このとき時間は13時。
もともと予定は14時でしたので、1時間早く白瀬につきました。
D-PASSのみなさんは無駄な動きがなくてテキパキパキでしたね。
僕はサンライズにこういう一体感が生まれるのを待っていました。
ひと昔前のサンライズの人ならこうはいきません。
とても素晴らしいと思います。
エアーさんがダイビングを終えて、お片付けをしていました。
若者3人が海水浴をしていました。
器材のセッティングも終わりかけた頃、たつぼうがシャワーにウエットスーツを置き忘れていたことがわかりました。
結局、遅いやんけ!!とツッコミもいれることなく、たつぼうが帰ってくるのをみんなでぼーっと待っていました。
たつぼうがあせって〜!!
きた〜〜〜〜〜〜!!!!
織田裕二感が半端なかったです。
わたしの神父姿はどうでしょうか。板についてきましたか?
今回から、聖書とローマ法皇の帽子がプラスされました。
でも、足が太すぎて神父らしくないと言われました。
筋トレしてるからしょうがないです。
次回からは足を隠せと言われました。
はい。隠します。
新郎と新婦で仲良くバディチェックをしました。
これがもしサーフィンだったらバディとかありませんので、(ジェットスキーもパラグライダーもウエイクボードもそんなのない)用意をできたら海に入るだけです。
互いに命を預け合うのはダイビングだけ。
こんなとき、ダイビングでよかったなあとつくづく思います。
僕とふーみんとたつぼうは先に入って、式場のセッティングをしました。
これめちゃくちゃ浮きます。2キロつけても浮き上がります。
このリングは、真ん中の白い版を外して、P8のフラフープの上にくっつける予定です。
これでP8のフラフープは完全な「8」になりますね。
今年、死にかけていた白瀬が景気良く末広がってくれる願いが込められています。
大ちゃんかさくさくが来た時に設置します。
バンドウイルカみたいに上に下にくぐりまくってください。
誰もいなくなった白瀬は絶好の結婚式日和でした。
曇り空だったけど、そのおかげで熱中症患者はゼロでした。
やったね。
P1からチェーンをたどって、砂地へと向かいます。
すると、チェーンを挟んで参列者がずらっと出迎えてくれていました。
ちょっと感動しますよね。
僕もやってみたい。
会場の砂地に着きました。
思ったよりも透明度はよかったので、ふたりの姿がくっきり見えました。
これまで行った水中結婚式の中では、文句なしで最高の透明度でした。
みんなは砂地の端っこの方にいました。
巻き上げを恐れていたんでしょうね。
日頃からのしつけが効いている証拠です。
でも、そのせいでよく見える席には誰もいませんでした。
店長がみんなを近くに呼び寄せてから式をスタートすることにしました。
誓いの言葉。
「大ちゃんはこれ以上ブタ🐷にならないことを誓いますか?」
大 OK!
「さくさくは大ちゃんが撮った水中写真🐡を決してけなすことなく優しく褒めたたえることを誓いますか?」
さくさくOK !
「ふたりへ。結婚生活が忙しくても、今と変わらず月に一度は仲良く海🐠に来ることを誓いますか?」
大 OK !
さくさくOK !
「最後に。今日のこの約束を生涯まもり、笑顔😄あふれる家庭を築いていくことを誓いますか?」
大 OK!
さくさくOK !
このふたりは誓いの全てを守ってくれそうな予感がしました。
ぜひ、力をあわせてがんばってください。
指輪の交換。
今回の指輪はちゃんとした純銀。
大ちゃんの指輪には鳥。さくさくにはイルカがあしらわれています。
なくしたり、捨てたり、溶かして遊んだりしないでくださいね。
誓いのキス。
マスクが邪魔ですね。
でも、レギとマスク両方外すのは危険なので、仕方ありません。
そこはDMの大ちゃんが決めてくれました。
ひゅーひゅーだよ!(牧瀬里穂世代)
ウエディングダイブ。
行き先はもちろん末広がりのP8。
仲良く、手をつないでいきました。
泳いでもドレスがめくれあがらないように、すそのところにタングステンの小さな鉛を10数個つけていました。
小さな手間が、大きな感動を生みます。
P8に着きました。
フーミンが見つけたシラライロウミウシを店長が奪って、ふたりの前に差し出しました。
演出がウミウシ泥棒って面白いですね。
店長の手癖の悪さは治りません。
P8を去る前にやっておきたいことがありました。
まずはフィンをとって、P8の岩の上によじのぼります。
このときBCに空気を入れてもいいのですが、真面目なふたりはちゃんとロッククライミングしていました。
ウニに刺されることなく、岩のてっぺんに着きました。
ここから、新郎がおひめさま抱っこして勢いよく飛び降ります。
名付けて、高飛び大作戦。
もし大ちゃんが高いレンズに目が眩み、借金取りに追いかけられるようになってしまったら、こんなふうにふたりで高いところから飛べば、万事うまくいくということ。
今日はその予行練習。
人生なにがあるかわかりません。
綺麗事だけでは生きていけませんからね。
いえ〜〜い!
