは日暮までに帰れない可能性出てきました。
そこでシェルパ玄米がまゆこんぐのリュック(飲んでない水が2リットル入っていた)を背負うことになりました。
左:シェルパを雇う肥満夫婦
右:ネパール語しかしゃべれない来日したてのシェルパの若者
玄米がいれてくれてほんとうに助かりました。
手ぶらの奥様まゆこんぐは杖を使って丁寧に階段を降りていかれました。
楽ですわ〜👵
到着。
突然、落ちていたサングラスをひろってかけた直後の玄米。
弁当の次に嬉しそうでした。
17時30分、完全下山。
お疲れ様でした。
雨も降らず、ダウンを着ることもなく、無事帰ってこれました。
帰りにどんどこの湯に入って、定食を食べて、僕以外全員酒を飲んで、帰りました。
阿蘇登山へのご参加ありがとうございました。
登山部の活動は、年に一回の本番登山、練習登山は年二回となっております。
よって、今年の登山部の活動はつつがなく終了いたしました。
来年の本番登山は「久住」でもいったろうと思っていますので、お気軽にご参加ください。
ただ今年は登山部番外編として、2025年10月19日(日) 〈雨天決行〉
登山部の方もそうでない方も、志賀島1周(10km)走って、より志賀島のことを深く愛していきませんか?
申し込みは6月2日より始まっていますので、明日以降にでも改めて募集したいと思います。
RIO