ダイブコンピューターは持ってますか?
ダイビングをちゃんとやろうと思ってる人はたぶん持ってるかな。
今時、ダイビングウオッチと水深計つけて潜ってる人みたことない。
ダイブコンピューターなくても潜れるぜ!
沖縄のダイビングショップの人がそう言ってたもん!(このセリフは何度となく聞いた)
って思っている人は、無知とはおそろしいことを知っておきましょう。
まず、浮上速度わからないでしょ。
浮上が早いことをきちんと認識するのは、プロでも難しい。
ロープを使って上がるんならまだしも、フリー浮上だとまあわかんないです。
自分の吐いた泡(一番小さいやつ)の速度でわかるから!という人もいますが、それも結構むずい。
吐いた泡って濁ってたら見えないし、泡って小さくても早く上がっていくからね。
しかも、潮が流れてたら吐いた泡は斜めに上がっていくからまじでわからん。
激しくうねってたら、なおわからん。
次に「水深」がわからない。
当たり前だけど、ナビをするときには水深は必須。
コンパスは30%の確率でズレる。
水深わかんないとコンパスがズレてること気が付かないよ。
ナビなんてやらないぜ!っていう人、
ガイドとはぐれたらどうするのかな。
水深浅いところじゃないと上がってはいけないポイントはたくさんあるよ。
しっかり角度がついている地形だったら、帰る方向わかるかもしれないけど、濁ってたらわかんないこともある。
しっかり角度がついていないなだらかな地形(青海島とか志賀島)だったら、透明度良くてもわかんないこともある。
しかも、水温がわかんないと海の微妙な変化に気がつかない。
生物に会えるチャンスがグッと減るし、潜っている時間がわからないとエアーと体力の配分がやりずらい。
あと、浅いポイントなら、減圧不要限界なんて知らなくていいや、という人もいるけれど、白瀬みたいな遠浅な海でもイカ玉瀬みたいな岩場に長くいたら、時間ギリギリになることもあるよ。
皮膚がブクブクに腫れて赤くなって、膝や肩甲骨が痛くなる(減圧症の初期症状)ことも十分あり得る。
結論、ダイブコンピューターなくてもいいやという人は、最大水深5m〜7mくらいの湾の中(穏やかで船の往来がないところ)をガイドとマンツーマンで潜れば、90%くらいは問題ないと思います。(楽しいかどうかは別)
次にダイブコンピューターの選び方。
まず、普通に遊びで潜っている人はどれ使ってもOK。
でも、プロはちょっと考えた方がいい。
ボディがプラスティック素材(比較的安価)のものは、数年経つと加水分解して水が侵入してくる。
太陽と海水に触れれば触れるほど早く分解するよ。
一度劣化したら、修理は不可能。
僕の使い方なら5年くらいかなぁ。
次に充電方式ですが、プロの場合、頻繁に潜るので充電式は危ない。
夜忙しくて充電忘れたら使えないから。
なので、却下。
しかも、充電するコネクターのところが錆びたり、汚れたり、傷が入ったりしたら使えなくなるからね。
そんな繊細なやつはめんどくさい。
電池式だと2年に一回のペースで電池を交換する(八千円くらい)際、ついでにOリングも交換する。
なので、Oリング劣化による海水の侵入は防げる。
けれども、ボディが劣化したら終わり。
ソーラーは電池交換ないから便利なんだけど、ボディが劣化して水入ってきたら終わり。
ソーラー式はOリングを変える機会ないから、Oリング劣化して水入ったら終わり。
実はソーラーの方が浸水のリスク高い。
なので、電池とソーラー、どっちがお得なのかはわからない。
長く同じやつを使いたいなら、ボディのいいやつ(チタンとか)を買って、定期的にオーバーホールするのがいいと思う。
最後に減圧理論。
スントは独自の減圧理論を使っていて、その他のメーカーはみんな同じ減圧理論を使っています。
なので、潜っていい時間というのが、潜り方で変わってくる。
個人的にはスントの減圧理論方が肌にあっている感じがする。
でも、今はどっちを使っていても、厳しめ設定(SF2)で潜ってるから、そう大差ないかな。
最近は筋トレのおかげで脂肪が減ったから、長く潜っても、赤いぶつぶつや肩痛い痛いがでなくなった。
まさか、減圧症の完治のコツはダイエットだったとはね。
脂肪を溜めている方、空気も溜め込みますよ。
痩せる方向でいきましょう。
特にプロダイバーさんね。
潜水予定
金:男、女、女、女、白瀬
土:男、男、男、女、女、女、女、白瀬
日:男、男、男、女、女、女、女、女、桜島
RIO