最近、さくらちゃんは元気ですか?
(さくらがお店に住めなくなったのは、ネチネチと小言がうるさい不動産管理会社に変わったため)
というご質問をよくいただく。
今日は僕とさくらとの「ルーティン」を書いてみようと思う。
まず、朝起きたらおやすみカバーを外す。
(夜テレビを見ているとき、鈴を鳴らして遊んだり、おもちゃを振り回したりするので、消灯の2時間前からかぶせてある)
ピピーと元気な鳴き声をあげるのでドアを開ける。
最近はサカリがついているので頭に乗ってくる。
僕の髪の毛を足で掴み、腰を振りながら、吐き戻しをする。
10分ほどで一通り終わる。
素直にカゴへと戻ったらそれで朝の運動終わり。
戻らない場合は、カゴのドアを閉めて戻れないようにしてから、ウチに住みついているウツボさんと一緒に羽ばたきのトレーニングを行う。
約10分、全力で飛ぶ。
やがて逃げなくなる。
カゴのドアを開けると、待ってましたと言わんばかりにサッとカゴに戻る。
僕は出勤する。
自宅に帰ってくると、さくらは全力で鳴く。
声のレベルは大きい。
都会に住んでいる鳥の声ではない。
泣き止まない時、「泣いているのは誰??」と言う。
ここで大抵は鳴きやむのだが、鳴き止まない時はカゴから出す。
再度ウツボとトレーニングに入る。
ドアを締めておくことは忘れずに。
さくらは賢いので、飛びながらどこに隠れようか考えている。
お気に入りは電子レンジの裏。
捕まえて出そうとすると、くちばしでレンジの部品にガッツリと噛みつき、なかなか剥がすことができない。
その場合は、スプレーで水をかけてあげる。
するとイヤイヤ、ガサゴソと出てくる。
羽が濡れると、羽ばたき強度が上がるのでバテるのが早くなる。
さくらは羽を5枚切っているので、普通は飛べないはずだが上手に飛ぶ。
(羽は僕がはさみでちょっきんこ)
切っていることを忘れるレベルだ。
しかし、水に濡れると下から上に向かって飛べなくなる。
そのため、隠れる方がメインとなる。
鳥カゴの裏だとか、クーラーの上だとか、洋服ダンスの隙間に隠れがちだ。
およそ10分。
羽がまともに動かせなくなる。
カゴに戻ると、ぴくりとも動かずに体力の回復に努める。
そして、ご飯を食べる。
まさにアスリート。
このルーティンは僕も体力を使うため、同じアスリートを目指す仲間として日々頑張っているというわけだ。
というわけで、みなのもの心配は無用。
今度さくらに会う時は、スピードとパワーを兼ね備えた鳥になっていることだろう。
僕も頑張らなければならない。
RIO