一回目2014年みやっちとブラン。
二回目2018年りなぞうとおさむくん。
三回目2019年おっくんとあずー。
2011年2月にサンライズがはじまって、今回が四回目の水中結婚式です。
水中結婚式をあげますと、離婚や別居とは無縁の生活を送ることができ、子宝に恵まれるという言い伝えがあります。
ただ、水中結婚式をあげますと、みんな決まってダイビングを卒業していくというジンクスがありますので、僕たちにとって水中結婚式とは諸刃の刃みたいなものです。
でもね、大ちゃんとさくさくとの間に子供みたいなものが生まれたりなんかして、サンライズを卒業することになったとしても気にしないでください。
子供が落ち着いたらまた来ますなんて、口が裂けても言わないでくださいよ。
サンライズのことなんて忘れてくれてぜんぜんかまわないんです。(僕はふたりのこと忘れませんけどね)
休日は子供を連れてイオンモールかコストコか長崎バイオパークにいってあげてください。
クリスマスになったら、不二家のホールケーキに立てたロウソクを吹き消して、ケンタッキーフライドチキンを食べさせてあげてください。
僕たちは僕たちで変わらず夏休みの子供たちのような日々を送っていきます。
海に潜り、新しい遊びを作りだして、サンライズ流の価値観を創造していきます。
そのようにして、人間は別次元に棲み分けていき、それにより秩序は保たれ、世界がうまくまわっていくんだと思うんですけど、どう思いますか?
さて、本題。
朝7時から、美容のプロに集まってもらって、花嫁と花婿の身支度を整えてもらいました。
ふでが8本くらい入っていますけど、顔の面積にたいして多くないですか?
ガンダムのプラモデルでも作っているのかと思ってしまいました。
メイクのプロであるちゃんまりはその中から1本チョイスして、さざえさんヘアーのさくさくの唇に口紅を塗っていました。
江戸時代の文化について書かれた写真付きの書籍で、さくさくみたいな村娘を見たことあります。
こんな感じ。
「あーら!べっぴんさんだねえ」
時代劇に出たら重宝されそうだなあ。
適役は、峠にあるダンゴ屋のひとり娘。
悪いおサムライさんにお盆をひっくり返されて、困っているシーンが目に浮かぶ。
その間、大ちゃんはひろろいに頭をセットしてもらっていました。
何を隠そうひろろいはセット専門の美容師。
慣れた手つきで、さくさくの頭をこねくり回して、現代風さくさくに仕上げていきました。
1時間40分かけて準備は終了。
ひろろいはこのためだけに来てくれてました。
ありがとう。
9時50分。
新郎新婦はシャワーに到着。
「めでたいんでインスタあげていいっすか?」と言ってきた、陽キャのちぇいさんしかいませんでした。
参列者はすでに撮影現場である志賀島休暇村で待っていたのでした。
今回、キャンセルが1人も出ませんでした。
通常、10名につき1名キャンセルが出るのがイベントの宿命です。
流行り病が増えてきたこの時期にノーキャンセルは奇跡に近いと思いました。
30分後、ようやく主役登場!
さくさくの頭はパーマもかけていないのに、今風のぐるりんぱ仕上げになっていました。
とてもふわふわしているように見えました。
しかし、それ以上に簡単には崩れないぞという意志を感じました。
サンライズが主催する結婚式なんて、何をさせられるかわかったもんじゃない。
突拍子のないことをさせられて、海に潜る前に崩れでもしたら、花嫁の士気にかかわる。
可愛さも大事だけど、ヤンキーのアイパーのような頑強さが必要なんだ。
そうやって作り上げられたヘアースタイルは、さくさくの笑顔の源になっていました。
ふたりはみんなに照れくさそうに挨拶をしました。
僕たちはふたりに拍手喝采を送りました。
いつもとは違って、さくさくは大きな自信に満ち溢れていました。
僕はその顔を見れただけで、この式をやってよかったなあと思いました。
みんなで休暇村から海岸まで歩きました。
海水浴客が振り返ります。
どうぞ、振り返ってくれ。
ガン見してくれ。
そうすればもっと強く花嫁が輝くんだ。
ふたりは海が似合う。
なぜなら、ふたりは海で出会ったのだから。
俺はオオワシだぞ!
おまえは、はつかねずみだ!
とっつかまえて、巣に運んで、幸せにしてやる!!
いや〜〜〜〜〜〜!!
壁ドンなんて、学生ぶりさ。
つい先日、学校の壁で練習しちゃったよ。
「壁の強度テストでもしてるんですか?」って、生徒に聞かれたから、見たらわかるだろ!壁ドンだよってつっこんでおいたよ。
練習した甲斐あって、決まっているよね。
油断したから、襟が曲がってしまったね。
でも、僕のこころはまっすぐだから安心してね。
このサーフボード沈むよ。
大丈夫さ。
なんてことはない。
足をつかって浮かせればいいんだ。
だめなら手も使えばいいのさ。
僕たちには親からもらった立派な五体があるんだからね。
そうすればほら、キスくらい朝飯前さ。
ほんとだ。
だいちゃんってやっぱり頭がいいんだね。
わたしなんて馬鹿だから日が暮れちゃったよ。あはは。
わたしのこころはとっくの昔にペガサス流星群なのよ。
君は何をいっているんだ?
あたしたち、アンドロメダに誓いを立てるべきだと思わない?
う・うん。
ステキ。
この撮影では過酷な暑さが花嫁のメイクを蝕んでいました。
それを影から支えるちゃんまり。自分のメイクなんて後回しです。
編集されていない素の写真をご覧になりたい方は、個別に差し上げます。
撮影が終わり、毎年サンライズが花見をする広場に戻ってきました。
ヤバイTシャツ屋さんの「ハッピーウエディング前ソング」を踊ってみました。
アドリブで踊ってもらう予定でしたが、ヤバイTシャツ屋さんのファンであることねに振り付けてもらいました。
アドリブでやるよりもいい踊りが撮れたと思います。
この様子はYOUTUBEでお楽しみください。
近日公開です。
お昼ごはんは気合が入りすぎた婚礼仕様のシャワー弁当。
夫婦だから梅干し二個入り。
「ほんものに近道はない!」ちぇいの格言。
男性でも食べきれないほど量が多かったのですが、水中結婚式のために一生懸命食べました。
そして、汗で崩れた部分のメイク直し。
ちゃんまりは花嫁と花婿のメイクを逐一チェックしていました。
長年プロの接客をしてきた人だけに与えられる気配りと心配りの品格がありました。
わたしもメイクしてもらいました。
どうですか?
現場での評判はよかったです。
今回の式は一応ハワイアンがテーマですので、これ食べました。
お腹いっぱいだね。
うん。
でもドーナッツは別腹だよ。
ドーナッツの穴には、形而上学な側面からみれば、カロリーなんて皆無に等しいんだ。
そんなこといってるから太るんだよ(さくさくの心の声)
一旦、シャワーに戻ってウエットスーツを着ました。
その上から、ドレスとベールをかぶせました。
いよいよこれから25名で潜る水中結婚式がはじまります。
続きは明日です。
お楽しみに。