一月一五日。
2022年が始まって、すでに半月が経過しました。
早いものです。
いかがお過ごしでしょうか。
サンライズは10日間ほどのおやすみをいただいておりました。
鳥たちがピピと鳴く声、アレクサとの無機質な押し問答、店長のカタカタとパソコンを打つ音。
久しぶりな店内の感覚に、新鮮さを感じます。
おやすみ中、ブログを書こうかなあと思っていましたが、少し悩んでやめました。
パソコンを見たくなかったんですね。
人間ですから、そういうこともあります。
なので、ひさしぶりに立ち上げたこのブログ画面にちょっとした新鮮さを覚えます。
では、このおやすみ期間中僕が何をしていたのかと言いますと、前半部分は読書とジム通い。
昨年の秋から冬にかけて、ろくな運動をせず、食事にも気を使わなかったので、腹に贅肉が溜まり、背筋の筋肉がごっそり落ちてしまいました。
普通にしていても腰が痛い、姿勢が悪い、頭もすっきりしないということで、数年前に退会した24時間ジムに再入会しました。
体の乱れは心の乱れ。
トレッドミルの上で30分間を全力で走り、あとは体幹周りの筋トレをしています。
昔に作ったスーツがするっと着れるようになるためにもがんばります。
前のボタンをとめるのに肩を前にすぼめないといけないようなスーツはゴミですからね。
後半部はお伊勢参りと熊野詣。
4日間かけて、紀伊半島をきっちり1周しました。
その総走行距離は福岡から名古屋までいけるほどでした。
それだけ乗りまわしますと、レンタルで借りたホンダのフィットは、僕の体にフィットして、臓器の一部になったかのようでした。
今回初めて、大阪、奈良、三重、和歌山を運転して思ったこと、
それはものすごい「あおり運転」が多いということです。
九州では法定速度プラス20キロ以上は出さないように運転するのが普通ですよね。
それ以上出せば、警察につかまる頻度が急増しますので、運転が荒い僕ですらメーターを見ながら運転する癖がついていますが、関西の人たちはそんなことはおかまいなし。
法定速度プラス30キロ、ひどいときは40キロオーバーでかっ飛ばします。
制限速度60キロの道路を70キロくらいで走っていますと、8割以上の確率で、後ろにぴったりつけられて、あおられます。
ここは80キロで行くのが普通なんや!と、ブレーキとアクセルを頻繁に踏みながら、嬉々として後方から襲ってきます。
あおってくる車種は大型の外車なんかではありません。
軽自動車、軽トラ、プリウス、ミニバン、トラックといった普通の車たちです。
特に、軽自動車であおられるというのは、九州ではなかなかお目にかかりません。
あおってくるドライバーは、男性ドライバーが大半ですが、なかには女性ドライバーもいました。
彼らは対向車がいないとみるや、追い抜いていくわけですが、その追い抜き方がすごい。
僕の後ろのさらに後方の車が、3台、4台とごぼう抜きに追い抜いていったりします。
対向車が前から迫ってきていて、あわや接触事故というのも数回みました。
すごい人種です。
そして、高速道路で80キロ制限のところをあたりまえのように120キロくらいで走ります。
小型車なんかは、アクセルベタ踏みなんじゃないか、と思うほど飛ばしていきます。
あれだけスピードを出せば、ガソリンも早くなくなるだろうし、タイヤもブレーキパッドも痛むだろうし、事故したら大怪我ですまないのになあ、と思うのですが、そんなことより1秒でも早く目的地に着きたい気持ちが強いんでしょうね。
若いカップルが、慣れないレンタカーで、田舎の1本道に入って、景色を見ながら、談笑を交えつつ、楽しく運転するには、よほど運転に練達していないと無理です。
ちょっとでもアクセルをゆるめますと、すぐに追いたくられますからね。
僕はバックミラーを上に跳ね上げて基本無視していましたが、毎回毎回そんなことをされると嫌な気分になります。
大事故につながりそうな運転を取り締まらないのは、なぜなんでしょうね。
関西で運転される方はくれぐれもお気をつけくださいませ。
今回の総走行距離749.1キロ
ホテルの近くの居酒屋で夕飯を食べていますと、どこかの大学生が十人くらいで騒いでいました。
30分もすると、たけのこにょっきがはじまり、場は最高潮に達していました。
声の大きさとリアクションの派手さは、関西のお笑い芸人のようでもありました。
店員さんが、もうすこしお静かに、と注意しました。
しかし、大学生たちは「もう一回だけやっとこうか」と、店員の言葉を無視しました。
彼らは何度も何度もたけのこにょっきを楽しんでいました。
