ひさしぶりの登山活動。
今回は「十坊」と書いて「とんぼ」と読む、糸島の山に登る。
スタート地点は、マムシ温泉の隣の駐車場。
参加者は7名。
白い靴から右回りに、ラム副部長、あやか、ひろろい、店長、ひろし部長、RIO、まゆこんぐ。
まあまあの暑さの中、アスファルトの道からスタートする。
途中、ゴーヤを見つけた。
副部長、さわる。
ちなみに、副部長は虫も見つけたらさわる。
そして、僕たちに見せにくる。
困った癖である。
最初のうちはなだらかな林道。
体を慣らすのにもってこいの傾斜。
息が上がらないペースが長距離歩くコツだと、副部長。
しかし、なだらかであってもきつくなる人もいる。
それは誰かと聞かれたら、部長(95キロ)
もう一人はRIO(89キロ)である。
一歩坂道に足を踏み出すと、
息がはあはあ。
心臓どくどく。
太ももがキーンと痛くなり、汗が吹き出してくる。
部長もおなじような症状だった。
あやかちゃんもまゆこんぐもキツくないという。
太った人というのは、これほどまでに心臓と肺と筋肉に負担がかかっているのかと身を持って知ることが
できた。
休憩が多すぎるので、70分で登れる山を2時間半かけないと頂上が見えてこなかった。
地獄の終わり。
眺望は開けていた。
左手には虹の松原
右手には糸島半島が見える。
正面には大入港と福吉港。
疲れていない人たちは、頂上にある岩山に登って遊んでいた。
すごいなあ。
今回、まゆこんぐに体力で負けたのがとても悔しい。
体型は同じようなもんだけれども。
昼ごはんは頂上から少し降りた木陰の中。
風が冷たくて気持ちいい。
涅槃像みたいなのが僕。
ご飯を食べたらこの通り。
妊娠レベル。
178センチで89キロになるとこうなるんだ。
よく見たら、部長は天拝山を毎日登っていた時からそれほど体型が変わっていない。
人体の不思議である。
弁当ゴミが持ちやすいように、店長から「カラビナ」をプレゼントされていた。
(ゴミは部長が持ってねという意思が強めに込められているように思う)
回復したので、岩に登ってみる。
ど◯くさい女子福岡県代表のあやかちゃんはきゃーきゃー言いながら登っていた。
ちゃんと登れた。
えらい。
でも、降りる時の方が、ど◯くささが出てたので面白かった。
僕はこのどん◯ささぶりを見るのが大好きだ。
待ちに待った下りの時間。
ぐるっと迂回しながら、ゴールのマムシ温泉を目指す。
下りは太ももの筋肉を使う。
足に筋肉のない女子たちは苦戦する。
部長と僕は下り向きなのだ。
あたりはジメジメしていた。
角を曲がると、「コンテリクラマゴケ」という中国原産の青いシダ植物を見つけた。
森の中でこの植物だけ妙に色が違うので目立っていた。
明治時代から輸入が始まり、誰かが山に捨てたりして、自生するようになったとか。
それにしてもこの道はクモの巣が多い。
先頭の人は、木の棒を振りながら歩かないと、背の高い人が蜘蛛の巣だらけ。
ありがとう!棒!
ジメジメした山道を降りてきた。
カラッとしたアスファルトでラストスパート。
ワイワイ言いながら降りてくる。
店長以外はみんな、夏休みの中学生みたいだった。
自販機を見つけたらコーラを買って、一気飲みした部長。
いつまでたっても、はあはあはあはあなる原因はこれ。
僕も人のことは言えないけど。
登山をした僕たちの皮膚にはいろいろなものが付着していた。
汗、どろ、ご飯の汁、体をひんやりさせてくれるスプレー、虫除けスプレー。
信じられないほどベタベタの皮膚。
この皮膚の上からどんな洋服も着たくない。
風呂に入ろう。
シャワーを浴びて、シャンプーをした。
あれだけベタベタだったのが嘘みたいに綺麗になった。
水はすごい。
楽しかったことだけが思い出に残るのは水のおかげなのかもしれない。
でも、しんどかったことだけは一生忘れることはあるまい。
とんぼやま制覇!
女子メンバーは今回かなり楽しかったらしい。
なぜなら、
休憩が多くて楽だった。
色々と植物を見れた。
僕にせかされることがなかった。
僕がはあはあ言ってたので、自分たちの体力が上がったように感じた。
毎回、これくらいゆっくりの方がいいよねって。
なるほど。
太るっていうのもいいもんだな。
RIO