北風びゅーびゅー吹いていました。
天気は良いんだけど、、そりゃぁもう風が冷たいのなんのって。
こんにちは、前田です。
う~さぶ。
しかし、こんな日でもここだけは潜れますの。
お馴染み!唐津家康ポイント。
こんな北風吹き荒れる日に潜らなくてもいいんじゃないのかい?
なんて言われそうだけど、潜れる場所があるからね。
潜りたい人がいれば潜りに来るのがサンライズ流。
KMSCの浪口さんにも褒められました。
そんな日にやってきた気合十分のりんご。
この度、福岡市民にカムバック。
そしてなんとこの男、腰の肉離れ中にダイビングに参戦というから更に驚き。
整体に通い、針治療までしてきました。
腰痛なんてカウンターペインでぶっ飛ばすそうです。
なんとも男らしい。気合入ってますな。
そして、もう1人。
この日、気合を入れてダイビングに参加した女子いました。
『あ、どうも。わたしサクサクです。』
『今日は気胸の手術の傷の具合と、肺の調子をみようかとおもいまして。
まずは浅いところから、無理しないでねと前田さんに優しい言葉を掛けられましたが、結局水深20mまで130分も普通に潜らされました。
最後に潜った9月から水温は10℃以上も下がってるというのに、お陰で今日はゲロも吐くし1日で7ダイブくらいしたかのような疲労感に包まれています。』
という、憎たらしい感想を頂きました。笑
気胸は人格をかえてしまうそうです。
とは言え、サクサク。
本日、気胸から完全復活し、今年は遂にMSDコースに突入です。
よろしくおねがいします。
さて、海の中はと言いますと・・
チャオ!
この時期らしからぬ濁りようで、浮遊物が多く春濁りのような濁り方でした。
しかし水はキンキンに冷えてます。
ということは、そうです。
ウミウシたちも増えてます。
前回のブログであったようにトゲトゲウミウシも大きな個体が多く観察できました。
トゲトゲの仲間、コヤナギもいました。
今シーズン初、ヒカリウミウシ出てきました。
ここではあまり見ないヒブサミノウミウシや、
お馴染みのオオクチリュウグウウミウシ、
クロコソデウミウシ、
シロイバラなどなど、ウミウシ探しが楽しい季節に突入ですね。
わたし個人的にはこちらの触角3本アオウミウシがとても可愛く思いました。
普通種でも模様が面白かったり、いい場所に居たり、珍しい瞬間や個体に会える可能性が高いこのエリアは楽しいですね。
そして、この時期といえば。
と、いうことで、サクサクと砂地を捜索してきました。
しかし、今年は全くコケムシがなーーい!
ツノザヤウミウシ探しを諦めかけたその時です・・・
サクサクが超絶レアなものを見つけてくれました!!!
小さくて透明感があってすごくきれいなウミウシ(ウミコチョウ系)だとはじめは思っていたんです。
しかし、店に戻って図鑑をいくら探しても見つからず、何かわかるまで大変苦戦しました。
そして!
これが、絶滅危惧ⅠB類に属するオウギウロコガイだということが遂に判明しました!
東京湾~九州の内湾のやや外洋の中潮帯以深にごく稀に生息する二枚貝で、東京湾では1982年に小櫃川河口で採集された標本が最後の記録で、その後は絶滅状態とされていて、福岡県内でも非常に確認例に乏しく、生息地はかなり少ないと考えられています。
ちなみに糸島の福吉港で1978年に、北九州の曽根干潟で2008年に、津屋崎港で2011年に殻が見付かっているくらいなので、今回のこの生きた個体はかなりレアかったようです。
きっともう二度と会えないと思います。
すごいぞサクサク!
そしてこれがそんな希少でレアなものと知っていれば、もっと丁寧に動画や写真を撮ったのにと悔やまれてなりません・・・。
ダイビングってやっぱり、知識が無いと楽しみが格段に下がりますね。
しっかり勉強し、知識を蓄え、更に楽しみを提供できるようにならねばと実感した冬の一日でございました。
さて、本日2月7日~10日まで冬休みです。
11日から北風が弱まりそうで、いよいよ志賀島にも潜れる日が増えそうですね。
では、またお休み明けに。