こんにちは。
今日は2記事アップです。
素潜り基礎コースではこれまで全ての講習を水深5mプールでやっていましたが、現在では海とプールを組み合わせています。
希望者には深いところにブイを設置して、最大15mまで潜るトレーニングをしています。
志賀島の東側の海岸では、そのあたりの水深が安全に潜れる限度ですが、15mまで潜れれば基礎コースとしては十分です。
さて、その希望を申し出たサーファーの多田さん。
日常的に海に入っている彼は、ウエットスーツにも水にもよく慣れていました。
浅いところで行うダイナミックでは冬眠から覚めた蛇のように無駄のない動きでした。
素潜りはメンタルとフィジカルが同時的に作用すると、うまくなります。
後半戦に入ったので、僕はスキューバで潜って、ブイのロープを岩にぐるぐる巻きにして、凧糸のようにピンと張りました。
この日は潮が早くて、若干斜めになってしまいますが、その角度はなかなかの垂直ぶりでした。
足を下にして潜るフィートファーストで耳抜きの具合を確かめます。
しかしながら、どうもうまく左耳が抜けません。
頭から入ると両耳が抜けません。
あれこれ試してみましたが、中耳の奥に体液がたまってしまい、音がぼわんぼわんしてきたので、ギブアップしました。
(ダイビングでは、よく起こる現象です、数日でもとに戻ります)
それでも10mくらいまではいけましたし、呼吸の程度でいけば、まだまだいけそうでした。
耳抜きは個人の抜き方があるので、慣れていくしかありません。
スムーズに抜くための、首の角度や息の入れ加減なんかは、本質的に教えようがないのです。
最大限のアドバイスはしますが、体が圧力の変化についていくには時間がかかるのです。
次回、がんばりましょう。
RIO