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ウミウシは匂いをどこで感じとる?嗅覚の仕組みを解説

  • 2026年1月9日
  • 海ブログ
ウミウシは匂いをどこで感じとる?嗅覚の仕組みを解説nakashima2026年1月9日2026年3月15日

さて、前回少しお話したウミウシの目がとても悪いという話。

(読んでない人は読んでください)

目が悪いってとても不便ですよね。

私も元々ウミウシレベルでとても目が悪いので、不便さ、痛いくらい分かります。

感覚が一個ないわけですから、そりゃ不便だ!

つかまっているのが、岩なのか、何なのか、見えない。

大好きなご飯が目の前にあろうとも、見えない。

素敵な相手が目の前に通りがかったとしても、見えない。

人間は眼鏡やコンタクト、レーシックやらICLやら、視力をよくすることができるけど、もちろんですが、ウミウシにはそれはできません。

ウミウシって、ほのぼのしてるし、なりたいなーって思ったことはあるのですが、人間でよかったなと心から思います!

相手を見つけられないのも困りますが、ご飯を見つけることができないとなると、種の存続どころか自分の命に関わります。

でも、ウミウシたちは目が見えなくても、ちゃんと、ご飯も、同じ種の相手も見つけることができるんです。

それは、なぜか。

 

目に変わる 【 鼻 】のようなものを持っているから。

実は、ウミウシたちは、嗅覚のような感覚器官を持っているんです。

人間が、鼻(鼻腔)で空中を漂う化学分子を検出しているのに対して、ウミウシたちは、『とある部位』で、海水中の化学分子を検出し識別しています。

その とある部位 というのは【 触角 】です。

ウミウシたちは、大好きなカイメンやホヤを、そして相手を、触角をアンテナのようにして、水中にただよう化学分子をキャッチして見つけているんです。

そんな、重要な器官である【 触覚 】ですが、実は色んな形をしていますが、みなさま、どんな形をしているか覚えていますか??

単純な棍棒状だったり、輪っかがついていたり、葉っぱのようになっていたりと様々な形状があります。

なぜこのような形をしているのか。

それは、より多くの化学分子を検出するため!

嗅覚器官の化学的検出力を向上させるために、複雑な形態を形成して、『表面積を増やす』ための進化をしてきたんです!

せっかくなので、よく見るウミウシの触覚の形を描きました。

①平滑
②有輪
③葉状
④演壇状(絵が下手くそで伝えづらいですが、2段になってる)
⑤有溝球茎状

それぞれどの形が、どのウミウシの触覚か分かりますか?

いつも、前から撮ると、角が可愛いよね~♡と言いつつも、この角の形状まで見てる方はあまりいないのではないでしょうか?
(分かったあなたは、ウミウシ愛が相当なレベルですね!ウミウシ★ラボはいかがですか!)

さて、ではまず①のつるんとした角。

例えば、アカエラウミウシがこのタイプ。
ヒブサミノやウララカミノもこのタイプの角です。

 

②の輪っかが付いているような角。

シャクジョウウミウシがこのタイプ。
このタイプは結構少ないので一つの目印になります!
(私はまだ見たことがないですが、アカメミノウミウシやツマシロウミウシなどがこのタイプです)

 

③の葉っぱのような形の角、これはよく見ているはずです(^^)

一番多いタイプで、ニシキウミウシやコモンウミウシ、キイロウミウシもこれです!
この形状が表面積が大きく、一番効率的に感覚を向上させれる形なのではないでしょうか!
サラサウミウシも、こちらのタイプの角です!(さすが★)

 

④の不思議な形状。1段あって、その中心にもう1段、角があります。

このタイプは、シロノウハナガサウミウシやヤマトユビウミウシ!
可愛いといわれないウミウシたちなので、あまりじっくりと見たことがある人は少ないかもしれませんね。
実は、すごい角をしていたんです!

 

⑤は知っている方もいるかもしれませんね!

葉状は横向きですが、こちらは縦向きに筋があります。
ハナオトメウミウシなど、オトメウミウシ系に多い角です!

今回5種類取り上げましたが、他にもいろんな種類があります!

人間は鼻といえば、穴が2つあって、、、と、どんな人でも形は大体同じですが、目的は同じ『海水中の化学分子をより多く取り込む』ための進化なのに、こんなにもいろいろな形状に進化をしているって、不思議ですよね。

でもみなさま、この頭に出ている角のみを触角だと思っていませんか?

実は、『口触角』といって、口の近くにも触覚を持っています。

ミノウミウシ系は、口触角がわかりやすいですね!

 

こちらの写真は見えやすいですね!

 

いつものウミウシたちにもこうやって、口触角があるんです。

ではこの【 口触角 】が何をしているのか。

もちろん、先述した『化学分子を検出し識別』するための器官です。

頭から生えている触角は、ある程度の方向しかわかりません。

そのため、それが近いのか遠いのかがわかりづらく、何なら目が見えないので、目の前にあっても分からない!

だから、こちらの触覚で、触って 検出するのです。

配偶相手も、時には地面から探しちゃいます。

実は、ウミウシたちは、動いていくときに、残り香を残しているんです。

陸上にいて、ウミウシと似ていると言われるナメクジやカタツムリをイメージしていただけると、気付く方も多いかもしれません。

彼らが動いた後って、とあるものが残っているから分かりますよね。

そう、粘液です。

海の中なので私たちには見えづらいですが、ナメクジと同じように「私ここ通りましたよ~」と目印をつけて動き回っているんです。

なので、動き回っているときに、その目印を見つけると、ウミウシたちはその目印を追って、仲間を探したりもします。

頭に生えている触角 で 遠くのもの、口触角 で 近くのもの。

2つの鼻をうまく生かして、ご飯や配偶相手を探しているんですね。

 

(昔見つけたこの子は、2倍の嗅覚・・・・なのかな。。。)

現在、ウミウシはまだ解明できていない部分がたくさんあるそうなのですが、あんな小さな体に色んな機能が凝縮されていて、やっぱりすごい生き物なんだなと、知れば知るほど私は思います。

もちろんウミウシだけでなく、生き物はみんなすごいのですけど(^^)

長くなってしまいましたが、今回は、【 触角 】についてのお話をお届けしました。

海でウミウシを見つけた時は、ぜび注目して観察してみてくださいね♪

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