この日は、ゆみさんの素潜りコースの最終日。
プールの水温は25℃。
ウエットスーツでは、じっとしていると寒くなります。
シートを被せても、ボイラーを炊いていないと、水温は下がる訳ですから、もっと化石燃料を使って欲しいものです。
寒いと集中力が持続しませんので、せめてフードを被って頑張りました。
記録は前回の講習の時とあまり変わりませんでしたが、始めよりは伸びていますので、よしとしましょう。
ご本人の最大の課題は、耳抜きということで、ここからは耳抜き練習。
アドバイスを受けながら、何度も潜り、いつでも抜ける耳抜きを極めていきます。
ヘッドファーストの耳抜きは、講習生の約5割ほどが苦戦します。
足から入れば抜けるんですけどね。
そういった講習生にいかにスムーズに、潜ってもらえるようにできるのか、長年耳抜き研究を行なってきました。
意外にも効果があるのが、耳管マッサージと首の角度、そして、タイミングです。
この辺を重点的に行なうと大抵は抜けますが、それでも抜けない場合は、鼻のつまみに関するところを微調整していったりしています。
このへんは個人差がかなりありますので、繰り返しのトライ&エラーしかありませんが、きちんと抜けるコツを身につけてもらえることは、このコースの意義でもあります。
ようやく、抜けるようになったところで、素潜り水中写真練習や、(被写体は僕です)
マクロ撮影
イソギンチャク風に撮影。
そのあとは、バブルリング、スクーバ体験、フリーダイビングレスキュー方などを行い、まとめの最終日が終了しました。
このコースは、人に合わせて、色々教えすぎますので、マニュアル化は不可能です。
ですので、僕が死んだら、このコースも死にます。
僕が死ぬ前に、受けてみてもいいかもしれません。
(PADIのように)役に立たないことは何も教えていませんので。
RIO