今日は西からのうねりが強い予報だったけど、現場では北のうねりが入っていた。
沿岸波浪予想が、直前で予報を変えてきたらしい。
志賀島では北のうねりは潜れない。
P2くらいからもこもことしたうねりがせり上がって、白い泡の壁が海岸を覆っていた。
上から見たらうねりはそんなに大きくみえないけれど、水面ではとても大きく見える。
それが波の性質。
OW講習生は絶対無理だとしても、ファンダイブも普通に無理。
まずこういう時は濁りがひどい。そんな中で前後2mくらい振られるため、クロウニや牡蠣にぶつかる可能性が高い。
潮が引いていく時間帯だったので、エントリーとエキジットが波の真正面で行わなければならないため、ケガキにやられる可能性もある。
ドライはちょっとの穴でも致命傷。
水中酔いする人は気分も最悪。
写真撮れない。
ウミウシ隠れてる。
魚隠れてる。
昼からもおさまる予報がないため、うねりはどんどん大きくなる。
撤退しかない。
葉山さんも腰まで浸かって、帰ったことが何度もあるらしい。
せっかくきたんだから1本だけ!
というのがダイバーの心情ではあるが、冬の玄界灘をなめたらあかん。
死んでしまうことはすくないにしても、機材を無くしたり、壊したりすることが多いにあり得る。
機材を海に置いてくると、ずっと頭に機材のことが離れない。ストレスマックス。
しかも、今日はウミウシラボ。
ウミウシ岩には、でかいうねりがドカンとぶつかっていたし、四つ岩に行ってもウミウシはほとんど隠れとる。
昨日やったらよかったんやけどね。
最近、志賀島についてないきゅうさん。
「浮気」したから志賀の神さん怒っとるんじゃないの。
帰りに三苫海岸に行ってみた。
サーファーもおらんグチャグチャの波。
潮溜まりだけが平和だった。
水深20mあったらここで潜るね。
今日の夜からうねりがおさまるので明日の志賀島は潜れる。
しかし、明日の僕は運転手兼作業者兼ブロガー予定。
(潜ろうと思ったけど、今週は現場に行きすぎるため骨休め)
明日潜る人はあまり遠くに行かん方がいいかもしれん。
濁りがぜんぜんとれていないと思うから。
そんな日は、じっくりマクロを撮影する「フォトダイブ」をするのがいいと思う。
または、水中瞑想、水中石積み、水中ウォーキング、水中バブルリング、水中根魚観察、水中海藻観察、水中ベラ餌やり、水中ホバリング、なんかをじっくりやったらいいと思う。
ダイビングは自分と向き合うスポーツでもあるんでねぇ。
RIO