小泉さんに聞いたところ、GW中、辰ノ口にはダイバーが少なかったそうです。
GWに限らず、最近は少ないねえと言ってましたけど、そりゃそうですよね。
九州でダイバー人口が増えていく可能性は「ゼロ」なんですから。
増えるとしたら、関東と沖縄だけです。
地方の過疎化と同じような現象ですね。
ダイバーのほとんどは、ライセンス取得後2年を経過すると、右肩下がりに潜る頻度が減っていきます。
時間を追うごとに潜る頻度は減り続け、最終的には数年に一度のオリンピック的レジャーとして定着していきます。
もし、10年に1回以上、潜らなくなってしまったら、辞めたも同然なので、早く器材を手放しちゃってください。
その器材はサンライズが誠実に引き取りますので、ご連絡お待ちしてますぴょん(うさぎ社長)
初年度より、潜る頻度を変えないダイバーは、地球上に存在するCO2濃度くらい少ないのが現状なんですね。
定期的に潜っていないと、「皮膚が硬くなって黒ずんでいくといった現象が体内に発生することがわかった」みたいな論文が、世界的に有名な科学者から発表されたら、頻度が減ることはないでしょうけど。
でもそのくらいだとちょっと弱いですね。
「ダイビングを年に5回を義務化」をWHOが発表して、その条約に日本が批准してもらうのが最高ですね。
ビルゲイツ財団がWHOに大金を寄付して、パンデミック条約みたいに、インチキな論文を書かせまくって、美辞麗句を並べたてればできそうですが、日本人としてそんなことを望むことはできません。
誠実にコツコツやっていくまでです。
運が悪けりゃ死ぬだけさ。
そういうわけで、この日は沖縄からじゅんこりんが潜りにきてくれました。
定期的に九州で潜るのがじゅんこりんのライフWAークです。
じゅんこりんはカメラを持ち、水中撮影をしっかり行うダイバーです。
しかし、水中撮影の魅力だけでダイビングを継続しているわけではありません。
砂地に座って、吐いた泡をぼーっと眺めたり、誰かが吐いた泡を捕まえたりすることも好きなのです。
他には、寝っ転がって、魚をぼーっと眺めることも大好きです。
ウミウシを自らの目で見つけ出すことも好きです。
みんなとワイワイ生物を共有することなんかも好きなので、ダイビング頻度は若干減ってはいるものの、長く継続しているわけです。
なるほどなあと思いました。
みんな言わないけど、やってる理由は何個かあるんですね。
「名前はわからない綺麗な魚を見て、お酒を飲んで、地元のB級グルメを食べたい」だけだったら、7年一度で十分なのはわかります。
つばさがダイビングをやっている理由は、サンライズそのものが好きだからです。
レオちゃんも好きだし、ジーナさんも好きです。
ルーくんも好きだし、死んだランぞうのことも好きだし、かまってちゃんの噛み付く緑色の小鳥も好きなのです。
また、拓栄ビルも好きだし、落書きしたレンタル器材も好きだし、サンライズのインスタも好きだし、うさぎが噛みまくったカーテンも好きだからダイビングを継続しているわけです。
そんなつばさの悪い点ですが、可愛いと思った生き物に触ってしまうところです。
力一杯に。
ほら、言わんこっちゃない。
終わりの方の胴体が、ちぎれてしまったではありませんか。
だめですよ。
生き物に触っては!!
つばさにはRIO先生説教会2時間コースに参加させましょう。
ウミウシラボ会長きゅうちゃん(年間トータル本数が最も多い)がダイビングを続けている理由は、もちろんウミウシを綺麗に撮りたいのが大きいでしょう。
きゅうちゃんは、初年度よりも現在の方が多く潜っているという希少価値の高いダイバーです。
でも、理由が1個しかなかったら、通常、継続してもぐりません。
きゅうちゃんが長く継続して潜っている理由は、サンライズにきている人たちが好きだからです。
なので、ダイビングが終わると、次の日はストレスフリーだそうです。
でも、ちょっとづつストレスが溜まって6日でマックスになるそうです。
さて、海のこと。
とっても濁り気味。
夏の引き潮で水深がものすごく浅くなっていました。
魚は全体的に少なくて、「海の空白期間」という感じです。
そのくせ、サツマカサゴが多くて、図々しくもミヤコウミウシの上に乗っていました。
オオモンカエルアンコウは健在で、大きさも色も撮りやすい被写体になっていました。
みんなも撮ってみてね。
2本目、ボブサンウミウシを見つけるため、二の段に行きました。
みんなで血眼になって探しました。
僕はこのウミウシを見つけた時、ついに見つけた!と思いました。
近くにいた、いのさんとつばさにこのウミウシをみせました。
3人ともボブサンを知らないので、これが3人のボブサンということにしました。
後から聞いたら、それはホムライロウミウシであると言われました。
僕的にはなんだっていいです。感動できれば。
そんなことより、ヒトデみたいに岩に張り付いて、ウミウシを探したダイビングは1年ぶりでした。
新鮮でした。
僕は小さいウミウシをちまちまを探すのはあまり好きではありませんし、得意でもありません。
ウミウシは大きければ大きいほどいいと思っています。
特に苦手なのは、サンゴに隠れたエンマカクレエビのような小さい生物を探すことです。
そもそも可愛いと思いません。
クマノミも可愛いと思ったことはありません。
素人のおばちゃんが作った手芸品のバッグくらい興味がありません。
イソギンチャクの中にいるエビの方がまだマシです。
表に出ていれば出ているほど興味が湧きます。
エビは車海老みたいなやつがいいですね。
僕はカサゴみたいな普通に泳いでいる魚が好きです。
そういう魚たちを、カンパチになった気分で追いかけ回していきたいのです。
普通の魚たちが溜まっているところを見つけだせたら正解です。
そこはどんな地形なのか、どんな潮が流れているのか、どんな海藻が生えているのか、濁り具合はどうなのか、水温の変化、餌の有無などを頭に入れていきます。
もっと魚が溜まっているところはないか、未知の場所に行くのも好きです。
知識を蓄積させて、季節ごとの海全体の雰囲気を掴んでいくという楽しみ方ですかね。
なので、僕は魚がいるところがわかります。
初めての場所でも大体わかります。
でも、ウミウシやエビみたいに、何かに執着している生物を見つけ出すのはできません。
それに関しては、運任せと思っています。
まとめ
好き嫌いに個人差があっても、みんなで楽しく潜ったらいいじゃない。
みんなで潜れば、何人分もの好きがプラスされて思い出がお得じゃない。
てこと。
RIO