2023年1月9日、
久しぶりの志賀島に行ってきました、前田です。
白瀬に荷物を降ろし、今年の安全潜水祈願に行ってきました。
去年は1月23日だったので、今年はちょっと早かったようです。
例年冬の志賀島はなかなか潜れないのですが、この日は色々と恵まれました。
気温も高く、天気も良く、いいスタートがきれました。
ありがとうございます。
透明度もすこぶる良かったです。
15mくらい見えていたかと思います。
そんな年明け一発目の志賀島での私の楽しみといえば…ワカメの新芽なんですよね。
今年もしっかりと拝んできました。
あっという間にワカメの森になるし、あっという間に濁るので、この時期の透明度の高い玄界灘をくれぐれも見逃さないようにしてくださいね。
生命力あふれる素敵な季節です。
今年の冬はアイナメの卵塊やダンゴウオが見られたらいいなと、ワクワクしています。
しっかり水温が下がって玄界灘らしい海になってくれるといいですね。
とはいえこの日の水中は…
まだまだソラスズメダイが元気に泳いでいたり、
アオサハギなんかが普通に泳いでいました。
ソフトコーラルもイキイキしていたし、
沖の砂地ではウミサボテンも誕生していました。
こんな南国みたいな玄界灘の海に、冷たい水を好む魚たちが来るかな?なんて疑問も否めませんね。。。
透明度が高いので、ただふわふわと泳いでいるだけでも気持ちいいんですが、この日はやけにウミウシが目に留まりました。
相変わらずサキシマミノウミウシと
ムカデミノウミウシの数の多いこと多いこと。
それに加えて、冬らしいミノ系のウミウシもたくさん出てきました。
サクラミノウミウシにユビワミノウミウシ。
アカエラミノウミウシとセスジミノウミウシは一気に増えた印象でしたね。
スミゾメミノウミウシはその数を増やそうと産卵の真っ只中。
ヒメイバラウミウシも出てきたし、
いいサイズのイナバミノウミウシも観察できました。
このウミウシ、会えるとちょっとテンション上がります。好きなんですよね。
膨らんで見える部分の硬さが気になるので、いつか触ってみたいところです。
他にはフジイロウミウシのチビが多く見られたり、
夏のウミウシの印象が強いサガミイロウミウシとか
コモンウミウシ、
暖かいところを好むリュウグウウミウシにまで会うことができました。
不思議な感じの海でした。
12月には観察できていたオドリカクレエビの姿はなく、
マツカサウオはすくすくと成長中です。
フグはよっちゃんに捕まっていました。
ロクハンの2人は、水温13℃の海を140分潜り切り、
大ちゃんはワイド日和にマクロ撮影を楽しみ、
サクサクは透明度の高さにテンションが上がっている様子でした。
ご参加の皆様、ありがとうございました!
今年も一年宜しくお願いします。
なんだかんだいって志賀島の海が大好きです。
時々生命力ゼロのしんだ海になるんだけども、今年も一年お邪魔しまくりますので、どうぞ宜しくお願い致します。