フリーダイビングは気持ちが落ち着いていないとダメだ。
気持ちが荒ぶっていると、息がもたない。
息がもたないと、ちょっとしたことで海が怖くなる。
だから、落ち着かないとダメだ。
浅くて綺麗なところだけで落ち着いていてもダメだ。
海は午前と午後でも表情を変えるからだ。
だから、どうなっても落ち着けないといけない。
これが案外難しい。
落ち着くのもコツがある。
落ち着いたら、スタティックをしてみる。
やはり、顔を水につけると息が長くなる。
それが哺乳類の特性。
まずは、内海の穏やかな海面で海水とフィンに慣れる。
ともこさんはお友達にもらったストラップフィンを持ってきていたが、誰が使っても使いにくいフィンだったので、まともに泳げなかった。(世の中にはそういうフィンが存在するのだ)
だから、レンタルフィンを使ってもらう事にした。
以前、ダイビングのプロショップでマスクを買ったら、顔に合わなくて使えなかったらしい。
しかも度入り。
インストラクターと一緒にカタログだけ見て選んだそうだ。
プロショップといえども、いい加減なところもあるもんだ。
ダイビング器材に縁のないともこさんは捨て瀬に場所をうつした。
縦の潜り。
オトシゴ岩でオトシゴを探す練習。
ただ、潜るだけではなく、生物を探すとなると難易度が一気に上がる。
どうしても見つけたいというその精神が肉体を上達へと導く。
以前受けにきた女の子は動画で撮られていると意識しただけで、あれよあれよと潜れるようになった。
残り一回の講習でどこまで潜れるようになるのか。
次回、南国辰ノ口で最高のフリーダイビングをしようではないか。
RIO