今日は博多湾から玄界灘側に強い風が吹いて、大漁旗をなびかせていました。
『志賀海神社の「七夕まつり」は旧暦7月7日に、博多湾岸一円の漁師たちが、大漁旗をかかげ、海の守り神である志賀海神社に漁の安全と大漁を祈願して参拝するおまつりです。志賀海神社境内と参道に1,000個以上の竹灯明&紙灯明、そして志賀島・玄界島の島っ子たちがイラストを描いたこども灯明が並びます。神社の階段にずらりと並ぶ灯籠も点灯し志賀島神社が幻想的な光につつまれます。』
いつの間にか、こんな時期になっていることをすっかり忘れていました。
今年はいつになく、季節感のない一年になりそうだなあと思っていたのですが、ほんとうにそうみたいです。
ただし、海にいけば、正確で実直な夏の暑さが訪れているのを肌で感じることができます。
ちょっと準備をするだけで、ものすごい大量の汗が流れますので、体は正直です。
今日は、間違いなく一年でトップクラスの透明度をほこっていました。
浅いところでは、水温も28度ありましたし、夏が好きなダイバーには最高の海でした。
今日の講習生のまつよしさんと、
みどりさんは透き通った海面下1mのところに泳ぐキビナゴに感動していました。
波があろうとなかろうと、やるきさえあれば疲れ知らずです。
みどりさんもすいすいと泳いでいました。
疲れたら、近くの岩の上によじ登って、ひなたぼっこするカモメと一緒に休憩しました。
みどりさんがそこで詩吟を歌ってくれました。
その歌声を玄界灘に浮かぶ小さな岩の上で目を閉じて聞いていると、まるで、地球のはじっこを引きちぎられた島の片隅のひっそりとした場所に連れてこられたような気がしました。
やがて、歌声の切れ端が、海の風に吸い込まれていくと、落ち着いた静かな気持ちになることができました。
そして、僕たちは無を思わせる沈黙をゆっくりとはらいのけ、鈍い神経をひとつにまとめあげると次の講習へとうつっていきました。
サザンよりもチューブよりも玄界灘にあっていました。
次回もまた聞きたいです。
よろしくおねがいします。
後半戦は深いところで圧力を感じる訓練。
九州女子ふたりは、遥か沖合でも臆することなく、メニューをこなしていきました。
透明度がいいので、気持ちのいい素潜りが堪能できます。
ただ、耳が抜けても息が続かなかったりして、思うように記録は伸びませんでした。
それでも何度もチャレンジしていくうちに、ふたりとも5mを突破しました。
メンタルもフィジカルも酷使する素潜りは奥が深いです。
次回もがんばりましょう。
RIO