今回のタコ釣り部は17時からスタートしました。
明るい時間に集まった理由は、「結束」の方法を勉強するためです。
釣り糸はまっすぐ引っ張る力には強いのですが、結ぶと強度が落ちます。
変な結びをすると、さらに強度が落ちます。
ただ、結んでおけばいいわけではないのですね。
僕のおすすめは、松田結びと遠矢結びです。
今回、初参加はまゆみさん。
竿はがまかつの初心者向け「うきまロッド」です。
黄色がとても似合っていました。
道糸は3号でハリスは2号です。
まずはちょい投げで、竿や仕掛けに慣れていきます。
夜になったら、練習しずらいですからね。
狙いは海底にいる魚たちです。
キタキタキタ〜!
何が釣れたでしょうか?
正解は根掛かりです。
地球が釣れたとも言います。
うきまロッドがこんなに曲がったら3〜5キロ級のブリですね。
最初に釣ったのは、店長。
いい型のシロギスが堤防に寄ってきていました。
シロギスは5月〜7月が旬です。
こちらは20センチありました。
私、これまでシロギスは1万匹くらいつりました。(嘘)
でも、基本はクサフグばっかり。
仕掛けを入れた瞬間、海底に集まったクサフグたちが100匹くらいでエサをつついてきます。
小さくて見えないけど、おーちゃんの手元は「チビクサフグ」です。
クサフグは歯は一枚歯。
針を飲み込まれますと、糸が切れて、針がなくなります。
全員合わせて、20個以上、針がなくなりました。
クサフグは口が硬いのでペンチで外します。
まゆみさんの初魚もクサフグ。
おめでとうギョザイマス。
釣られて怒ったクサフグに歯形をつけられたまゆみさん。
丸い跡がついてます。
僕もこちらのフグに人差し指を噛まれて、血豆ができました。
誰もいなかったら、かかとで踏み潰して、「おとといきやがれ!」と叫ぶところでした。
もちろん、そんなことはせず、優しくスカリに入れて、フグ公園を作りました。
陽が傾いてきましたが、タコにはまだ早い時間。
タコは真っ暗にならないと動き出しません。
梅雨直前の、暑くもなく寒くもなく雨でもない最高の季節。
腹が減ったら、まあさ農園のスモモを食べて釣りをするという贅沢。
最高ですね。
日暮と共に到着したとっくん。
タコ専用釣竿とキンキンの飲み物を持ってきてくれました。
とっくんは、いっつも、ほんとに、ほんとに、やさしいなあ。
でも、釣り中にお酒飲んだら落水の可能性出るからだめよ。
よっちゃんとおーちゃんはヘッドライト点灯!
赤色の光は魚にプレッシャーがかかりません。
「タコが釣れるのかと思うと楽しい気分ですね〜」
ふじこはタコのことを想像しただけでにやけ顔。
20時からがベストタイム。
20時24分、僕の竿が急に重くなりました。
ピューピューと引っ張っていくので、タコではない。
グリグリとリールを巻いて、グイとぶりあげると、カミナリイカさんでした。
僕の竿はミディアムライトのライトショアジギングロッドなのでタモがなくても楽勝であがります。
リールは20ツインパワーにPE3号、リーダーは50ポンドです。
1キロオーバー。
イカは、板前修行中のまゆみさんが持って帰りました。
まあさ農園のスモモが入っていた発泡に入れました。
スモモはみんなの胃袋に入りました。
師匠「釣れた魚はなあ、食べることが供養なんや。感謝して食べてやってくれ。」
弟子「はい!イカのさばき方わかりませんけど、YOUTUBE見て頑張ります。」
結局、タコは釣れなかったので、香椎浜照葉のとある海辺に来ました。
せっかくなので、タコを一目見たいわけです。
半年ぶりのタコ釣り部ですからね。
おらん。
タコは一筋縄ではいかんことがわかりました。
※タコは禁猟区があるので、気をつけて釣ってください。
カミナリイカはこうなりました。
お刺身。
イカご飯。
標本。
RIO