結果、僕が帰るまでに一回もおとなしくはしていることはありませんでした。
関西人に対して僕が思ったことは、以下の3つです。
基本、人の言うことを聞かない。
法律を遵守しない。
自分の人生はいつもしばられていていやだなあと思う人は、関西いいかもしれません。
さて、伊勢神宮の件に参ります。
「神宮」と名のつく神社は、神社の中のエリートですから、全国で24社しかありません。
九州では、田川の英彦山神宮、大分の宇佐神宮、宮崎の鵜戸神宮、宮崎神宮、鹿児島の霧島神宮、鹿児島神宮があります。
6/24ですから、1/4が九州地方にあるということになります。
さすが神様発祥の地。
そのトップに君臨するのが伊勢神宮ということになります。
伊勢神宮は主にふたつにわかれており、
外宮(げくう)と呼ばれるところに、衣食住調達の神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)、
内宮(ないくう)と呼ばれるところに、日本一の神である天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ、別名あまてらすおおみかみ)がおられます。
第10代崇神天皇が、「天照大神」をまつるいい場所はないかなあと探し回られて、最後にこの神社に決めました。
ここを選ばれた理由ですが、伊勢は山も海も川もあり、食べ物が豊富だったということがその要因であったと言われています。
現在、伊勢神宮がある場所にはもともと、伊勢津彦(いせつひこ、別名シナツヒコ)と伊勢都比売(いひせつひめ、シナツヒメ)という風の神様がまつられた神社がありました。
現在、外宮と内宮の「風宮」にまつられています。
風の神をまつっていた理由ですが、伊勢から天竜川の方へとあがっていく、磁気風をおさめるためだと言われています。
(磁気風は中央構造線からフォッサマグナの経路に沿って吹いている風)
ちなみに、外宮が建てられたのは、第21代雄略天皇の時代で、もう少しあとになります。
こちらは内宮のそばを流れる、五十鈴川。
この川に沿って歩く道が正式参拝の道になります。
川の横を歩くことで、川の中で禊がれている状態。
五十鈴とは、日本語のすべての音(五十音)、自然界の音がすべて入っているという意味です。
そして、涼やかな音がしている。それが五十鈴川です。
本宮内は撮影禁止。
いつもであれば、警固神社で神宮大麻(天照大神のお神札)を買うのですが、今回ばかりは内宮にある授与所で買いました。
本場の神宮大麻。
テンションあがります。
おそらくここでしか売っていないであろう「剣払い」を選びました。
ついでに、金の盃も買いました。
神棚に並べる順序は、左に好きな神様、真ん中に天照大神、右は氏神様(地元の神)。
若宮神社はSONYストアのとなりにあるサンライズの氏神様です。
そして、部屋の天井近く「南向きまたは東向き」に向けてまつりましょう。
内宮から30分走ったところにある、別宮の伊雑宮にもいきました。
ここには磯部氏がおられます。
内宮から30分走った二見輿玉神社。
ここには糸島の二見浦そっくりの岩が並んでいました。
お伊勢参りが終わりますと、
和歌山の方面、(串本)におりて、熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)も正式なルートで参詣。
川の中洲にあるもんだと思っていた熊野本宮大社ですが、川が氾濫した際に山の方にうつされていました。
随分昔に。
適当な情報を取っていた罰ですね。
熊野川は河口の方は硬い地層で、中流域が柔らかい地層です。
それゆえ中流域の崖が削れ、土が堆積した結果このような神秘的な地形を形成。
この川沿いを走っているときも、うしろからごんごん追いたくられます。
こんな綺麗な景色を見ながら走っているんだから、ちょっとばかり配慮してくれてもいいじゃないかと思いますよね。
熊野那智大社だけは山の上にあり、寺と合体しているので、この前ひろしに連れていってもらった基山の寺を思い出しました。
熊野の話はこのくらいで。
和歌山市に行く道中、ダイビングスポットである串本、すさみ、たなべ、白浜も見てきました。
太平洋らしく砂浜は黒くて、地形がダイナミック。
しかし、この日は大荒れでクローズ。
ダイバーはいませんでした。
いつかは潜ってみたいですね。
ということで、今日のブログはこれでおしまい。
D-PASSの今年の方針もそろそろあげます。
PS:
サムネにあげている城は和歌山城。
24mm単焦点で撮ると、遠いな。
RIO