ツムツムとみずちゃんのレスキュー講習最終日は
かなり荒れておりました。
捨て瀬の堤防にがつんと波が打ち寄せていました。
でも、下までうねっていない感じがしていましたので、
ウキウキで入ってみましたら、案の定、海中は穏やかで透明度もまずますでした。
1本目のシナリオ初心者ダイバーのケアでは、ほぼ満点の対応で終えることができました。
初心者ダイバー役初心者のとっくんも、いい演技を見せてくれました。
2本目のシナリオでは、つむつむのナビスキルがひかりました。

みずちゃんはレギに集中するだけで、あとはツムツムまかせ。
なんなく終えることができたことに、感謝感激しておりました。
つまづくことがおおいこのシナリオを一発で終えたのはさすがでした。
サンライズのレスキュー講習では、総合的にスキルを試されますので、
ふだんのダイビングをどのように潜っているのかが大事になってきます。

お昼ごはん休憩をいれたら、次のシナリオ。

3本目のシナリオはナビスキルに加えて、探す集中力と、海に対する「勘」が試されます。
60分×タンク2本、使って捜索しましたが、今回は見つけられず。

2時間泳ぎまくって、体力と気力が削られたあと、
間髪いれずに、水面でトラブルに遭遇している人を助けるシナリオが始まりました。

うさぎ女おぼれる。

うさぎ女の叫び声はあまりにも通るせいで、造船所のおいちゃんたちが
心配して外に出てきていました。
それにつられておぼれたとっくんも救出されました。

4本目のシナリオは「しめ」である、捜索〜引き上げ。
まずはツムツム。
コンパス完璧なツムツムからしたら、とっくんみたいに目立つ人は一撃発見。

引き上げ開始。

逆さだけど、これがリアルだと事故者とっくんがもうしておりました。

引き上げ後、
ツムツムは事故者の鼻をつままず、レスキュー呼吸をしていました。

引き上げまで、つまむことがなかったので、これは不合格とさせていただきました。

鼻をつまむことをあえて省略したようなのですが、
レスキュー講習でそこは大事なところなので、
省略は不合格の対象となります。

これから講習予定の方は、お気をつけください。
次はみずちゃん。

みずちゃんはコンパスいまいちわかったなかったので、
直前でレクチャーしました。
なんとなく理解してもらえたようで、なんとなく発見できました。

重めの事故者も水面近くなると、軽くなるので、
急浮上に要注意です。

荒れ加減はいい感じに増してくるかわりに、日が暮れなずむ海面。

これぞレスキュー講習の真骨頂。
鼻をつまんでレスキュー呼吸をするものの、なぜか2回づつ入れるみずちゃん。

最後まで2回づつ入れながら、事故者を引き上げる。

めちゃくちゃ大変な思いをして引き上げたのに、不合格の憂き目。

手順を最後まで間違えてやってしまっている
という致命的なミスはやはり見逃せません。
事故者を助けるもっとも大事なスキルは人工呼吸とCPRにありますので、
疲れていても、寒くても、荒れていても、きっちりやってもらいたいと
思っておりまする。
つむつむの2回目は水面からスタート。

順調に陸へと向かいます。

事故者をもっと上に引き上げたいけれど、これ以上はひとりでは無理。
波が事故者の顔を襲いますが、致し方ありません。

事故者役も大変ですね。

つむつむは2回目で合格となりました。
合格しても、補助にまわります。
みんな合格しないと上がれないのがレスキュー講習の連帯責任です。
水ちゃんの2回目は、
5秒に一回のリズムをきっちり守っていました。

ここまできたら30秒以内に引き上げるだけ。

引き上げる最中も事故者に波が襲う。

ぜんぶ沈んでますがな。
最後の力を振り絞る。

17時前、無事合格しました。

おふたりともお疲れ様でした。
そして、おめでとうございました。
ログをつけていたら、外はまっくら。
ファンダイブで来ていた、ともさんとさなえさん長いこと、
待っていてくれてありがとうございます。

この日でMSDになったつむつむはこの後、長崎まで帰っていきました。
おそるべき体力。
みずちゃんは、MSDまでつっぱしってください!

レスキュー講習はなんだかんだ含めて「3日間」で取得できます。
アドバンスで300本、500本潜っていても、ショップ側からすると、
所詮はアドバンスの人という認識なので、不安がられます。
(サンライズだと、間違いなく初心者のなかの初心者という認識です)
レスキュー以上持っていると、安心して面白いポイントにつれて
いけるな、という気になります。
食わず嫌いにならずに、ぜひチャレンジしてみてください。
人生の思い出にもなりますよ。
RIO