ここには重力があったのかと思うほど素早く着地。
心配事は見事消え去りました。
これでふたりは、
「イッツ フォーリン ラブ!」
決まりました。
水中で動画を回していたのは、たつぼうのGOPRO 6、僕のGOPRO 10、ザッキーのGOPRO 10、とっくんのGOPRO 10の計4台。
テレビの撮影ばりに多いですね。
ざっきーは長い棒の先にカメラをつけて、密にならないように撮影していたのが面白かったです。
P1に帰ってきたので、最後はバブルシャワーで盛大にお見送りです。
バブリーな生活が送れますように。
願かけですね。
こつはエアーをゼロにするんだという意気込みで出すことです。
そして、「羞恥心」を躍るみたいにレギをくるくる回す方がいいです。
そうすればクジラの浮上シーンみたいな雰囲気が出せます。
海藻の森ならぬ、空気の森。
O2いっぱいの中、ふたりは活発な金魚のように浮上していきました。
このときの正直な僕の気持ちは、、、よかった。よかった。
無事に終えることができた。
山場を乗り越えた。
めでたかったとか、楽しかったとか、そんな気持ちよりも先に安堵の気持ちが強かったですね。
そして、ブーケトス。
今回は誰がゲットするのでしょうか。
背後に未婚女子が集まりました。
ぽ〜〜い!!
投げるのうま!
とったのは朝顔でした。
結婚せんでくれ〜〜!
今日は色々めでたかったのう。
佐賀の名酒「光栄菊」でかんぱいじゃ。
大いに飲んでくれ。
とっくんはこうみえて、サンライズトップクラスに優しくて誠実な男。
花嫁さんどうぞどうぞ。
終わってみれば、まじでいい出来に仕上がったと思います。
ほんまにほんまにいい結婚式でした。
みんなありがとうさん。
二次会は、博多駅の座敷があるところで行いました。
天神では座敷がある飲食店が見つかりません。(ほりごたつ系はあったかな)
ちょっと遠かったけれど、条件がよかったここに決めました。
この飲食店は、わかりやすいところにありつつも、店を探すとなるとわかりにくいという、まさにサンライズ的飲食店でした。
(このビルの地下にある飲食店は、めっちゃ穴場だから大勢の飲み会に使ったらいいっすよって、飲み会のプロであるちぇいさんから教えてもらいましたが、僕はそのアドバイスを聞く前に、ここを選んでいました。長年サービス業をしていますと、そういう勘が働くようになるんですね。なんか、自慢みたいになりました。ていうかひとつくらい自慢してもいいでしょ。)
飲食店はコロナ急増、キャンセルの嵐だそうで、この店も例外なくガラガラでした。
となると、暴れ放題、騒ぎ放題が可能。
運がいいです。
とりあえず、酒が入っていないうちにログ付けをしました。
次はキャンドルサービス。
ひとりひとりにローソクが配られ、大ちゃんがマッチで火をつけてくれます。
火がついている間はふたりとお話しできますが、アテンドについた前田幸子先生が1分たつとローソクを消していくシステム。
話が盛り上がったころに消されるので、後からまた新郎新婦とお話ししたいとなるシステム。
普通のキャンドルサービスよりも思い出に残りますよね。
募る話を短くまとめる訓練にもなりますね。
次はおーちゃん主催の「大ちゃんを探せゲーム」の開始。
予選で勝ち残った人だけが、本選にすすみます。
本選では、目隠しをされたさくさくが勝ち残った人の匂いを嗅いで大ちゃんを当てます。
結果、さくさくは大ちゃんを当てることができませんでした。
予選は盛り上がったけれど、本選がすこしグダッとなってしまったのが残念な印象でした。
でも、そんなことは関係ありません。
その心意気だけでいいのです。
僕が前日に「誰か余興を出してくれ」とお願いしたら、こころよくOKしてくれたのはおーちゃんただひとり。
一生懸命に問題を作って、賞品まで用意してくれていたおーちゃんはほんとに素晴らしい。
ありがとうございます。
次回も期待しています。
こなつも呑んでばかりいないで、次から出し物やろうね。
ここでケーキカット。
まゆみがケーキの箱をふたりの前に持ってくるんだけど、目の前ですっころぶというドッキリをしました。
もちろんケーキの箱にはプレゼントは入っていて、ケーキは無事。
でも、演技がマジで下手くそでぐだぐだになりました。
ノリコングを見習ってくれ。
予想通りだったので、怒りもしませんでしたけどね。
ふたりへのプレゼントはパタゴニアの高級パーカーでした。
パタゴニアのパーカーがめちゃくちゃ欲しかったらしくて、さくさくは死ぬまで着ると言っていました。(たぶんそんな風に言ってたと思う)
予想以上によろこんでもらえて、ハッピーハッピー。
色がブラックだから、天神で着てもぜんぜん変じゃないぜ!
