唐津にダルマオコゼがいた。
オニダルマオコゼじゃない。
だるまおこぜ。
なかなかめずらしいやつだ。
サイズはバクダンおにぎりくらい。
これはなんなんだろうと、総理はいぶかしげな顔。
このウオは猛毒を携えておりますがゆえ、くれぐれもおさわりにならないようお願いもうしあげておきましょう。
巨大マゴチがネンブツダイを食いにきておられますがゆえ、噛みつかれないように挑発なさるのは、おやめになられくださいませ候。
色々見たけれど、総理はこちらの方がお気に入りでございま。
それはそうとして、
アドバンス講習のコンパスはできたんだろうか。
どうなんだろうか。
僕はラムちゃんを連れて、母体瀬1周と北浜海水浴場接岸コースを巡った。
インストラクター専用の通路を通って、外洋に出る。
向こうから引き潮水がやってくるのでなかなか進まない。
そのかわりにこの周辺には魚が群れた
母体瀬の外側を時計周りに回る。
潮は下げ始め。
母体瀬から離れた自然岩になにやら大きなウミウシがついていた。
完全に僕の好きなタイプのウミウシだ。
帰って図鑑を引いて調べたが、なんのウミウシなのかわからずじまいだった。
でも、僕たちの記憶には残ったのでよしとする。
母体瀬の先の方では下げ潮の流れが当たっていた。
口太、アカジャコ、オセン、てっちり、ウリボウ、アジがぐっちゃりと群れた。
ヒカリウミウシも観察。
内側に入ってくるとどんよりとなり、アカエイが増える。
そして、こちらの雨降さんも這いずり回る事になる。
ぐるぐる回ったはずなのに、海の中でこちらの知床コンビに会うことは一度たりともなかった。
タツノオトシゴでも見たんだろうか。
2本目は道路沿いに一段上の浅棚を泳ぐ。
まずは、ふぐ。
カーブを曲がると、これまたよくわからない海牛に会った。
「ワグシミノウミウシ」であることが判明した。
海水浴側は水温が0.6度ほど高かったので、このような暖かいところを好む海牛が入ってくるのだろう。
ゴカイの卵もあった。
ソラスズメダイも多いわ、ミノカサゴも多いわ、サンバソウも多いわで、
南国好きはカーブを曲がってくれ。
積極的なタコもおるぞ。
雰囲気の違う二つのルート。
ぜひバディダイビングでお試しあれ。
MSD以上のライセンスを持っていればバディダイビングができる。
志賀島白瀬と恋の浦もMSD以上持ってないとできなくなったのでご注意を。
RIO