やりたくない人はやらなくていい。
だって遊びなんだもん。
遊びは人にとってなくてはならないものだけど、今自分に必要がないと感じるならば今すぐにでもやめたらいいと思う。
必要がなければ始める必要もないと思う。
遊びをしないからといって身の回りの身近な世界が変わるわけではないんだから。
自分の命が脅かされることは絶対にないんだから。
むしろ変わってしまったり、命が脅かされてしまうものは遊びではない。
遊びの本質から遠く離れてしまう。
いつ入って抜けてもいいのが遊びであるわけだから。
何人たりともそこに制限や規則を設けることはできないんだから。
もし設けたとしてもそこに統制力は存在しない。
それが国を牛耳る独裁者であったしても。
遊びをやめたらたまには寂しくなるかもしれないけど人生に困り果てることはないし、時間と共に頭の片隅から消えていくし最後は思い出として記録される。
悲しいかな、僕らが真剣にやっているダイビングの仕事って、あってもなくてもいい誰かの人生の暇つぶしのお手伝いのようなもの。
サンライズは遊び(ダイビング)から何かを学ぼうとしてるんだけど、やっぱり遊びが前提だから遊びたくない人、遊びに興味がない人にはこちらからの打つ手は存在しない。
打つ手があるなら誰か教えて欲しい。
これは遊びやエンタメに携わる人の誰もが思うはず。
そこに必然的な儚さがある。
どれだけ同じ時間を共有しようとも人は入れ替わってしまうし、時間がたつと同じ場面を一からやり直さないといけない。
それが前提してあるものだから。
さて、今日のお話し。
まさか大ちゃんがこんなにダイビングを続けるとは思ってもみなかったですね。
年間平均60本で5年で300本。
サンライズの平均年間本数は70本ですので、ちょっと遅いかなといった感じ。
よく考えてみたら100本でイントラになれるっておかしいですね。
やってみればわかりますがきちんと潜っていれば100本ってすぐです。
でも、100本も潜っていないのにベテラン面してくる人をたまに見かけます。
大抵がリゾートでしか潜っていないダイバーです。
それってベタな読書感想文(文体も構成もベタ)ぐらいしか書けないのに、がっつりプロの小説家を気取っているくらい恥ずかしいことなのでやめたほうがいいです。
とはいえ、このブログ読んでる人にそんな人は一人もいませんが。
大体の場合は300本潜ってようやく中級者くらいです。
500を超えたら上級者の入り口くらいでしょうか。
どのように潜るのかも大事ですが目安としてはそんな感じです。
今日はお祝いも兼ねてシェリー以外は全員ファンダイブで白瀬を潜りました。
それに加えて4回目の「ウミウシ会」も行われました。
きゅう会長と正会員のコンバットと専属ガイドの前田幸子。
今回は照ちゃんも参加しました。
でも仮会員としてです。
本会員になるには会長の面接を受けなければいけません。
それが正式な決まりです。
きゅう会長はルールには厳しい男ですので、守るべきことは守らないと門前払いにしてしまいます。
ウミウシ会に入りたい方はその心づもりで。
なにせこう見えて厳しい男ですので。
顔は優しいですが。
今回は荒れているにもかかわらず28種のウミウシの観察に成功。
※アメフラシはカウントしません。
ゴシキミノウミウシは今年初。
コンバット正会員が見つけました。
タマガワコヤナギウミウシはそこそこいますが、きゅう会長とコンバット正会員は初めて見たようです。
そこそこいるとはいえ探すのが難しいウミウシです。
岩に馴染みやすいからです。
ムカデミノウミウシは今年も多いから誰でも見つけれます。
ゴマビロも今シーズン初。
大ちゃんが見つけました。
クチャっと感が可愛いです。
スミゾメミノウミウシは同じ生物にしかくっつきませんので、その場所を知っていないと簡単にはみれません。
とりあえず、この個体は去年から同じ場所にいます。
ウララカミノウミウシも今シーズン初。
成体でも小さいウミウシです。
キイロウミコチョウは大きかったです。
成体でも。
ウミウシ図鑑でおなじみの中野理恵さん主催の全日本ウミウシ連合会(だったかな?)に入っているコンバットは、新しい秘密兵器を持参していました。
これがなんなのかは本人に聞いてください。
他にもまだまだ秘密を知っていますので、興味のある方はきゅう会長の「ウミウシ会」にご入会ください。
本当にウミウシが好きだと感じたらですよ。
コナとつるっこの自由コンビは気ままなお散歩ダイブ。
こんなオトシゴや、
ウララカを見てきたようです。
僕はシェリーとOW2回目の海。
この短期間でニックネームは変遷していきました。
マリア→ゆきりぬ→バロン→マロン→シェリー
今回シェリーで落ち着きましたのでこれで覚えてください。
とりあえず。
コンパスやったり、
シリンダーを付け直したりと、荒れている海の中で色々やりました。
結構うまくなってると思います。
ダイビングは経験ありきですし、
知らないことを知る喜びも経験ありきです。
次回、認定です。
できる限りの成長を期待しています。
たつぼうと大ちゃんのカメラコンビはひたすらにいい写真を撮ることに集中していました。
集中の中から新しい表現が生まれます。
そういった表現を追求していくことは人の幅を大きく深くしてくれます。
大ちゃんの300本のフラッグはアート作品のようでした。
一種の表現の形です。
こういったものは見る方にも責任があります。
つまり共同作業です。
RIO