りなぞうからもお祝いが届きました。
防災グッズでした。
福岡は地震小さいのしか来ないし、氾濫も洪水もないし、土砂崩れもないけれど、大ちゃんもさくさくも嬉しそうでした。
佐世保で使うのかな。神奈川で使うのかな。
りなぞうは心配症なのかな。
ここから、ほんとうのケーキ登場。
あーん。
あーん返し。
見た目は毒毒しいですが、意外に美味しかったです。
大ちゃんの表情が物語っていましたね。
今回の式の下地を作ってくれたのは、左、前田さちこ店長です。
彼女がいなければ、こんなにスムーズにはいかなかったでしょう。
僕ひとりでは、式の開催自体も危うかったかもしれません。
まさにスーパー店長です。
みなさん、頼りになりすぎる店長に甘えすぎてはいけませんよ。ちゃんといたわりましょうね。
何度も言いますけど、さちこ店長いなくなったら、サンライズは100%滅亡ですからね。
(ていうか、お前がいたわれよって話だけど)
右、朝顔は「和」も似合う。
サンライズの未婚女子たち。
いい娘そろってますよ。
あげませんけど。
サンライズのエーススタッフたち。
いい男揃ってますよ。
サンライズ以外では働きませんけど。
早くめぐが暇になって復帰してほしいですね。
終盤に入ると、なぜか男3人のケーキ大食い対決。
一番よころんでいたのは、大食いファンの僕とふーみん。
若手の新鋭とっくん追い上げましたが、
勝ったのはサンライズの大食い王ざっきー。
おめでとう。
おなかぽんぽんの膨らみがまじやばかった。
健康被害レベルだよね。
ショートケーキサイズで十個くらい食べてなかったかな。
今度からも無理してください。
そのお腹見ると癒されます。
最後はふたりからの挨拶。
さくさくうるうる。
おいらもうるうるしたなあ。
22時30分。
解散の時間。
楽しかった時間もこれにておしまい。
横断歩道を渡り切るところまでお見送りしました。
お幸せにな。
最後に僕からふたりへのメッセージ。
「夫婦長持ちの秘訣」をお話しして終わりたいと思います。
これはイエス様もお釈迦さまもおっしゃっておられたことですから、もしかしたら知っている方がおられるかもしれません。
でも、改めて書いておきます。
一つ目は、夫は妻を幸せにしようと思い、妻は夫を幸せにしようと努力することです。
結婚の基本はこれです。
自分が楽できるから、自分が得しようとか、そんな自分勝手な思いで結婚した、みたいなのではお互い幸せにはなりません。
そもそも、人生というのは70%がうまくいきません。
結婚においても同じことです。
離婚したり、死別したり、病気がちになったり、仮面夫婦になったり、別居したりする夫婦が70%を占めます。
健康的に年をとりながら、共白髪になるまで幸福な結婚生活を過ごせる夫婦はたったの「30%」しかいません。
残酷ですが、いくら努力してもこの数字は変わりません。
では、どうしたらいいのか。
まずは、「結婚生活の70%がうまくいかないのはあたりまえだ」と思うことです。
うまくいかないのはあたりまえなんだから、日頃から精神力を養い、現実をみる力をつけて、おびえもせず、気後れもせず、有頂天にならず、
妻(旦那)を幸福にしようと決心することです。
それでも、会社をくびになる。不運に見舞われることもある。病気になることもある。
そんなことが起こっても、どうやったら妻を(夫を)幸せにできるのかを考える。
これが大事です。
二つ目は、夫婦といえども、「あまり近寄りすぎない」ことです。
日本で良しとされる夫婦というのは、おしどり夫婦と呼ばれる仲良し夫婦。
いつもべったり、いつも一緒。
人間というのはどれだけ好き同士でも、近寄りすぎると、ちょっとした「あら」が見えてきます。
これは兄弟でも親でも同じ。
あらに触れると、人間のこころはどんどん汚く汚れていきます。
あらを見ないようにするコツはただひとつ。
「距離を置くこと」
近すぎず、遠すぎず。
腹八分目で付き合う。
これが人間関係の極意です。
ちょっとクールに思えるかもしれませんが、べったりしていなくても、愛情というのは途切れたりはしないものです。
以上、簡単そうで難しい夫婦生活を長く続けるこつでした。
末長くお幸せに。
個人的な意見としては、ふたりのバランスはなかなかいいので、うまくいくんじゃないかなあと思っています。
RIO